専門職である医師の転職は、一般のサラリーマンとは少々事情が異なります。しかし、ハードな勤務スケジュールや労働環境に疲れて、転職を考えている医師は決して少なくはありません。

医師の転職先はやはり病院であることが多いですが、大学病院から個人のクリニックまで病院もさまざま。

失敗しないように、自分に合う転職先を見つけたいものですね。

女性

今回は、医師の転職事情について紹介するとともに、おすすめの転職エージェントをランキングでご紹介します。
どれも、多忙な医師の転職をサポートしてくれる優れたエージェントばかりなのでぜひチェックしてみてください。

医師の転職は時期が大切!

疑問 男性

医師が最も転職しやすい時期はいつでしょうか?

ポイント 女性

医師転職ドットコムの調査によると、毎年1・6・7・8・10月に転職活動を始める医師が多いようです。

1月に開始する人には、新年度を機会に転職したいと考える人が目立ちます。
6月から8月は新年度体制がようやく落ち着く時期で、転職活動しやすいのかもしれませんね。

しかし、必ずしもこの期間に転職活動を始めないといけないわけではありません。

ポイント 女性

病院の求人には、すぐにでも働いてほしいというものも多く、転職できるチャンスがいくらでも転がっています。
また、急に管理職の求人募集がかけられることもあるので、転職サイトはなるべく細かくチェックしておきたいものです。

また、現在医師国民健康保険組合に加入している医師は、転職先によっては資格を喪失してしまう可能性があります。
保険証がなければ、事故や病気にかかった場合に全額負担になってしまうので、現在通院中の医師や家族がいる場合、転職時期には気を付けましょう。

転職エージェント・ランキング

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では医師が転職を果たす上で、どのような転職エージェントを利用すれば良いのか、当編集部の独自調査や実際にエージェントを利用して転職を果たした現役医師の声を分析した結果をもとに、ランキング形式でご紹介して参ります。

エムスリーキャリアエージェント

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年代 20代~40代 雇用形態 常勤・非常勤
対象エリア 全国・海外もあり
業界 医療その他
おすすめ度

ポイント

  • チーム制による転職支援体制が整っていて、転職する医師を複数で多角的にバックアップしている
  • 「当直なし」等の転職する医師側の希望条件を特に重視した医療機関の紹介が可能
  • 医療機関への転職条件交渉が得意

医師の転職支援や求人紹介において長年の実績を誇り、あのソニーが設立したエムスリーキャリア社が運営する「エムスリーキャリアエージェント」です。
2016年9月現在の(エムスリーグループの)登録医師会員数はなんと25万人
医師からの厚い信頼がなければこうした登録者数は実現し得ず、実際に転職を果たした医師の評価も高いです。

エムスリーキャリアエージェント利用体験談

(40代・外科医)

「前職の医療機関は決してそれほど過酷な勤務条件というほどではありませんでしたが、不意な当直が度々強いられることもあり、できれば当直のない医療機関へ転職を果たし、尚且つ年収アップも実現したいと考え、医療情報専門サイトでもお世話になっていたエムスリーキャリアさんに転職面でもお世話になることにしました。

最初は多少求人を得るのに苦労するのではないかと考えましたが、エムスリーキャリアさんからすぐに条件にマッチした複数の医療機関の紹介を受けました。

それに加えて、勤務の実態に関する細かな裏情報も丁寧に教えてくれましたので、安心して転職することができましたね。お陰様で年収は200万アップし、当直なしの勤務医生活を満喫できています。」

リクルートドクターズキャリア

年代 20代~40代 雇用形態 常勤・非常勤
対象エリア 全国・海外もあり
業界 医療その他
おすすめ度

ポイント

  • 安心・安全のリクルートが運営していること
  • 医師業界ではトップクラスの求人数を誇る

医師業界でもやはり大手リクルートが2位となりました。
実績も安全面も文句なしの「リクルートドクターズキャリア」です。

リクルートドクターズキャリア利用体験談

(40代・内科医)
「転職のきっかけは家族が増え、子供達と遊ぶ時間や家にいる時間を増やしたいという考えからでした。
リクルートドクターズキャリアを選んだ理由は、やはり職探しと言えばリクルート!という頭があり、実際求人数も多かったのですぐ登録してみました。
登録すると、アドバイザーの方の対応も早く、何社もの求人を紹介してくださいました。
そのおかげで年収も以前よくなり、家にいる時間も増えストレスなく働く事ができています。

医師転職ドットコム

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年代 20代~40代 雇用形態 常勤・非常勤
対象エリア 全国・海外もあり
業界 医療その他
おすすめ度

ポイント

  • 常勤医師求人件数(2016年10月現在)1万6千件以上、新着求人件数5千件以上といった充実の求人件数を誇ること
  • 「表には出ない医療機関の実情や詳細を知ることができる」

何より転職する医師の「満足度(94.7%が満足と回答)」を重視しており、その証として実際に転職を果たした医師の体験談を300例も紹介している点も高く評価できます。

医師転職ドットコム利用体験談(同サイト体験談より抽出・要約)

(30代・麻酔科医)
「メディウェルの担当の方は他のエージェントが紹介してくれた医療機関を含め、「働く環境が自分にフィットしているか」という観点から医療機関ごとのメリットやデメリットを一覧表にしてまとめてくれたり、定期的に転職候補先となった医療機関の最新情報をレポートで提供してくれました。
そうした情報がなければ報酬や勤務条件だけで医療機関を選んで転職したと思います。
メディウェルのおかげで報酬や勤務条件だけでなく、人間関係や職場環境を含めてこれからもずっと働き続けることができる職場を選定できたと感謝しています。」

マイナビドクター

年代 20代~40代 雇用形態 常勤・非常勤
対象エリア 全国・海外もあり
業界 医療その他
おすすめ度

ポイント

  • 大手転職エージェントのマイナビならではの豊富な求人数が魅力と評判
  • 正社員の求人はもちろん非常勤医師やアルバイト医師の求人も豊富
  • 全国に拠点を構えているので、地方都市の求人もあり!Uターン転職を考えている人におすすめ

マイナビドクター利用体験談(同サイト体験談より抽出・要約)

(50代・循環器科内科医)
「山形県内の病院を探していると伝えたときは、マイナビドクターの方から「何院か候補を出します」なんて言われましたが、失礼ながら、正直それほど期待していませんでした。
山形にそれほどネットワークがあるとも思っていませんでしたから。
しかし、次から次へと条件に合う病院を提示されたことで見る目が変わりました。
結局、自分の通いやすさと勤務条件に合致した病院にすぐ決めてしまいました。驚いたことに、横浜の大学病院時代は約1500万円だった年収が、1800万円にアップしたことです。」

ドクタービジョン

年代 20代~40代 雇用形態 常勤・非常勤
対象エリア 全国・海外もあり
業界 医療その他
おすすめ度

ポイント

  • 東証一部上場企業である日本調剤グループが展開する「ドクタービジョン」
  • 厚生労働省から認可されていたり、プライバシーマークを取得していたりするなど、きちんとした経営姿勢が好評で、安心してサポートを受けられる
  • 登録はとても簡単でものの1分で終了!スマートフォンアプリあり

ドクタービジョン利用体験談

(30代・医師)

「少しだけお金が欲しいと思い、バイト求人に応募しました。電話対応がよく、求人の質も高くて満足しています。

5,000件超の求人があるので、どこにしようか迷ってしまいました。」

6位:ドクターキャスト

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年代 20代~40代 雇用形態 常勤・非常勤
対象エリア 全国・海外もあり
業界 医療その他
おすすめ度

ポイント

  • 離島や小規模な医療施設でも積極的に医師を紹介していることで、社会的な評価が高い企業である
  • 転職の支援を行うキャリアコンサルタントの力量が高いことで有名である

3万8千件以上の非公開求人件数を有し、実績、信頼性共に申し分ない株式会社メディカルキャストが運営するドクターキャストです。

ドクターキャスト利用体験談

(30代・眼科医)
「私はある地方出身の医師で、長年大阪の医療機関に勤務医として勤務していましたが、Uターンして出身地の医療に貢献したいという思いが強くありました。
しかしながら、地元ならどんな医療機関でも構わないという訳ではなく、症例数を重ねることで医師として成長し続けたいし、本音で言えばある程度の年収も得たいという思いがありましたので、そうした条件を叶えてくれる転職エージェントはどこかという視点で選んだのがドクターキャストでした。ドクターキャストは他エージェントより全国規模での医療機関ネットワーク、とりわけ地方の小さな都市の医療機関に強みを有していたからです。
そうした選定が功を奏し、ドクターキャストから希望条件にマッチした医療機関の紹介を受け、無事Uターン転職を果たすことができました。他転職エージェントのことはよくわかりませんが、もしUターンやIターン転職を考えている医師ならドクターキャストはオススメのエージェントです。」

7位:Dr.転職なび

年代 20代~40代 雇用形態 常勤・非常勤
対象エリア 全国・海外もあり
業界 医療その他
おすすめ度

ポイント

  • 2万件以上の求人数を誇るDr.転職ナビ
  • 医療経営士の有資格者が医師ひとりひとりについて、医療機関との交渉

全国9拠点に事業所を構えていて、ITインフラも万全に整えています。スピーディーに情報を得られ、常に最新の求人情報を紹介しています。

きめ細やかなサービスで、転職ミスマッチゼロを目指す転職エージェントです。

Dr.転職なび利用体験談

(30代・医師)
「仕事が忙しくて、辞めたくても辞められずにいましたが、友人にDr.転職なびを紹介されて、登録しました。
多忙で、満足に求人検索できませんでしたが、コンサルタントの方が私の代わりに求人を見つけてきて、無事に転職することができました。

医師の転職事情

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医師の転職率

近年、若手医師を中心として医局へ所属することを嫌い、医局に属さずキャリアに応じて自主的に病院をわたり歩く、つまり転職を重ねる医師が増加傾向にあります。

では医師の転職率はどのくらいかと言うと、公的機関によって統計的な調査が行われていないため、残念ながら具体的な転職率は不明です。

また、近年ブームとなっているサラリーマンの転職事情と異なり、医師の場合は自分の親が経営している医院を引き継ぐため、過渡的にその医院の勤務医となったという場合もあり、転職の定義や線引き自体明確にしにくい面もあります。

a_085-1しかしながら、あくまで医師の転職を支援してきた各転職エージェントの声を丹念にひろった場合、医局の弱体化や医師不足といった社会的背景から医師の転職率は確実に増加していることは間違いないようで、転職を希望している、もしくは検討している現役医師は潜在的に5割~7割程度いると言われています。

医師の転職理由

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では医師はどのような理由から転職を考えるのでしょうか。

自分の親が経営している医院や病院の継承が前提となっていたといったケースを除いた場合、客観的な数値データではありませんが、各エージェントが異口同音に指摘しているのは次の二つの理由です。

1.年収アップ

特に若い医師は低い給与水準で酷使される状況があり、膨大な勤務時間数を時給換算した場合には、サラリーマンを下回る場合すらあるとも言われています。

それだけに、特に家族を持つ年齢になれば年収アップを真剣に考えることはむしろ当然といって良いでしょう。

check-c021ところが近年病院経営は明暗が分かれる傾向がはっきりとしてきており、経営が苦しい病院においては医師の給与アップはそれ程容易なことではありません。
その一方、一定以上の経験やキャリアを積んだ医師なら破格の条件を提示しても迎え入れたいとする医療機関も多数存在しています。そうし事情から特に30代以降の医師には年収の大幅アップを実現できる転職の選択肢が充実してくることも、医師側の転職動機の後押しとなっているようです。

2.勤務条件の改善

医師不足は深刻な社会問題を招いていますが、医師不足から多くの勤務医が過重労働を強いられています。

当直の連続は当たり前で、めったに休日はとれない状況が常態化している勤務医も数多くいますが、医師も一人の人間である以上、それでは心身共に疲弊してしまい、勤務の継続が困難になってしまう場合もあります。

そのため、現病院での勤務を続けたいがやむなく転職を考えるという医師も決して少なくありません。

以上二点が医師が転職を考える場合の大きな理由ですが、それら以外にも例えば

IターンやUターンをしたい
・家庭の事情
・かねてから住みたいと考えていた地域への転居

等々、一般的なサラリーマンにも聞かれるような転職理由で転職を考える医師も近年増えつつあると言われています。

医師が転職した場合のメリット・デメリット

では医師が転職した場合のメリット、デメリットについて客観的に整理してみることにしましょう。

転職のメリット

あくまで希望通りの転職を実現させた場合となりますが、医師が希望通りの転職を実現させた場合、次のようなメリットが生じます。

check-c081年収アップを実現できる

check-c081役職を与えられる等により、キャリアップを実現できる

check-c081過酷な勤務状況が改善され、自分のプライベートな時間を持てるようになる

check-c081症例数アップにより、スキルアップがはかれる

check-c081(前職の学閥や派閥、もしくは人間関係等で問題が生じていた場合には)人間関係の改善を図ることができる

転職のデメリットと対策

医療機関は良くも悪くも古い業界慣習や閉鎖的な面があり、「転職する前に聞かされていたことと実態は違っていた」といったことが生じやすい業界とも言えます。

そのため、転職したら必ず生じるという訳ではありませんが、医師が転職した場合に次のようなデメリットが生じる場合があります。

check-c021転職時に聞かされていた勤務条件が実態と異なっており、過酷な勤務状況が改善しなかったり、場合によってはより酷くなることもある

check-c021経営難などを理由に、当初提示されていた年収が実現しない場合がある

check-c021学閥や派閥争いが前職以上に酷かったり、医師間のコミュニケーションが悪かったりで、人間関係が更に悪化する場合がある

check-c021また「転職した場合」ではありませんが、転職活動を行っていることがばれて、嫌がらせを受けたり、現職での立場がとても悪くなってしまう

といった転職活動自体が医師にとって大きなデメリットになる場合があります。

これらは一口に言えば、多忙な中、独力だけで転職先医療機関の情報を得て転職を果たそうとした場合に起きやすくなるデメリットです。

医療業界は大変狭く、且つ閉鎖的な業界であることを踏まえれば、タダでさえ職務に忙しい医師が独力で転職活動を行えば、ご紹介したデメリットが生じる可能性が高くなるのも当然と言えます。

そうしたリスクを回避する意味で、また、転職のメリットを確実に享受するためにも現役医師の皆さんには信頼できる転職エージェントを活用し、慎重に転職活動を行うことを強くオススメします。