サービス介助士(ケアフィッター)とは?仕事内容や合格率、メリットを紹介

サービス介助士(ケアフィッター)とは?仕事内容や合格率、メリットを紹介

サービス介助士(ケアフィッター)は、高齢者や体の不自由な方に対する正しい介助の知識と技術を身に着けた方が取得できる資格です。

当記事では全国で18万人を超えるサービス介助士について解説しつつ、その仕事内容や資格の取得方法、合格率、メリット、給料への影響などを紹介していきます。

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【この記事で分かること】

  • サービス介助士(ケアフィッター)について
  • 検定試験の内容や合格率、費用
  • サービス介助士の仕事内容、メリット
  • 給料への影響
  • 資格を活かして転職する方法

サービス介助士(ケアフィッター)とは?

サービス介助士(ケアフィッター)とは、高齢者や障害者に対する正しい介助の知識と技術を身につけた方が修得できる介護資格です。

ワンパターンの介助でなく、その人その場に適した(英語のfit)介助を重んじることから、ケアフィッター(care fitter)という別名が付けられました。

たとえば車椅子の正しい操作方法や、身体の移乗、視覚障害者への正しい介助のやり方などを学ぶことになります。

なおサービス介助士は国家資格ではなく、公益財団法人日本ケアフィット共育機構が認定する民間資格です。

サービス介助士は高齢者や障害者の外出時に活かされる資格です。外出支援を行う訪問介護員(ヘルパー)がこの資格を取れば、転職でも大きな力を発揮するでしょう。

サービス介助士(ケアフィッター)の取得方法

サービス介助士(ケアフィッター)の資格を取るには、日本ケアフィット共育機構が実施する講習を修了した後、検定試験に合格することが必要です。

受講・受験資格

講習を受講し、検定試験を受験できるのは原則として社会人・大学生・専門学校生となっています。高齢者や障害者の外出時のケアを学ぶには、受講者自身ある程度の社会経験が必要だからです。

なお、中学生と高校生向けには、「サービス介助士ジュニア」という資格が設けられています。

受講・受験費用

費用は、講習と検定試験含めて41,800円(税込)です。

全て日本ケアフィット教育機構が実施しているため、他の介護資格と違い都道府県によって費用が異なるといったことはありません。

受講・受験の流れ

講習と検定試験は、次の流れで行われます。

  1. テキストでの自宅学習
  2. 課題提出
    (100問。講習申し込みから6か月以内に提出。60点未満だと再提出が必要)
  3. 実技教習
    (6~7時間のオンライン講座視聴と1日の対面形式実技教習、又は2日間の対面形式実技教習の何れかの方法)
  4. 検定試験
    (筆記試験50問。70点以上で合格。不合格でも3,300円で再試験可能)
  5. 合格者への認定状と電子認定証の発行
  6. 3年ごとに資格更新
    (更新料1,650円)

サービス介助士の資格は3年ごとに更新が必要な点に注意しましょう。転職の際に資格が切れていると、転職で資格を活かせなくなってしまいます。

サービス介助士(ケアフィッター)の合格率

検定試験の合格率は、日本ケアフィット共育機構の発表では8割以上といわれています。

講習をしっかり受ければ間違いなく合格できる資格といってよいでしょう。

サービス介助士(ケアフィッター)の仕事内容

サービス介助士(ケアフィッター)の資格は、どんな場面で役立つのでしょうか。サービス介助士ならではの活躍場面を5つ紹介します。

利用者の外出をサポートする

たとえば利用者と買い物に出掛けた際にサービス介助士が同行していると、利用者本人が欲しい物を一緒に選んで買ったり本人が着たい衣類の試着を手伝うことができます。

また、車椅子の人が電車に乗る際に本人が乗りたい車両へ安全に乗せることができます。

目の不自由な利用者の階段昇降をサポートする

目の不自由な利用者が階段を下りようとする際、サービス介助士はサポートをして安全に階段を下りてもらいます。

本文で紹介したように、サービス介助士の資格は介護以外の場面でも活かすことができます。サービス介助士は、介護以外の職種に転職する際にも大いに役立つ資格なのです。

最近は介護施設以外でも採用が増えている

近年は高齢者や障害者のサポートを行う施設が増加しているので、それに伴いサービス介助士の仕事の幅も広がっています。

ホテルや銀行、百貨店といった不自由な方を含め多くの方が利用する施設では、その介助を行う要員としてサービス介助士を雇用しています。

サービス介助士(ケアフィッター)のメリット

資格をすぐに仕事や生活に活かすことができる

サービス介助士の講習は、実技教習が含まれていることからも分かるように、とても実践的な内容です。

そのため、講習で学んだことを資格取得後すぐに仕事や生活に活かすことができます。

障害者視点の知識を得られる

講習では障害者が講師(サービス介助士アドバイザー)となるため、障害者の生の姿と声に触れることができます。

他にも障害者を対象とした資格はいくつもありますが、講師が障害のない方だと理屈上は正しくても現場だと通用しない、合っていないといった事態が発生しがちです。

しかし実際にサポートされる障害を持つ方の生の声に触れることで、資格取得後もスムーズに業務に反映させることができます。

転職が有利になる

サービス介助士の資格は介護以外の分野でも活かせる資格です。そのため同じ介護業界に転職する際はもちろん、介護以外の職に転職することになった際も資格があると大きく有利になります。

また、サービス介助士が研修を通して学ぶおもてなしの作法や技術は、転職後のコミュニケーションにおいても相手を不愉快にさせないのに役立ちます。

サービス介助士(ケアフィッター)の給料・年収

サービス介助士(ケアフィッター)は介護・交通・販売・ホテル業に就いている人が自分の接客スキルを高め、付加価値を与えるために取得することが多い資格です。

そのため、残念ながら資格取得がそのまま給料アップや手当追加に繋がることはないのが実状といわれています。

ただ職場によっては1~3万円程度の資格手当が支払われますし、何よりも修得していると転職時の履歴書において有利となります。取得しても損はない資格でしょう。

サービス介助士(ケアフィッター)まとめ

日本ケアフィット共育機構の発表によれば、2020年8月現在で全国で18万人を超えるサービス介助士(ケアフィッター)が約1,000社の企業で活躍しています。

これはサービス介助士への評価が高まっていることを示すものです。転職時にアピールすることで今よりも好条件で働けますので、ブラックの多いハローワークでなく転職サイトで求人を探してみることをオススメします。

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