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転職活動で求人企業を探す場合、転職サイトなどを活用すれば速やかに多数の求人情報を集めることはできます。

しかしながら画面を通じた文字主体の情報だけでは、今ひとつピンとこない、あるいは検討材料として不足を感じるという方も少なくないのではないでしょうか。

転職先の選定は自身の将来を大きく左右する重大な決断となりますので、できれば求人企業採用担当者や経営幹部の生の声も判断材料にしたいものですよね。

そこで有効に活用したいのが、経営幹部や採用担当者と直接会える「転職フェア」です。

では転職フェアを有効に活用するにはどのようなことを心掛ければ良いのか、転職フェアに初めて参加するという方でも大いに転職活動へ役立て頂けるよう、参加時の留意点や開催地などをわかりやすくガイド致します。

転職フェアとは?

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そもそも転職フェアとはどのようなものであり、どのような目的で行われているのか、基本的なことから確認しておきましょう。

転職フェアとは求人企業が一箇所に集まり、不特定の求職者の方々に自社の説明を行う「合同説明会」のことを言います。

求職者の立場で言えば、開催場所に行けばいろいろな求人企業の説明をその場で多数聞いたり、質問できたりするとても便利な機会と言えます。

例えば求人企業側が個別に説明会を開催していたとしても、移動の時間等を考慮すれば1日に何社も回ることは困難です。

その点で転職フェアに参加すれば、1社あたり平均30分程度時間をかけたとしても1日参加していれば10社以上の説明を聞いたり、質疑へ対応してもらったりすることも十分可能です。

企業側の姿勢や考えを紙面や画面を通じてではなく直接対面で見聞でき、しかもそれらを効率的に行える貴重な機会、それが転職フェアということです。

転職フェアはどんな組織や企業がどこで開催しているの?

では転職フェアは一体誰が開催しているのでしょうか。

転職フェアを開催している主な組織や企業は大きく次の3つに区分されます。

number3_21 転職サイトまたは転職エージェント(※以下「転職サイト」と総称)運営企業

number3_22 地方自治体(主に都道府県レベル)

number3_23 マスコミ(主に新聞社)

(※転職サイトと転職エージェントは同一視される場合が多いのですが、「転職サイト=転職エージェント」ではなく、それぞれ事業内容は異なります。尚、両者の違いは当サイト「知っ得!転職サイトと転職エージェントは同じではない?!その違いとビジネスモデル」で詳述していますので、違いを知りたい方は是非こちらの記事も参考にしてください)

上記3つの組織が主だった開催元ですが、上記の内2の「地方自治体」、および3の「マスコミ」において地方紙を発行している新聞社の場合は地元都道府県での求人を主体としており、多くの場合、地元の都道府県で開催しています。

目的は地域の活性化や雇用対策等であり、地元での転職を考えている方やUターンで働きたいといった方が主な対象となります。つまり参加する企業も対象となる求職者も地域性という点で限定されることが多いのが特徴です。

一方、そうした地域性がそれほど限定されない転職フェアを主に開催しているのは1の「転職サイト運営企業」や3では全国紙を発行する大手新聞社などで、開催地としては東京、大阪、名古屋、福岡といった交通に至便な大都市圏で実施されるのが一般的です。

では具体例を2社ほど紹介致しましょう。

DODA転職フェア

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転職サイト「DODA」でお馴染みの大手企業パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が主催している転職フェアが「DODA転職フェア」です。

DODA転職フェアは今年度は東京、大阪、名古屋、福岡で開催され、参加企業は東京だけでも300社以上・求人件数1千件以上と、転職フェアとして最大級規模と言えます。

DODA転職フェアには大手から中小まで、また東京開催であっても東京の企業に限らず大都市圏からの求人を目論んでいる地方企業や、地元へのUターン転職を勧めたい地方自治体なども参加しています。

また転職フェアでは著名人やベテランキャリアアドバイザーの講演会も実施されていますので、そうした講演会に参加すれば孤独になりがちな転職活動の気分転換や動機付けとなったり、新たな知見の獲得にもつながったりします。

尚、DODA転職フェアは入退場自由・履歴書不要となっており気楽に参加できますが、事前登録を行っておくと会場内での手続きや手間が軽減される他、図書券やギフト券などを貰える場合もありますのでお得で便利です。

マイナビ転職イベント

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新卒の就職情報や「マイナビ転職」等でお馴染みのマイナビ社が主催している転職フェアの総合的な名称が、「マイナビ転職イベント」です。

マイナビ転職イベントは本年度は東京の他、静岡、福岡、広島、仙台、名古屋で開催が決まっており、全国の主要都市で不定期に開催される、こちらも大規模な転職フェアとして知られています。

マイナビでは転職フェアへの初参加が7割以上であることを公表しています。しかもその約9割から「来場してよかった」という高い満足度を得ている点が特長です。

転職フェアへ初めて参加することを検討している方々にとってこの実績は、大変心強い数値と言えるのではないでしょうか。
参加するにあたっては履歴書不要、服装自由、入退場自由であり、勿論ですが参加費は無料です。

会場では講演会も実施される他、キャリア相談コーナーなども用意されていますので具体的な転職先の業種や職種がまだ固まっていないという方は相談にのってもらうのも良いでしょう。

尚、この点はDODA転職フェア同様ですが事前登録をしておくと当日の受付等がスムーズです。

事前登録を行えばギフト券も貰えますので、参加するなら事前登録を済ませてから参加するようにしましょう。

転職フェア参加で失敗しないために

fer4では転職フェアにはじめて参加するという場合、どのようなことに留意すれば良いのでしょうか。

「転職フェアに参加したがために失敗してしまった!」といったことにならないよう、特に大切な留意点をご紹介致します。

服装:スーツが基本!

転職フェアの多くは参加者に対して「服装自由」と案内している場合が殆どです。

しかしその言葉を額面どおり受けとめて、私服やカジュアルな服装で参加することはオススメできません。

理由は二つあります。

一つは服装については転職フェアに参加している求人企業の社風や考え方がそれぞれ異なっており、カジュアルな服装を容認する企業もあればそうでない企業もあるということです。

その上で、どちらにも問題のない服装、つまり潰しが利く服装と言えばスーツとなります。

二点目としては、転職フェアは採用担当者と直接会って話す機会ともなりますので、一般的なビジネスマナーとしてスーツの方が望ましいからです。

以上のような理由から説明を聞きにゆきたい企業が決まっており、尚且つその企業が私服を容認しているといった場合を除けば、スーツ着用で参加するよう心掛けましょう。

説明時でも「チェックされている」ことを忘れずに!

転職フェアはあくまで説明会であり、原則として面接試験が行なわれる場ではありません。

しかしながら、企業側が参加している理由は一人でも多くの求職者に自社をアピールすることだけではなく、「良い人材がいれば採用に結び付けたい」という思惑もあります。

そのため、求人企業側は説明を行なっている最中も、聞いている参加者の中に「この人物に応募してもらいたい、採用したい」という人物がいないかは当然チェックしています。

企業ブースで説明を受ける場合には「説明だから気楽に」と仮に担当者から言われたとしても一定の緊張感と礼節を持って説明を聞いたり、質疑応答に臨んだりすることが大切です。

会場内では「見られている」という意識が大切!

では企業ブースで企業の説明を受けている場面だけ緊張感をもって臨めば良く、それ以外の場面はどうでも良いかと言うとそうは参りません。

企業の担当者は一人でも多くの参加者に説明を聞いてもらおうと通路などで通行している参加者へ声をかけに行ったりしますし、他社の状況偵察を兼ね会場内を歩き回ったりもします。

もし企業ブースで説明を聞いている場面では真剣だったのに、通路を移動している際は気の抜けた表情をして歩いていたり、あるいはフェア開催企業の社員や警備スタッフには横柄な態度をしていたりすれば、そうした場面を求人企業の担当者から見られてしまう可能性が生じます。

そのような場面を見られてしまえば、いくら企業ブースでは態度に気を配っていたとしても「この人物は普段は横柄な人柄だろう」と評価され、却って象を悪くしてしまいます。

従って、会場内では「誰かに見られている可能性がある」ということを意識して振る舞うことも実は大切なポイントです。

履歴書は不要だが履歴の整理は重要!

多くの転職フェアでは履歴書は不要としています。

ただし、転職相談コーナーを利用する場合には履歴書があった方が具体的なアドバイスを得やすいというメリットがあります。

また、そうした相談コーナーを利用しなかったとしても企業ブースで担当者と個別面談形式で説明を受ける際、担当者から履歴や職務経歴について尋ねられる場合があります。

そうした場面でまごつくことなくスムーズに回答できた方が、相手に対する心象が良くなるのは当然です。

従って写真を貼り付けたフォーマルな履歴書までの準備は必要ありませんが、自身の履歴や職歴をスムーズに回答できるよう、自分自身で紙面に書き出すなどして整理しておくという作業は転職フェアに参加する前にぜひとも行なっておいて欲しいことです。

転職フェアにはじめて参加される方々はこれらの留意点をよく踏まえ、心して転職フェアに臨み、ぜひとも今後の転職活動に役立てるようにしてください。

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