介護士はこのような順序(資格)でキャリアアップしていくのです!

介護士の仕事をしていくうえでスキルアップ
介護士のキャリアアップ方法※昇給に必要な資格は?道筋を絵でご紹介!

必要なスキル労働時間資格手当
無資格者必要なスキルは特にありません。

ただし、高齢者の話を親身になって聞く姿勢や、スキルアップしようと努力することは必要です。

労働時間は、施設の形態にもよりますが、ほとんどの介護施設でシフト制が取り入れられています。
残業は、資格のある介護職員と変わりなく、週に1時間未満の残業である方が、半数以上です。
なし
介護職員初任者研修(旧ヘルパー2級130時間の介護職員初任者研修を修了し、終了後の試験に合格したもの。多くの介護職員と同じく、週に1時間未満の残業を行っている方が、半数程度です。
1時間以上5時間未満の方が2~3割程度です。
5000円程度。
中には、介護職員初任者研修の資格を持っていることを前提に給与設定が行われている施設もあり、その場合、資格手当は支払われません。
実務者研修450時間の実務者研修修了者。
実務者研修では、初任者研修の内容に加え、より専門的な知識を学びます。
さらに、医療的ケアやコミュニケーション技術なども身につけます。
他の介護職員と同じく、週に1時間未満の残業を行っている方が、半数程度です。
1時間以上5時間未満の方が2~3割程度です。
5000円前後程度のことが多い。
介護福祉士国家資格介護福祉士国家試験に合格したもの。
国家試験の受験には実務者研修の修了や実務経験が必要になります。
他の介護職員と同じく、週に1時間未満の残業を行っている方が、半数程度です。
1時間以上5時間未満の方が2~3割程度です。
介護福祉士の国家資格を持っているからといって残業が増えるというわけではありません。
5000円~10000円程度
サービス提供責任者・初任者研修終了後、3年以上の介護経験のあるもの
・実務者研修修了者
・介護福祉士国家資格保持者

など、上記に当てはまる資格保有者がサービス提供責任者として働くことができます。
サービス提供責任者の多くは管理者や訪問介護員と兼務で働く方が多いです。
この為、仕事量も多くなり残業しなければならないこともあります。
週2日、それぞれ1時間程度の残業という職場もあれば、月100時間もの残業が必要だという職場もあります。
資格手当は5000円~10000円程度。
これは、実務者研修修了者なのか、介護福祉士保持者なのかによって変化する場合があります。
サービス提供責任者は資格の名前ではなく、職務名です。
よって職務手当がつくこともあり、10000円~30000円程度です。
また、管理者との兼務であれば、管理職手当もつきます。
介護支援専門員介護支援専門員資格を取得した者
介護支援専門員資格試験を受けるためには、介護福祉士や社会福祉主事任用資格などの資格を持った方が実務経験を経る必要があります。
そのうえで、医療や福祉・相談援助に関する知識を身につけている必要があります。
月末及び月初の残業は1日3時間に及ぶ方が全体の65%というデータもあります。
また、それ以外の時期に関しても週5時間程度の残業が必要な職場もあります。
10000円程度。
また、基本給が介護職員より高く支給される職場も多い
施設長特別養護老人ホーム・介護老人保健施設・有料老人ホームなど、施設の種類により必要な資格は異なります。
その中で共通する必要なスキルは、・スタッフの教育や指導が行えること・入居者及びその家族の対応ができること・施設全体のマネジメントができることなどです。
専従の施設長は1日8時間勤務内で働ける職場も多くあります。
ただし、他の職種と兼務している場合、その職種に応じた残業が発生することもあります。
保有資格によって5000円~10000円程度。また、役職手当が支給される職場もあります。

介護現場で役立つその他の資格3選

介護の現場ではその他にも役立つ資格があります。中には、医療機関でも働くことのできる資格もあります。
医療現場でも働くことのできる資格をピックアップした上で、それぞれに必要なスキルや医療現場との業務の違いなどをご紹介します。

理学療法士

理学療法士は、いわゆるリハビリの先生です。
大学や専門学校での所定の単位を修得した後、理学療法士国家試験に合格することで仕事をすることができます。個人にあわせたプログラムのもと、リハビリを行います。

必要なスキルは、リハビリに関する知識や技術です。それに加え、高齢者特有の病気に関する知識やコミュニケーション能力も必要とされます。

理学療法士が働く場所は、主に介護施設と医療機関です。介護施設で働く場合と医療施設で働く場合とでは対象となる方が異なります。医療機関で働く場合はリハビリが必要になったばかりの急性期の方が対象です。
一方、介護施設では状態の落ち着いた慢性期の方が対象となります。

一般的に、医療機関の方が様々な症例に対応する機会も多く経験を積むことができるとされています。
この為、介護施設に就職する際には医療機関での経験の有無が問われることがあります。

看護師・准看護師

看護師・准看護師も専門学校や大学・短大などで学んだあと、それぞれの資格試験に合格することで業務が行えるようになります。

看護師・准看護師の仕事は入居者さんの健康管理・医療的処置・記録の記入などをです。必要なスキルは医療的な知識や看護技術はもちろんのこと、介護技術や高齢者とのコミュニケーション能力です。

また、医師の指示のもとに勤務に当たる医療機関とは異なり、看護師・准看護師自身が判断し対応しなければならないのが介護施設での業務です。
さらに、施設に配置されている看護師が1人しかいないという場合もあります。

また、介護職員への医療的処置の指導を行うこともあります。看護師・准看護師の責任が重く緊急時にも迅速で冷静な対応をすることが求められるのです。
このため、医療機関などでの業務経験のある方の採用が多い傾向があります。

管理栄養士

入居者の栄養指導や栄養管理を行うのが管理栄養士の仕事です。

管理栄養士養成4年制大学を卒業するか、栄養士資格を取得した後所定の実務経験を経ることで国家資格の受験資格が得られます。国家試験に合格すると管理栄養士として就業することができます。

栄養面を考慮して献立を考えるだけではなく、入居者に直接リクエストを聞くことで献立の参考にしたりします。高齢者にとって食事は大きな楽しみであるため、献立を工夫することが求められます。

また、嚥下機能の低下が原因で食事をとりにくくなっている方の食事形態を適切なものに変更するなどの業務を、ケアスタッフなどと連携を取りながら決定します。

介護施設で働く管理栄養士に必要なスキルは、入居者とのコミュニケーション能力・他職種と連携する力・高齢者への食事提供に関する知識などです。

管理栄養士の仕事は、医療機関では年齢も幅広く疾患についても様々な患者さんを対象にすることになります。

一方で、介護施設では高齢者に特化した栄養管理・栄養指導が必要です。より密に対象者と関わりを持つことで、個人に合った食事を提供することが求められます。
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