ブラック企業という言葉が蔓延し、昨今では残業への取り締まりも厳しくなってきました。しかしその一方で膨大なノルマと業務に追われて、涙ぐましい努力をしている従業員もいまだに少なくはありません。日々の忙しさに追われていると他の業界が楽に見えてうらやましくもなりますね。
しかしそれは隣の芝生が青く見えているだけで、実はもっともっと激務に苦しんでいる業界が存在するのかもしれません。
一般的に激務率が高い業界とはどんなところなのでしょうか。今回はランキング形式にして10位から1位までを紹介します。

第10位:華やかなのは見た目だけ?「旅行業界」

世界中を旅できる華やかなイメージの旅行業界ですが、実はかなりの激務。特に法人営業は顧客への営業から旅行企画の提案、手配、そして添乗とすべてを任されることが多く、毎日終電で帰宅する従業員は少なくありません。
いろいろなところに旅行できて楽しいと思えるのは最初だけ。給料も他の業界と比較すると非常に低く、離職率が非常に高いのです。高収入を狙いたい人は避けておいたほうがいいでしょう。

第9位:公務員は楽なんてとんでもない!「学校教師」

公立高校の教員は公務員なので給料が安定していると思われがちですが、民間企業に負けず劣らずブラックな面が強いです。勤務する小中高校によっても異なりますが、朝から夕方までの授業をきっちりこなした後は部活の顧問、生徒が帰った後も翌日の授業の準備や、行事の担当をこなさなければならず、仕事量は半端ではありません。
最近ではモンスターペアレンツも多く、保護者からのクレーム対応に追われていると職員室を出るのは深夜過ぎということも多い様子です。
成長過程にある未熟な子どもの相手をするというのは、想像以上に大変な仕事なのですね。

第8位:安定感があるなんて過去の話!「金融業界」

2016年に始まったマイナス金利政策や、今後導入される金融商品手数料開示制度によって銀行をはじめとする金融業界は大幅な収益減に陥っています。
お客様ひとりあたりの収益率が下がれば、営業ノルマ達成も難しくなり、夜遅くまで営業に駆けずり回るということも珍しくはありません。
「銀行は15時には閉まるのだからいいなあ。」なんて考えていると、入社してから後悔するかもしれませんよ。

第7位:ステイタスを吹き飛ばすほどの激務!「医療業界」

医師や看護師は高給取りで、安定していると思われがちですが給料が不足に感じるくらいの激務として知られています。いつどんなときに患者の体調が悪くなるのかわからず、勤務時間外も急に呼びだされることがあるため、いつ何時も気の休まる暇がありません。
患者の命を預かる仕事であるため、求められる責任は他の業界の何倍も高く、ストレスがたまりやすい業界です。
これから医療業界を考えている人は比較的定時で帰りやすい個人院を検討してみてはいかがでしょうか。

第6位:ネット通販が激務の諸悪の根源?「物流業界」

インターネット通販が浸透している時代にあって、わざわざ外出しなくとも簡単に商品が手に入るようになりました。とても便利な世の中になりましたが、その陰にいる功労者は物流業界で働くドライバーたち。365日稼働している業界であり、たくさんの荷物を運び終えるために残業することが多い様子です。
重労働であるため、身体にかかる負担も半端ではありません。倉庫業務だとしても、膨大な荷物の仕分けをしなければならないため、物流業界全体が激務と言えるでしょう。

第5位:帰社時間は医師の気分次第?「製薬業界」

製薬業界のなかでも新薬の開発研究者は職場によってさまざまですが、どこの会社でも激務と言われているのが営業を担当するMR。
取引相手である医者は手術やカンファレンスで手が離せないことが多く、一日中病院内で待機している人も少なくはありません。ようやく営業活動が終わっても手続きや見積書作成などの事務処理で時間に追われてばかりなのです。
毎日病院内にいるため、病気を拾って体調不良に見舞われるという人も少なくはありません。

第4位:高額な不動産は売るのにも一苦労!「不動産業界」

不動産業界での営業職はとにかく何百万、何千万円もする家や土地を扱うことになるため、顧客がなかなか見つからず、他の業界よりも苦労します。
そのうえノルマはきつく、達成できなければ罵声や物を投げつけられるということも少なくはありません。ノルマを達成できればそれに見合った収入を手にできますが、毎月のように背負い込むプレッシャーの重さは尋常ではありません。

第3位:過労死事件も発生した「飲食業界」

数年前にワタミグループの居酒屋に勤めていた社員が激務を苦に自殺した事件が話題となりましたが、飲食業界におけるブラック体質はどの会社にも共通している様子です。
ファミレスやファーストフードのように24時間365日オープンしている店舗も多く、アルバイトが不足していれば、ほとんど店に出ずっぱりという社員も少なくはありません。
仕事内容はさほど変わらないのに、時給換算するとアルバイトよりも少ない給料をもらっているという人もいます。低単価の商売であるため、給料が低いことも多く、わりに合わない業界と言われています。

第2位:ヒルズ族なんて夢の夢?「IT企業」

ヒルズ族と呼ばれて高給を手にしているエンジニアは、大手企業に勤めるごく一部の人間のみ。大半のシステムエンジニアは「IT土方」と揶揄されるほど待遇が悪く、低賃金で夜遅くまでコンピューターの不具合と向き合っていることが多いのです。エンジニアという言葉の響きに惹かれることがないように注意しましょう。

第1位:事件の記憶も新しい「広告業界」

なんとも不名誉なランキングの1位に選ばれたのは広告業界。
2016年は大手広告会社の電通に勤める新人社員が自殺したことで大きな話題を呼びました。結果的に会長は辞任することになり、世間に大きな衝撃を与えたこの事件はまだ記憶に新しいのではないのでしょうか。
クライアントの接待から企画の作成、営業など仕事内容が多岐に渡り、業界の体質から女性は性的なことを求められることがあると噂される、なんともブラックな業界。もちろん毅然とした経営をしている会社もありますが、真っ黒な会社がとても目立ちます。

まとめ
どんな業界や業種に就いていたとしても嫌なことはありますが、あまりにもひどい業界はなるべく避けましょう。今の会社に不満を抱いている人は、自分が置かれている環境と比較してみてはいかがでしょうか。転職を決意するきっかけになるのかもしれません。