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現職を辞めたいのだが不幸にもブラック企業だったため簡単に辞められそうにない・・・

上司が気難しい人なのでなかなか退職話を切り出せない・・・

といった悩みは周囲へ打ち明けにくいだけについつい一人で悩みを抱えてしまい、悩みが深まる一方となってしまいがちです。

そこで今回はそうした悩みをお持ちの方々を対象に、ブラック企業の場合でも使える円満退職のコツを伝授すると共に、実際に退職した方々の体験談をご紹介して参ります。

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円満退職とは何か

円満退職の具体的なコツやポイントを正確に理解して頂くためにも、円満退職とはそもそも何かと言うことから確認しておきましょう。

円満退職とは、一般的な用語解説としては

「勤務先の雇用主と退職する本人が「退職」に対し相互に理解、納得した上で、退職に伴って必要となる引継ぎその他の手続きが円滑に行われること。退職によって混乱や摩擦が生じないこと。」

となっています。

言葉の定義としては確かにそうですが、悪質なブラック企業の場合には相手方が「心から納得する」ことは難しい場合も考えられます。

そもそも「ブラック企業」と呼称されるような労働形態を自社の社員に課している時点で法令を遵守していないので、常識的な対応が通用しないことは十分考えられるからです。

しかしながら、そうした常識的な対応が通用しないからこそ、こちら側は相手の術中にはまらないよう穏便、正当な手段により、形式的であったとしても円満な形で退職をめざすことが肝要です。

円満退職のコツやポイント

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では大変堅物でこわい上司やブラック企業を前提とした場合に円満退職を目指すには、どのような心構えが必要か、またどのようなコツやポイントがあるかご紹介致します。

心構えや姿勢その1:退職を固く決断すること

ribbon-bluegreen1円満退職する上でもっとも大切と言っても良いのが、本人の気持ちです。

円満退職とはそのプロセスにおいて一切摩擦を生じさせないことではありません。

退職する過程において多少摩擦があったとしても、最終的に対立や混乱を招くことなくスムーズに退職できたならその場合も立派な円満退職です。

特にブラック企業は恫喝的な対応をすることでこちらの出方を伺い、翻意を促すことができるかを試すことを平気で行ないます。

それだけにこちらの決意が固いことを相手に悟らせることが円満退職における相手方の理解、納得を引き出す上で不可欠なのです。

心構えや姿勢その2:穏やかに接することを基本として決してケンカはしないこと

ribbon-bluegreen1固く決心し、毅然とした態度で臨むことが大切だと言ってもそれは「ケンカ腰」で臨むことと決してイコールではありません。

表情や口調、相手に向う基本姿勢は柔和で穏やかに接することが大原則です。

「穏やかな表情で、時としてにこやかな表情で確固たる決意や考えを毅然と伝える」ということが大切なのです。

また相手がケンカ腰で迫ってきても、それに乗ってはいけません。

特にブラック企業は恫喝によって相手の気持ちを封じ込めたり、挫いたりさせるのが常套手段です。

仮にケンカ腰で相手が言ってきても、「弱い犬ほどよく吼える」と心内で考え、穏やかな表情や姿勢を崩さないことも実は「毅然とした態度」と言えるのです。

退職申告はタイミングが重要!

ribbon-bluegreen1円満退職を目指すには退職を伝えるタイミングも大切になります。

法令上では「2週間前」であれば退職は可能です。(正確には法令上そのように解釈できるということです。)

従業員から2週間前に退職の申し出があった場合には、仮に就業規則に退職の申し出は1ヶ月前に行なうといった規定があったとしても、それを理由に会社側は従業員の退職を拒否することはできません。

しかし、業務の引継ぎ期間等を考えれば2週間後に退職というのは少々無理がありますし、何より円満退職には両者の理解、納得が大切ですから法律論をたてに2週間前に退職を伝えることは得策とは言えません。

円満退職を目指す場合には会社の就業規則を確認した上で、就業規則の規定をできるだけ尊重することが一番です。

その上で、もし就業規則に具体的な期間が定められていない場合には、引継ぎ期間を考慮して一応の退職予定とする日から逆算して1ヶ月半~2ヶ月程度前を目安に申告することが望ましいといえます。

check-c081 最終的な退職日決定には歩み寄る姿勢も大事

退職する意志は固いことが大切ですが、一切妥協しないとなると摩擦や対立を招きやすくなります。

退職は了承してもらう代わりに、退職日については相手側を立てる意味でもし相手側から「せめて○○日にしてもらえないか」といった希望が出た場合、それが妥協できる範囲の日程ならその日を採用することも円満退職を目指す場合の効果的な作戦となります。

従って退職希望日は一方的に伝えるのではなく、「○月○日を目処に退職したいと考えていますが如何でしょうか」とお伺いを立てる表現で伝えることがコツとなります。

そうすれば相手の希望を尊重している姿勢を示すことができますし、同時に相手との同意を望んでいる姿勢も打ち出すことができますので、相手側は強硬な態度に出にくくなります。

退職の意志を伝える順番を重視する

ribbon-bluegreen1退職の意志を伝える上で間違っていけないのは、退職の意志や退職に伴う挨拶を伝える順番です。

当然のことですが、退職の意志や御礼、挨拶の言葉を真っ先に伝えなければならないのは同僚や先輩社員ではなく直属の上司です。

仲が良いからという理由だけで同僚へ退職の意志を伝えたことで、周囲から退職の事実が上司の耳に入ってしまうようなことがあれば、上司としてはメンツが潰された格好となるため、上司の心象を害してしまいます。

ましておっかない上司やブラック企業の上司なら事態はいっそう拗れやすくなります。

ブラックであろうとなかろうと、上司に真っ先に伝えれば「上司を立てている、尊重している」という意志を示せることにもなります。

退職理由は「創作」も必要

ribbon-bluegreen1退職理由は「創作」も必要です。

上司が嫌いだから、残業や休日出勤ばかりでまともに休みが取れないブラック企業だからといったことが退職の大きな決断理由になった方は、円満退職を目指す場合、そのような理由は口が裂けても伝えてはならないからです。

相手の誹謗や非難はどんなに穏やかに伝えてもケンカを売ることに他なりません。

心構えでお伝えしたとおり絶対にケンカは避けなければなりませんので、本当の理由がそうであったとしてもそのような非難的理由を伝えてはならないのです。

そのため、相手方から「それでは仕方がない」と思われるような理由を創作して伝えた方が円満退職となります。

では創作する場合にはどのような点がポイントになるかと言いますと、例えば

check081 田舎の両親が高齢となり、足腰が不自由となってきたのでできるだけそばにいて欲しいと懇願された

check081 子供のアレルギー体質がひどく、住環境を変えざるを得なくなった

check081 長年にわたって手伝って欲しいと言われ続けていた友人の会社を手伝うことにした

等々、「自分としては積極的に会社を退職したい訳ではないが」といった言い訳が多少できるような、第三者を絡めた理由を矛盾等が生じない緻密に創作しておくことがポイントと言えます。

但し、第三者を登場させる場合には例えば両親とも健在なのに父親が死亡しただとか、入院もしていないのに家族が長期で入院してしまったといった明白な嘘はできるだけ避けなければなりません。

子供の事例で言えば、それほど酷くはないが実際にアレルギーがある等多少は事実と言えることが混じっている方が説得力も伴いますし、矛盾も生じにくく、ばれる心配もなくなります。

創作はどうしても抵抗があるという場合には

退職理由を創作することにどうしても抵抗があるという方は、だからといって馬鹿正直に理由を伝えて良い訳ではないことに変わりありません。

そのような場合は「詳細な理由はどうか御勘弁ください。一身上の理由でどうしても会社を辞めなければならなくなりました」といった表現で押し通すことです。

この場合のポイントは「辞めさせてください」をお願いする表現をしてはいけないことです。

辞めることを前提として「辞めなければならなくなった」ということで終始貫くことが大切です。

しかしながら、退職理由を明示しなければ同意を得られにくくなる可能性は高まりますので、相手側次第では創作することもやむを得ない場合があることは心得ておいてください。

ブラック企業対策として過去に辞めていった先輩社員の退職理由を探っておくことも有効

ブラック企業に有効な退職理由はそのブラック企業特有の傾向がある場合があります。

そこで、過去に無事退職を果たした先輩社員がどのような退職理由で退職できたかの情報収集を行い、それらの情報を参考にして退職理由を創作するのも有効な方法と言えます。

但し、情報収集にあたっては慎重に行なう必要があることは言うまでもありません。

そのためには信頼できる先輩社員をまず見極めておくこと、更には信頼できる先輩であっても万一のことを考え、まったく別のことを知りたくてそのことを尋ねているように装う等、自分が退職したいためにそうした理由を尋ねていると悟られないよう注意深く情報収集することが大切です。

円満退職成功例「私はこうして上手く半ブラック企業を円満退職できた」(仮称A氏20代男性)

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kuchikomi_01「私自身迂闊だったのですが、私が勤務していた企業はそれほど悪質ではなかったものの勤務実態はブラック企業に近い状況でした。

休日はまともにとれず、残業時間は優に100時間を越えることもありました。
このままでは自分がもたないと思い、退職と言うか転職を決意しましたが、とにかく上手く辞めることが大切だと考えて理由を徹底的に考えました。

最終的に描いたシナリオは父親が大変世話になった経営者の方から頼まれて断りきれず、転職することにしたといったシナリオです。

実際そうしたお世話になった方が複数存在していることに加え、自分の父親が恩を受けただけに余計に断りにくい関係にあるといった想像をしてもらいやすいとの読みがあったからです。

最初は上司から「なんとかならないのか」と粘られたり、「会社は今大変な時期なんだぞ」と嫌味を言われたりもしました。

が、その点は終始「申し訳ございません。父を大切にしてくれた方の御希望でしたのでどうか御理解ください」といった台詞を平身低頭でこちらも粘り強く繰り返していたら根負けしてくれ、しぶしぶだったかも知れませんが無事納得してくれました。

その後は至って順調で、あれだけ頑なだった上司も積極的ではないものの、引継ぎがスムーズに出来るよう同僚に細かく指示を出してくれたり、早めに帰宅するよう声をかけてくれたり、協力的になってくれました。

このように自分自身で考えたシナリオに基づいた退職理由を押し通したことが円満退職に繋がった訳ですが、この点は考え方次第だと自分は思います。

退職自体、結婚で例えるなら離婚の申し出をするようなものであり、退職自体が会社側にとっては決して愉快なことではないはずですから、それに輪をかけて会社の勤務体制への不満を正直な理由として伝えることは良い方法だとは自分には思えません。

ぜひ真似して欲しいとまでは言いませんが、今退職を言い出せずに悩んでいると言う方はこうした方法も検討してみるべきではないかと思います。」

円満退職失敗例「弁護士に救いを求めなければならなくなってしまった」(仮称B氏30代男性)

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kuchikomi_01「私はあるブラック企業を逃げるように退職してしまいましたが、その後大変な苦労をしましたので反面教師になればと思い、恥ずかしながら退職の失敗談として自分の経験をお伝えすることにしました。

退職について法律を勉強した方はご存知かも知れませんが、従業員は2週間前に退職の申告を行なえば会社の承認がなくとも法律上退職は可能になります。

それで私が何をしたかと言いますと、説得するのは無理だと思い込んでしまい、帰宅する直前に「これをお願いします」と言って上司に退職届を渡し、その後は上司と会話もしようともせず逃げるように会社を後にし、翌日から出社しないと言う強行策に出てしまったことです。

私には消化できていない有給休暇が2週間分以上ありましたら、それを消化するという形で出社不要と考えた訳です。

2週間経過するまでは正直ビクビクしていましたし、一度自宅に会社から電話がありましたがそれも無視しました。とにかく2週間経過してくれれば退職が自動的に成立するからそれまでの辛抱だと考えてしまったのです。

それでようやく2週間が経過し、これで晴れて退職者となれたと思い、会社から再び電話がかかってきたので「もう恐れる心配はない」と考えて今度は電話に出ました。

すると電話してきたのは社長で、要は休暇手続きも取らず私が勝手に業務を放棄したことで会社が莫大な損害が受けた、損害賠償しろ、でなければ私を訴えるといった脅迫めいた内容でした。

確かに休暇取得の手続きまでは行っておらず、その点は私にも落ち度があったので、目の前が真っ暗になると同時に汗が吹き出てきて、どうしていいかわらずにパニックになってしまいました。そんな時、たまたま世話好きな友人が電話をかけてきてくれて、私が呂律が回っていない状況から異変を察知し、私の自宅まで駆けつけてくれました。

その友人のお陰でようやく正気を取り戻せ、友人のアドバイスもあって労働問題に強い弁護士の先生に相談を仰ぐことにしました。

その結果、弁護士の先生が社長と会って交渉を行ってくれたことで和解となり、私の退職も正式に承認してもらえ、その後損害賠償請求されることもなく、しかも少額ながら退職金まで受け取ることができました。

しかし、退職金は弁護士の先生への支払いでほとんどなくなってしまいました。

私にとっては高く付いた授業料ですが、確実に言える事は話し合いも拒否して退職を強行するといったことは例え相手がブラック企業でも決してやってはならいないということです。どうか皆さんは決して私の二の舞にはならないようにしてください。」

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