公務員を辞めたい年代別の理由|辞めるメリット・デメリットや転職先

公務員を辞めたい年代別の理由|辞めるメリット・デメリットや転職先

公務員は一般的にはその安定さから人気の職業ですが、実際に某市役所で10年間勤務した私の経験から言うと、今は一般企業よりも待遇が悪く、部署によってはブラック企業並みです。

私は思いきって公務員を辞めましたが、人によって辞めたい理由はさまざま。辞めない方がいい人もいると思います。

そこで当記事では年代別の公務員辞めたい理由と、辞めたときのメリット・デメリットや辞めるときの注意点、転職先などを紹介します。

20代で公務員を辞めたい主な理由

公務員を辞めたい年代別の理由|辞めるメリット・デメリットや転職先

20代と言えば公務員試験のために勉強して採用されたばかりですが、実際に働いてみると思っていたのと違うという「理想と現実のギャップ」を目のあたりにする年代です。

そんな20代が公務員を辞めたいと思う理由を紹介します。

20代の公務員は次のような理由で辞めたいと思っています。

  1. 仕事が退屈
  2. 窓口で市民のクレーム対応が難しい
  3. 役所ならではのルールが多い
  4. ムダな書類作成が多くうんざりする
  5. 従来通りのやり方が重視され若手の意見は採用されない(悪い意味で保守的)
  6. 国家公務員は残業代がつかない
  7. 警察・消防などは悲惨な現場を目にしてメンタル面がつらい

このように、やる気に満ち溢れて公務員になったものの、いざ働いてみると仕事は想像していたものと違う単調で雑用にも近いものばかり…というパターンが多いです。
そして外資系や商社に入った同期がバリバリ働いて結果を出したり、スキルを身につけて活躍する話を聞いたりすると、どんどん不安になっていきます。
その結果、安定しているものの退屈で苦痛な公務員の仕事を辞めたいと感じ、退職する20代が多いのです。

20代で公務員を辞めるメリット・デメリット

メリット

私が市役所に勤めていたときも、希望を持って入職した新人がだんだん暗い顔になっていくのを見るのはつらかったです。

心身に不調を来すなどどうしてもつらい場合は辞めて転職する方がプラスになると感じました。

20代で公務員を辞めるメリットとしては、次のようなものがあります。

  • 若いので一般企業で第二新卒として採用されやすい
  • 転職の選択肢が多い
  • (公務員独特の)ストレスから解放される
  • やりがいのある仕事に就ける

20代の公務員は転職活動では「第二新卒」として採用される可能性が高いのがメリットです。第二新卒は一般的には25歳までの人を指しますが、企業によっては20代であれば第二新卒として採用しているところがあります。
また、早くに転職するとその分公務員独特のストレスからも解放されるので、「定年退職まで公務員を続けるのは無理」と思ったら早めに転職に踏み切るといいでしょう。

デメリット

20代で公務員を辞める場合は、次のようなデメリットがあります。

  • 一般企業は倒産のリスクがある
  • 景気や企業の業績によって給料が左右される
  • ローンを組むときの社会的信用度が低くなる

一般企業は倒産や景気の影響を受けるため、場合によってはリストラに遭うなどで職を失うリスクがあります。また、20代で転職すると勤続年数が短くて、ローンの審査で不利になる場合があるということを知っておきましょう。

20代で公務員を辞めるときの注意点

20代はまだまだ若いので公務員を辞めたとしても転職先はたくさんあります。

ただし、「仕事がつまらないから」という理由で退職すると、一般企業の厳しさに直面して「公務員を辞めなければよかった」と後悔することも。そうならないために「自分は公務員を辞めて何をしたいのか」をよく考えることが大切です。

自分では強みや方向性がわからないという人は、転職サイトに登録してアドバイザーの客観的な目で適性を判断してもらうといいでしょう。

30代で公務員を辞めたい主な理由

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30代になるといくつかの部署を経験し、仕事を覚えてやりがいを感じるようになります。一方で業務の多さの割に給料が増えないという悩みも出てきます。

30代の公務員が辞めたいと感じる理由には、次のものがあります。

  1. 業務内容が増えて忙しくなる
  2. 業務の多さや大変さの割に給料が増えない
  3. 休業する同僚の分の仕事を任されてしんどい
  4. ムダな書類作成が多くうんざりする
  5. 会議が多く本来の業務の時間がない
  6. 苦手な部署への異動がある

私も30代前半で公務員を辞めましたが、その理由は業務量の多さとその割に感謝されないということでした。公務員は「やって当たり前」と思われる存在なんだと気づいたのです。おまけに残業が多いのに給料が増えないことや先輩公務員の様子を見ていて明るい未来が描けないことなども辞める要因でした。

また、公務員はうつ病などの精神疾患を患って休職するケースが結構あります。治療のために長期休業する人がいても、なかなか欠員の補充はされません。30代の公務員は「若いんだから頑張れるよね」とその人の仕事も任される羽目になり、しんどい思いをする……というパターンが多く見られます。

30代で公務員を辞めるメリット・デメリット

メリット

30代で公務員を辞めるメリットをご紹介します。

  • 公務員時代の経験をアピールできる
  • 比較的転職の選択肢が多い
  • (公務員独特の)ストレスから解放される

30代はまだ転職に際して選択肢があり、今よりもいい待遇で働ける可能性があるのが大きなメリットです。しかも、公務員としての経験もあるので自己アピールも十分に可能です。

デメリット

一方で、30代で公務員を辞める場合は次のようなデメリットがあります。

  • 一般企業は倒産のリスクがある
  • 20代と比較すると採用はやや厳しくなる
  • 家族から反対される可能性がある
  • 公務員を辞めてすぐに転職しないと家族を養えない
  • 転職してすぐに高額のローンが組めない可能性がある

特に30代で既婚者の場合は、公務員を辞めてすぐに次の仕事に就けるように行動しないと収入が途切れてしまうので注意が必要です。一定期間の生活資金を貯めてから転職活動を始めるようにしましょう。

また、30代で公務員を辞める人を見ていると、いわゆる「嫁ブロック」(嫁が転職に反対する)がかなり多くあります。嫁からは「公務員で収入が安定していると思ったから結婚したのに……」と言われて、家庭内でもつらい立場に立たされることを覚悟しておきましょう。

30代で公務員を辞めるときの注意点

30代ならまだまだ好条件の求人が多いですが、少しでも有利な条件で採用されるには今までの経歴をいかにアピールするかがポイントになります。

また、地方公務員の採用年齢の上限は30歳~35歳くらいに設定しているところが多いので、もし転職先の企業が期待した内容ではなかった場合に30代では公務員に戻るのが難しくなります。

高額ローンを組むときは要注意

30代で家を持ちたいと思う人は、転職してすぐは勤続年数が短くてローンの審査で不利になります。勤続年数が短い=社会的信用が低いと判断されるからです。

このように30代で既婚者の場合は自分だけの人生ではないということをよく考えて転職先を探すことが大切です。そのためにも仕事の内容だけでなく給与や福利厚生を考えて求人を探す必要があり、転職サイトを使って好待遇の仕事を探すのがおすすめです。

40代で公務員を辞めたい主な理由

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40代は公務員として20年前後のキャリアがありますが、それだけに責任も重くなります。
私の上司にも組織や体制にがんじがらめになってストレスでうつ病になる人がいました。

40代の公務員で辞めたいと思う理由には、次のようなものがあります。

  1. 責任が重くなりプレッシャーを感じる
  2. 上司と部下の板挟みでつらい
  3. 自分の意見が通らないことがあり、やりがいを感じられない
  4. ストレスで心身の不調や病気になった
  5. このまま公務員で働いても出世の可能性が見えない
  6. 若いころからやりたかったことがあり、辞めるなら今しかない

40代になると中間管理職として責任が重くなるケースが増えてきます。その反面、自分の意見が通らずジレンマを感じて「辞めたい」と思うパターンが多いのが特徴です。

また、「カフェをやりたい」「子どもにスポーツを教えたい」など、夢にチャレンジするために40代で公務員を辞める人もいます。

40代で公務員を辞めるメリット・デメリット

メリット

40代で公務員を辞める場合は、次のようなメリットがあります。

  • 今までの経歴や経験が活かせる
  • 管理職としての求人に応募できる
  • (公務員独特の)ストレスから解放される
  • 夢にチャレンジできる

40代は公務員時代の経験が豊富なので自己アピールに使えますし、さまざまな職種に応募できるというメリットがあります。また、まだまだ人生は長いので、起業や夢の実現に取り組むこともできます。

デメリット

40代で公務員を辞める場合は、次のようなデメリットがあります。

  • 周囲から猛反対される
  • 定年退職するときの退職金が得られないので老後の生活資金が必要になる
  • 年収が下がる可能性がある

40代で公務員を辞めると言うと、嫁ブロックどころか実家や親戚一同から反対されることがあります。それほどに公務員は安定していて、退職金や年金も多いと思われているからです。実際に40代で公務員を辞めると、退職金は大した金額ではありません。

転職しても年収が下がる可能性があるので、生活を支えられるだけの収入が得られるかどうかを考えることが重要です。

40代で公務員を辞めるときの注意点

40代になると家庭を持ち、生活を支える人が多くなります。辞める場合は、生活費や教育費、住宅ローンなど毎月の生活費を確保できるかどうかを考えましょう。

また、転職先では今までの経歴や経験を期待されて責任やプレッシャーも大きくなります。決して甘いものではないことを覚悟しなければなりません。

40代では再度転職することは難しいので、後悔しないためにも自分に合う仕事を慎重に考えるようにしましょう。そのためにも転職サイトを利用して、納得のいく会社を選ぶことが大切です。

50代で公務員を辞めたい主な理由

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50代はゴールである定年退職(60歳)が目の前ですが、それでも辞めたい理由があるものです。

50代の公務員が辞めたい理由を見ていきましょう。

  1. 部下の尻拭いが多い
  2. 部下が思うように動かない
  3. これ以上出世できないことが見えてきた
  4. とにかくやる仕事が多い
  5. サービス残業が多い
  6. 首長(知事や市区町村長)が変わるたびに方針が変わり対応に疲れた
  7. 市民のクレームの責任を求められる

50代は管理職に就く人が増えますが、部下についての悩みや出世、責任の重さなどが原因で辞めたいと思うパターンが増えてきます。しかも、50代で退職するのはかなり勇気がいることであり、「辞めたいけれど辞められない」というジレンマに苦しむ人が多いのが特徴です。

50代で公務員を辞めるメリット・デメリット

メリット

50代で公務員を辞めるメリットを見てみましょう。

  • 今までの経験が活かせる
  • 管理職として採用されやすい
  • (公務員独特の)ストレスから解放される

50代は年齢的にストレスが疾病の要因になることもあるため、あまり心身への負担が重い場合は思い切って辞める方がプラスになります。

また、50代の転職では管理職の求人があるので、年収を下げることなく働けるというメリットもあります。

デメリット

50代で公務員を辞める場合のデメリットを見てみましょう。

  • 一般企業は倒産のリスクがある
  • 年収が下がる可能性が大きい
  • 退職金は定年退職時よりかなり減額される
  • 採用が難しい

自己アピールとして魅力ある経歴がないと、年齢的に採用は難しくなります。また、50代は管理職的な仕事を求められることが多いため、転職しても結局は責任とプレッシャーが重くて「公務員の方がマシだった」ということになりかねません。

年収や退職金の面でも公務員時代よりも減ることを覚悟しておきましょう。

50代で公務員を辞めるときの注意点

50代は希望する求人がなかなか見つからない、条件が合わないというケースが多くなるので転職活動は時間がかかります。その間の生活費を貯めておくことと、家族の理解が必要です。

ただ、年代によっては教育費や住宅ローンの完済が見えている人もいるので、今後の人生に必要な金額と貯金、夫婦の収入などを考慮して無理のない範囲で求人を探すのもひとつの方法です。

転職では何を優先させるのかをよく考えるようにしましょう。ミドル世代に強い転職サイトを利用するのがおすすめです。

公務員をやめたい理由まとめ

公務員は安定していてうらやましいと言われますが、現実は給料カットやボーナス減額、サービス残業の横行などブラック企業と変わらない部分があります。

また、公務員は激務に加えてストレスが多いため、うつ病など精神疾患で休業する人も多く見られます。周囲からは「もったいない」と引き留められても、自分の心身を守るためにも転職を検討してみましょう。

公務員を辞めて転職する場合は、それぞれの年代によってメリット・デメリットがあり、取るべき対策も異なります。自分の希望に合う求人は転職サイトを使うとスムーズに進められますよ。

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