介護職の本音退職理由ランキング!やめたい時に使えるおすすめの理由

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介護職の退職理由で多いのは、やはり重労働なのにお給料が少ないというものです。しかしそれ以外にも介護職ならではの人手不足や腰痛、トラブルなど様々な退職理由がありますので、今回はそれらをランキング形式で紹介していきます。

合わせて今の職場をやめたい、転職したい時に使える退職理由も紹介しますので参考にして下さい。

介護職の退職理由ランキング!

1位:お給料が少ない

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介護職員の年収は、医療・福祉関係の他の職種と比べると、大幅に少ないと言う結果が出ています。

同じような仕事で特に差が大きいのは、看護師や作業療法士、理学療法士で、看護師においては月収で数万、年収では100万円以上の差があります。

もちろん資格取得の難易度や医療行為が出来るかなどで差が付くのはしょうがないのですが、それでも重労働かつ利用者の安全を守らなくてはいけないという責任の重さはほとんど変わりありません。

それなのに、似たような立場の職種と比較して年収が低いのは、十分な退職理由になるでしょう。

また、職場によっては介護士としての仕事以外の雑用をさせられることもあるので、給与が少ないという不満に加え、仕事の序列に納得出来ず辞めたいと思う方も多いようです。

2位:利用者とのトラブルが多い

介護業界の人手不足問題はいまだに解決の目処がたっておらず、少ない人数で多くの介護を担当しているのが一般的な状況です。

そのため、利用者とのトラブルが絶えず悩んでいる方も多いでしょう。介護を必要としている方や家族も状況は分かっていても待ち時間が長くていらいらしたり、人によっては何かとクレームをつけてきたりします。

現場の介護士からすればいっぱいいっぱいの状況の中で仕事をしているのですから、文句を言われてしまっては仕事が嫌になるのも当たり前です。

人手不足解消に関しては会社だけのせいではなく介護職への労働環境の改善を勧めない政府の責任もありますが、いずれにしてもその施設にいる限りは解決できないことなので、利用者とのトラブルが原因で退職し、より条件のいい施設に転職する人も少なくありません。

3位:職場の人間関係のトラブル

人手不足にも関連しますが、忙しく重労働な介護の現場では人間関係のトラブルも起きやすいです。

お局様に仕事を押しつけられたり、医療機関であれば介護以外の仕事を看護師に上から目線で指示されたりすることもあるようです。

また、同僚であっても要領が良い人はうまく仕事を押しつけられないようにしたりするので、職場の上司だけでなく同僚間でも人間関係のトラブルが起きることも珍しくありません。

仕事量に関して上司に相談しても仕事の不満としてしか受け止められないこともありますから、状況を改善するのを諦めてより良い環境での労働のために退職を選ぶ人も多いのです。

4位:施設の運営方針

介護士の方の多くは、社会貢献など自分の仕事にプライドを持っています。

そのため、施設の運営方針と自分の理想の介護にずれがあることで退職を決意する方も多いでしょう。

もっと一人ひとりのケアを丁寧に行いたいと言う理想を持っていても、施設の運営方針が利益追求であれば、多くの人の介護が必要となるのでケアが十分に出来ません。

プライドを持って仕事をされている介護士であれば、金儲け主義の介護を続けるのは苦痛でしかありませんし、その施設で働けないと思うのも当然です。

近年は需要の増加に伴いブラック介護施設も増えていますから、掲げている運営方針と実際の現場が違うことも退職理由として挙げる方が多くなっています。

5位:家庭との両立が難しい

介護士の仕事は重労働であると同時に、シフトのスケジュールもかなりハードです。

人手が少ない職場であれば一人欠員するだけで休日出勤が余儀なくされたり、残業をするのも当たり前という状況になってしまいます。

独身であれば多少は対応できるかもしれませんが、家族がいる場合は急なシフト変更に対応するのは難しいことも多いでしょう。

そのため、主婦の方や子供がまだ小さいという方は、介護の仕事自体に問題がなくても家庭との両立が難しいせいで退職する人が増えています。

特に女性が多い現場では似たような環境の人が多いため、自分で管理をしてスケジュールに合わせなくてはいけない風潮があることから、その職場にいる限りは環境の改善は期待できないのです。

今の介護施設を退職したい時におすすめの理由3選!

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やめる理由は人それぞれですが、不満や不平だった場合はそのまま伝えるのはNGです。

どんなに嫌な上司でも辛い職場でも、退職理由は相手に付け入る隙や不快感を与えないことが大切ですから、本心でないとしても納得してもらえる理由にしましょう。

ライフステージの変化

一番納得が得られて、引き留めにもあいづらいのはライフステージの変化です。

結婚をする、引っ越しをする、親の介護が必要になった、子供の学業をサポートするなど、ライフステージの変化に対しては誰も文句を言えませんし、ライフステージが変化してもシフトに合わせろとは言えませんから会社側としても了承するしかありません。

結婚や引っ越しは本当のことでないと退職理由として使えませんが、親の介護や子供の学業のサポートに関しては、それが本当かどうかは他人に判断できることではないので問題ないでしょう。

介護の度合いは人それぞれ違いますから、例えば病院への送迎だけでもある意味介護になりますし、子供の学業のサポートも同じで自分の判断で決めることです。

逆の立ち場で考えてもライフステージの変化で仕事が続けられないという同僚がいれば、それをそのまま受け止めるのが一般的です。親や子供がいる場合は退職理由として協力してもらうのがおすすめです。

キャリアアップのために違う現場で働きたい

介護職にもいろいろな資格がありますから、その資格の取得のために転職したいという退職理由であれば好意的に受け止められるでしょう。

また、収入面で不満があるという方は、キャリアアップを目指すと言う理由に変えることで退職理由を言いやすくなります。一般的な介護職の年収は約300万円前後です。実務経験が短かったり働く施設の待遇によってはもっと低いかもしれません。

介護福祉士になればもっと収入は増えますから、単にお給料が低いから辞めたいというのではなく、介護福祉士を目指すために違う職場での経験をしたいと言えば無駄な引き止めもありません。

中には介護福祉士の実務研修を取得すれば手当を支給する会社もありますから、今の職場では叶えられないことがあると伝えても問題ないでしょう。

この理由であれば、他の介護施設に転職をしたことがバレても気まずい思いをすることはありません。

キャリアアップを目指すことに関しては嘘か本当かを判断できないので、給与や待遇に不満がある方はキャリアアップを退職理由にするのがおすすめです。

夢を叶えるために勉強をしたい

家族が近くにいないためライフステージの変化を理由に出来ない、特にキャリアアップも目指していないから突っ込まれると困る、などの場合は夢を叶えるために資格を取ることを退職理由にするのが無難です。

実際に資格を取得するしないは関係ないので、何か興味がある職種や資格を理由にするといいでしょう。ネイルが趣味ならネイリストでもいいですし、犬が好きならトリマーを目指したいというのでも構いません。

異業種への転職は年齢を重ねるほどに難しくなりますし、資格取得のためには早くその業界で実務経験を積むことが大事なのは誰でも知っています。

常識的な考えを持っている上司であれば異業種に転職したいという人を引き止めることはしませんし、周りも理解してくれるでしょう。

今の介護施設を円満退職をする4つのポイント

待遇や人間関係の不満があるとしても、やっぱり辞める時には円満退職が理想ですね。

退職を申し出ても辞めるまでにはタイムラグがありますから、気まずい思いをしながら働くのは辛いものです。

感情的になって辞めてもそれで気分がすっきりするわけではないので、自分のためにも円満退職できるポイントを押さえておきましょう。

周りが気持ち良く送り出してくれる退職理由にする

円満退職のためにもっとも重要となるのが退職理由です。退職は個人の自由ですが、どんな職場であれ一緒に働いてきた人、雇ってくれていた人たちへの思いやりも大切です。

人手不足だったり待遇が悪かったりする職場の場合、辞めるというだけで歓迎されないかもしれませんが、それでも出来るだけ多くの人に気持ち良く送り出してもらえるような退職理由にしましょう。

ここで間違えやすいのが、退職理由を嘘の体調不良や病気、もしくは待遇への不満などにしてしまうことです。

介護職の方の多くは疲労していますから、体調不良ぐらいで辞めるなんてと思われてしまいますし、病気が原因の場合は会社側は診断書を要求してくるかもしれません。

表だって責めることはないとしても体調不良や診断書が提出できないような病気であれば、嫌になって辞めるというのが明白になってしまうので気を付けましょう。

退職希望は早めに出すこと

退職届を出してから辞める日までの期間は出来るだけ短くしたい、と思っている方も多いでしょう。ですが、退職希望は少しでも早めに出すのが社会人としての常識です。

特に介護職の場合は引き継ぎが重要になるので、辞める日までの日数が少ないと、他のスタッフに迷惑がかかってしまうため印象が悪くなります。

例え辞める日までの期間が長くても、きちんと引き継ぎが出来たり、新たなスタッフを募集採用する余裕があったりすれば、迷惑をかけることはないので悪い印象にはなりません。

自身の怪我や本当の病気、親の介護など緊急性のある退職理由であればしょうがないことですが、職場への不満や人間関係のトラブルなどが理由の場合は、早めに退職希望を伝えないと余計にこじれてしまいます。

最低でも1ヵ月前に退職届を出すのが礼儀ですが、介護職という特性を考えると、出来れば3ヵ月前に、遅くても2ヵ月前には退職の意思を伝えるのがベストです。

引き止めは上手に回避

介護業界は慢性的な人手不足ですし、これからの高齢化社会による需要を考えると、退職の意思を伝えても引き止めに合う可能性は十分にあります。

自分が必要とされているというのは嬉しいことですが、だからといってそこに留まっても、退職しようとした理由が改善されるわけではありません。

給与面などの不満が退職理由であれば、少しはベースアップしてもらえるかもしれませんが、企業体質が変わらない限りまた同じ理由で転職したくなるでしょう。

そもそも、問題を放置して退職するまで追い詰めるような施設では、将来の展望も見込めません。かといって、引き止めを無下に断ると働きづらくなるだけです。

そこでまずは引き止めてもらった感謝の意を伝え、その上で転職しないと叶えられない夢がある、家庭の事情なのでどうにもできない、○月○日まではしっかり頑張りますというように、退職の意思が揺らがないことを伝えましょう。

引き継ぎスケジュールを考えておく

介護職員が一人いなくなるというのは、施設にとっては大きな痛手です。人員が少ない施設であれば他のスタッフの仕事量が増えますし、補充するにしても慌ただしくなるので、自分の仕事をどのように引き継ぐかスケジュールを立てておきましょう。

自分がやっている仕事内容は、大まかな部分は他のスタッフも理解しているかもしれませんが、細かい部分は分からないので引き継ぎスケジュールを立てるのも時間がかかってしまいます。

事前に自分がスケジュールを立てておけば、スタッフに余計な手間をかけることがないので退職もより好意的に受け止めてもらえるでしょう。

退職に向けて、自分の準備だけではなく職場スタッフの負担を軽く出来る準備をするのは、円満退社には欠かせないことです。

仕事を辞めたいと思った時の対処法

仕事を辞めたいと思うと、そのことだけで頭がいっぱいになってしまいます。
確かに、辞めるには退職理由が考えたり退職届を出すタイミングを調整したり、引き継ぎのことなどいろいろ考えなくてはいけませんが、その後のことも重要です。
仕事を続けるのであれば、辞めることだけではなく、辞めた後はどうするかもきちんと考えておきましょう。

辞めた後のアクションを決めておく

今の職場は辞めても仕事を続けるというのであれば、まずは介護職を続けるのか、違う業種で働くのか、辞めた後のアクションを決めておきましょう。
介護職で働く場合は、退職理由を改善できる条件で働ける職場を探すことが必須です。
施設ごとにサービス内容や待遇は違いますし、理念や人間関係にも違いがあります。
体力的に辛いのが退職理由であれば身体介助の仕事が少ない施設を探せばいいですし、理念と自分の理想が違うことが理由であれば希望する介護が出来る職場を見つける、というように探し方が絞られます。
違う業種で働く場合は、今までとは違ったアクションでの転職活動が必要となるので、まずはどういったアクションをすればいいのかを決めることが大切です。
次のアクションを決めずに退職をしてから転職活動をすると、効率も悪くなりますし、収入が必要な場合は生活が困窮する可能性もありますから、退職の手続きと同時に次のステップに向けての準備もしっかり整えておきましょう。

転職エージェントに相談をする

介護職を続ける場合、いかに自分の希望条件に沿った職場を見つけるかが重要になってきます。そのためには転職エージェントを利用するのがベストです。

求人情報でも介護職の募集案件は見つかりますが、このツールでは職場の人間関係や実際の労働環境などは分かりません。

表面的な募集要項や会社概要だけを信じてしまうと、いざ働いた時に思っていた職場と違ったとなることが多く、また退職をする可能性が高くなります。
転職エージェントであれば募集をしている施設とのつながりがあるので、現場の状況や募集要項の正確さが分かります。

また、専属のコーディネーターが付いてくれるので、自分の希望条件に適した案件を紹介してもらえますし、自分で探した求人案件の面接スケジュールを組んでもらうことも可能です。

さらに、給与や待遇に関しては交渉もしてくれますから、転職エージェントを上手く活用することで、退職理由を改善する転職先を効率よく見つけられます。

希望する職種が決まったら専門の求人サイトに登録をする

もし、異業種に転職をするのであれば、その業種に特化した求人を扱っているサイトに登録をしておきましょう。

探してみると分かりますが、長引く不況のせいで業種によっては待遇の悪いものしかなかったり、自分が希望するエリアで求人が見つからなかったりすることも少なくありません。

介護職の求人は豊富であっても、他の業種はそこまで豊富ではないのが実情です。専門の求人サイトなら、普通の求人情報よりは募集案件も多いですし、実績のあるサイトであれば待遇が良い求人も取り扱っています。

また、会員になることで企業から直接スカウトされる可能性もあります。介護職経験があれば、デイサービスや老人ホームなどの福祉施設以外の業種からのオファーも多いので、思わぬ業界からのスカウトがあるかもしれません。

自分だけの転職活動では、応募出来る業種かを自分で判断してしまうので、求人案件を探す範囲も限定されてしまいます。

しかし、求人サイトに会員登録をしておけば、多角的な転職活動ができますから、より良い転職先を見つけられる可能性も広がります。

介護士の退職理由ランキングまとめ

今回は介護士の退職理由や事を荒立てず円満退職する方法を紹介していきました。

いくら辞めるとしても退職届を出した次の日から仕事に行かないという訳ではありませんし、場合によっては退職届が保留にされてしまうこともあります。

退職理由はスムーズな退職、引き継ぎのためにもとても重要なものです。出来れば正直に言ってしまいたいところですが、退職理由がネガティブなものだと、いくら本当のことであっても悪い印象を与えてしまいます。

どんな理由でも仕事を辞める時には、「立つ鳥跡を濁さず」が社会人としての常識ですから、職場に不快感を与えるような退職理由を言うのはNGです。

と言っても、ネガティブな理由をポジティブな理由にするのは簡単なことではないですし、下手な理由では引き止められてしまい辞められなくなるかもしれません。

こういった難しい問題の答えを知っているのが転職エージェントなので、上手に退職理由を説明できない、どういった理由にすればいいか分からないというときは、スムーズに退職するために転職のプロに相談するのが正解です。

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