薬剤師の派遣会社10社をおすすめ比較ランキング!掛け持ちも可能!

薬剤師派遣のメリットとデメリット

薬剤師として働いている方の中には、派遣会社の利用を考えている方も多いでしょう。しかし薬剤師の派遣を行っている会社はとても多いので、どの派遣会社に登録するか迷ってしまう方も多いです。

今回の記事では薬剤師の派遣会社について、派遣薬剤師として働くメリット・デメリット、特徴なども含めて詳しく解説していきます。

薬剤師の派遣会社10社をおすすめ比較ランキング

サービス名 求人数 派遣先
ファルマスタッフ 約41,000件 調剤薬局・病院・OTC販売・企業・他
薬キャリ 約39,000件 調剤薬局・病院・企業・ドラックストア・他
薬剤師転職ドットコム 約1,500件 病院
ファーマリンク 約3,900件 調剤薬局・調剤併設店・OTC・病院・クリニック・企業・他
お仕事ラボ 約27,000件 調剤薬局・ドラッグストア・他
ヤクジョブ 約61,000件 調剤薬局・病院・ドラッグストア・他
アプロ・ドットコム 約23,000件 ドラッグストア・他
ゴリ薬 約28,000件 病院・クリニック・他
薬剤師WORKER 約22,000件 病院・調剤薬局・他
ファルメイト 約17,000件 調剤薬局・病院・他

派遣薬剤師として働く事を考えている場合、まずは派遣会社を選ぶところから始めます。

そこでまずはおすすめの派遣会社をランキング形式で紹介していくので、派遣会社を選ぶ際の参考にして下さい。

1位:ファルマスタッフ

ファルマスタッフ

項目 詳細
求人数 約41,000件
対応地域 全国
募集施設 調剤薬局に強みがある

おすすすめランキングの1位は、調剤薬局大手の日本調剤グループが運営している就職支援サービスのファルマスタッフです。

ファルマスタッフは転職エージェントのイメージが強いですが、派遣業務も行っています。運営しているのが日本調剤という事もあり、派遣先には調剤薬局が多いのが特徴と言えるでしょう。

大手調剤薬局チェーンが運営しているので、福利厚生や研修制度が充実しているのがメリットで他の派遣会社よりも働きやすいと言えます。

また医療現場に詳しいコンサルタントの手厚いサポートが受けられるのもファルマスタッフの特徴で、派遣された後も親身に相談に乗ってくれるのでとても心強いです。

口コミ・評判

実際にファルマスタッフを利用している方の、口コミを見ていきましょう。

ファルマスタッフの面接同行、神だった。体調慣れるまで時間少なめから始めるのはどうでしょう?とか社保入れます?とか神アシスト入れてくれた。少なめから始めるなんて自分では思いつかなかったし、頑張るしかない!って自然と気合い入れてたな。
午後10:07 · 2022年4月11日

このようにファルマスタッフには、手厚いサポートに関する口コミが多い事が分かります。

派遣の利用を考えている薬剤師の方は、ぜひ公式HPから登録してみると良いでしょう。

ファルマスタッフ

ファルマスタッフ
年代20代~50代 雇用形態正社員,アルバイト・パート,派遣社員
対象エリア全国
業界その他
ポイント
  • 公開求人のみで56,000件以上
  • 全国に15の実拠点あり
  • 時給5,000円↑の好条件の派遣求人が多数

2位:薬キャリ

薬キャリ

項目 詳細
求人数 39,000件
対応地域 全国
募集施設 医療機関が多い

次に紹介するのが薬剤師特化型の派遣会社の薬キャリです。薬キャリを運営しているエムスリーキャリアは医療業界にパイプが太く、派遣先も病院や製薬会社などが多いのが特徴と言えるでしょう。また薬キャリはレスポンスの早さも特徴の一つなので、急いで派遣先を探したい方にもおすすめです。

薬キャリではママさん薬剤師へのサポートが手厚く、出産付加金として9万円の給付や勤務歴3か月で産休育休取得可能など待遇が良いので働きやすい環境が整っています。一方で教育制度はそこまで手厚くはないので、ある程度実績のある薬剤師の方に向いていると言えるでしょう。

口コミ・評判

実際に薬キャリを使っている方の口コミを紹介していきます。

この口コミにもあるように、薬キャリはコンサルタントのレスポンスの早さが特徴なので、使いやすい派遣会社と言えるでしょう。

薬キャリの利用を考えている方は、ぜひHPから登録をして下さい。

薬キャリ

薬キャリ
年代20代~50代 雇用形態正社員,アルバイト・パート,派遣,紹介予定派遣
対象エリア全国
業界その他
ポイント
  • オーダメイド求人により理想の転職が出来る
  • 即日求人があるので迅速な転職が可能
  • 美味しい非公開求人が多数

3位:薬剤師転職ドットコム

薬剤師ドットコム

項目 詳細
求人数 1,500件
対応地域 関東・関西
募集施設 病院

続いて紹介するのが医療業界向けの転職支援やM&Aを行っているメディウェルの運営する、薬剤師転職ドットコムです。

薬剤師転職ドットコムは医療業界に強い特徴を活かして、病院への求人や派遣が多いのが特徴と言えます。

求人数だけを見ると1,500件となっており、これまで紹介している派遣会社と比べると少なく見えますが、非公開の求人が多いので、実際の求人数は更に多いです。

病院などの医療機関に精通しているのが薬剤師転職ドットコムの特徴なので、派遣の前後に関わらず適切なアドバイスを受ける事が出来ます。

病院など医療関係施設への就職を目指している薬剤師の方には、おすすめの派遣会社と言えるでしょう。

口コミ・評判

実際に薬剤師転職ドットコムを使っている方の口コミを紹介していきます。

2位:ファルマスタッフ
・年収600万以上、時給4000円以上など、高単価案件多い
・日本調剤が運営

3位:薬剤師転職ドットコム
・調剤薬局転職案件に強い
・アイングループが運営
午後4:13 · 2020年7月2日

他の派遣会社と比べても、病院勤務の薬剤師に強いのがこのサイトの特徴です。

病院の場合はレジ打ちなどの無駄な業務が無く、調剤に専念できるのがメリットです。

病院勤務を目指す薬剤師の方は、ぜひ公式HPをチェックして見て下さい。

公式サイト:https://www.ph-10.com/

4位:ファーマリンク

ファーマリンク

項目 詳細
求人数 3,900件
対応地域 関東
募集施設 薬剤師全般

これまで紹介してきた派遣会社は転職エージェントを兼務している会社が多かったですが、ファーマリンクはこれまでのサービスと違って派遣業務を主体としているサービスです。

薬剤師の派遣に特化しているサービスはそう多くはないので、ファーマリンクは派遣での薬剤師を目指している方にとって非常に使いやすいと言えるでしょう。

薬剤師の派遣は一般的な事務員と比較しても、専門性が高いだけに高待遇が多いですが、ファーマリンクの求人は時給3,000円を超えるような好条件がたくさんあります。

そのため派遣といえども収入を増やしたいと考えている方にとっては、おすすめの派遣会社と言えます。

口コミ・評判

実際にファーマリンクを使っている方の口コミを紹介していこうと思ったのですが、残念ながらファーマリンクは口コミが存在しないようでした。

ただ、薬剤師の派遣に特化している貴重なサービスですので、派遣薬剤師として働きたい方にはおすすめのサービスでしょう。

薬剤師目線でのサポートを受けられるのが特徴と言え、他社に比べても高待遇の派遣先が多いです。

興味のある方は、ぜひ公式HPを確認するようにしましょう。

公式サイト:https://www.k-pharmalink.co.jp/

5位:お仕事ラボ

お仕事ラボ

項目 詳細
求人数 27,000件
対応地域 全国
募集施設 調剤薬局・ドラッグストア等

お仕事ラボは全国に370店舗以上もの調剤薬局を運営しているアイセイ薬局の子会社が運営している、

薬剤師専門の派遣・転職支援サービスです。運営会社が調剤薬局という事もあり派遣先は調剤薬局が多いですが、ドラッグストアなどの職場もあります。

担当してくれるコンサルタントが丁寧なのが特徴で、特に就職した後もしっかりとフォローをしてくれるので仕事の定着率が高いのがメリットと言えるでしょう。

求人数もかなり多いですが、殆どが社員の求人で派遣の件数としてはそこまで多くはなく、派遣先が決まるまでには時間がかかる場合もある点には注意が必要です。

口コミ・評判

それでは、実際にお仕事ラボを利用している方の口コミを見ていきましょう。

口コミ薬剤師①

この口コミにもあるように、お仕事ラボは担当のコンサルタントの方が丁寧なのが特徴です。

転職にあたってサポートを受けたい方は、公式HPを確認して見て下さい。

公式サイト:https://www.oshigoto-lab.com/

6位:ヤクジョブ

ヤクジョブ

項目 詳細
求人数 61,000件
対応地域 全国
募集施設 調剤薬局・病院・ドラッグストア等

続いて紹介するヤクジョブは大手調剤薬局チェーンのさくら薬局が運営している、薬剤師のための転職支援・派遣会社です。

歴史のある大手調剤薬局が運営しているので、多くの病院や薬局と独自のパイプがあり約61,000件という豊富な求人件数が特徴です。

特に調剤薬局の求人に強いのが特徴で、エリアも全国に対応しているので希望に合った調剤薬局を紹介してもらえる可能性が高いでしょう。

他の派遣会社などと違って無理に転職などを進めてこないので、じっくりと希望に合った就職先を探したい方に向いていると言えます。

口コミ・評判

実際にヤクジョブを利用している方の、口コミを見ていきましょう。

口コミ薬剤師②

ヤクジョブはとにかく求人数が多いことが特徴なので、希望に合った求人を見つけられる可能性が高いです。

興味のある方は、ぜひ公式HPで確認してみると良いでしょう。

公式サイト:https://yaku-job.com/

7位:アプロ・ドットコム

アプロドットコム

項目 詳細
求人数 23,000件
対応地域 全国
募集施設 ドラッグストアが多い

アプロドットコムは薬剤師専門の転職エージェントと、派遣を行っているサービスです。

創業者が薬剤師という事もあり、在籍しているコンサルタントも薬剤師の業界に精通した方が多く、きめ細かいアドバイスが受けられるのが特徴です。

2万件を超える豊富な求人数がありますが、中でもドラッグストアの求人に強いので、ドラッグストアへの就職を目指している方におすすめと言えるでしょう。

また長期の派遣だけでなく、短期間だけ働くスポット派遣など様々な勤務形態の派遣にも対応しているので、自分の希望通りの職場が見つかるでしょう。

口コミ・評判

それでは実際にアプロ・ドットコムを利用した方の口コミを見ていきましょう。

口コミ薬剤師③

アプロ・ドットコムは他の派遣会社に比べても、ドラッグストアに強みがあります。

ドラッグストアへの就職を考えている方にはおすすめなので、ぜひ公式HPを見て下さい。

公式サイト:https://www.apuro.com/

8位:ゴリ薬

ゴリ薬

項目 詳細
求人数 28,000件
対応地域 全国
募集施設 病院・クリニック等

次に紹介するゴリ薬は、医療機関の経営サポートを行っている総合メディカルという会社が運営している、薬剤師の転職や派遣を行っているサービスです。

総合メディカルは医療業界を中心に40年以上もの歴史と実績のある会社なので、多くの医療機関とのパイプが深く独自の求人が多い事が特徴と言えるでしょう。

またゴリ薬では派遣や転職の支援だけでなく、独立開業する薬剤師の支援も行っています。

このように様々な働き方をサポートしてくれるのも、長年医療機関のサポートを行ってきた総合メディカルグループならではのメリットと言えます。

口コミ・評判

では実際にゴリ薬を利用した方の口コミを見ていきましょう。

口コミ薬剤師④

この口コミにあるように、希望に合わせた働きを紹介してくれて、丁寧なサポートを行うのがゴリ薬のメリットです。

興味のある方はぜひ公式HPから確認してください。

公式サイト:https://www.gori-yaku.jp/

9位:薬剤師WORKER

薬剤師ワーカー

項目 詳細
求人数 22,000件
対応地域 全国
募集施設 病院・調剤薬局等

続いて紹介する薬剤師workerは、医療・福祉業界の人材紹介を行っているトライアウトが運営している薬剤師の転職支援と人材派遣を行っているサービスです。

そのため求人も病院やクリニックなどが多いのが特徴となっており、また求人数も2万件を超えるなど豊富になります。

薬剤師workerは利用者の満足度がとても高いのが特徴で、担当してくれるコンサルタントの質の高さがその要因の一つです。

このようにとても使いやすいサービスですが、ドラッグストアの求人はあまり多くありません。

ドラッグストアへの就職を目指している方であれば、他の派遣会社の方が良いでしょう。

口コミ・評判

実際に薬剤師workerを利用している方の口コミを紹介します。

口コミ薬剤師⑤

この口コミにあるように担当してくれるコンサルタントの質が良いのが、薬剤師workerの特徴です。

そのため派遣に慣れていない方でも安心して利用出来るので、ぜひ興味のある方は公式HPを確認して見て下さい。

公式サイト:https://yakuzaishi-worker.com/

10位:ファルメイト

ファルメイト

項目 詳細
求人数 17,000件
対応地域 全国
募集施設 調剤薬局・病院

最後に紹介するのが、ファルメイトです。これまで紹介してきた派遣会社では転職支援がメインの会社も多かったですが、ファルメイトはどちらかと言えば派遣の方をメインとしています。

そのため研修制度がとても充実しており、更に研修でもしっかりと時給が出るなど派遣としてはとても働きやすい環境が整っています。

また派遣の内容も社員への登用もある紹介予定派遣や、期間を限定したスポットの派遣などもあるので、希望に合わせた働き方を紹介してくれます。

求人件数はこれまで紹介してきた大手ほど多くはありませんが、好条件の求人もしっかりとあるおすすめの派遣会社です。

口コミ・評判

それでは実際にファルメイトで働いている方の口コミを見てみましょう。

口コミ薬剤師⑥

派遣に強いのがファルマメイトの特徴なので、この口コミのように様々な種類の派遣があります。

希望に合わせて短期派遣などの選択出来るのが、ファルマメイトのメリットの一つと言えるでしょう。

興味のある方は、ぜひ公式HPで確認をしてみて下さい。

公式サイト:https://www.pharmate.jp/

薬剤師の派遣会社は掛け持ちがおすすめ!

薬剤師 派遣会社 ランキング 複数

薬剤師の派遣会社は複数社を掛け持ちで登録する事が出来るので、早く派遣先を決めたい方は複数の派遣会社を掛け持ちするのが良いでしょう。

ここまで説明してきたように派遣会社によって対応出来る職場の種類や、エリアには違いがあります。

そのため、希望の職場に派遣されやすくするためにも、複数の派遣会社をを掛け持ちする事をおすすめします。

迷ったらファルマスタッフ+上位の2~3社に登録がおすすめ

ここまで説明してきたように薬剤師向けの派遣会社は多くの種類があるので、どこに登録すれば良いのか迷ってしまう方も多いでしょう。

どの派遣会社が良いか迷った場合は、おすすめランキング1位のファルマスタッフに登録しつつ、ランキング上位の2~3社程度を利用すれば間違いありません。

ランキングでも説明したようにファルマスタッフは派遣のための研修制度などが、とても充実しています。

ファルマスタッフを利用しておくことで、研修などを通じてスキルを身に付ける事が出来るでしょう。

様々なスキルを身に付けておけば他社の派遣会社でもアピール出来るので、派遣先を紹介してもらいやすくなるメリットがあります。

またファルマスタッフは担当してくれるコンサルタントもとても丁寧なので、キャリアプランについての相談などにも対応してくれます。

ファルマスタッフは派遣先を紹介してもらうだけでなく、スキルアップやキャリプランの策定にも役立つので、利用する派遣会社に迷った際には、ファルマスタッフを選んでおけば良いでしょう。

ファルマスタッフ

ファルマスタッフ
年代20代~50代 雇用形態正社員,アルバイト・パート,派遣社員
対象エリア全国
業界その他
ポイント
  • 公開求人のみで56,000件以上
  • 全国に15の実拠点あり
  • 時給5,000円↑の好条件の派遣求人が多数

薬剤師が派遣会社を選ぶポイント

薬剤師 派遣会社 ランキング ポイント

派遣会社に迷った際にはファルマスタッフを利用すれば良いですが、複数社を利用するのであれば他の派遣会社も選ぶ必要があります。

薬剤師に特化した派遣会社はとても多いので、中々利用する派遣会社を絞り切れない方もいるでしょう。

利用する派遣会社を選ぶ際には、どのようなポイントに注目して選べば良いか、ここでは派遣会社の選び方のポイントについて紹介していきます。

求人数が多いか

一つ目のポイントは、求人数の多さです。

派遣会社の多くは転職エージェントなども行っているケースが多いので純粋な派遣の求人数は分かりにくい場合もありますが、それでも求人数は派遣先の多さの目安になります。

求人数が多いという事は、それだけ多くの企業と取引していると言えるので自然と派遣先の数も多いと言えるでしょう。

求人数を確認する際には、公開されている件数だけでなく非公開の求人数もチェックするようにしましょう。

好条件の求人ほど非公開求人の場合が多く、企業とのパイプの深さが必要です。

そのため公開している求人件数は少なくても、非公開求人がとても多い派遣会社であれば、好条件の派遣先を紹介してもらえる可能性があります。

求人数の多さだけで判断するのが良くありませんが、やはり求人数は多いにこした事はありません。

利用する派遣会社を選ぶ際には、目安の一つとして求人数の多さも見ておくようにしましょう。

紹介実績が豊富にあるか

二つ目のポイントは、これまでの紹介実績です。やはり過去の実績が豊富な派遣会社の方が、派遣先を豊富に持っていると言えます。

特に出来るだけ早く働きたい方にとっては、実績豊富な派遣会社を選んだ方が早く職場が決まる可能性が高いでしょう。

また紹介実績を確認する際には単に件数のみを確認するのではなく、自分の希望している職場への実績がどれくらいあるかも確認しましょう。

同じ薬剤師とは言え、調剤薬局や病院・ドラッグストアなど職場は様々で、それぞれに特徴があります。

派遣会社にも病院に強い会社や、調剤薬局に強い会社などそれぞれ特徴があるので、希望する職場の実績が豊富な派遣会社を選ぶ事が重要です。

このように紹介実績はとても貴重な情報なので、派遣会社を選ぶ際には必ず確認するようにしましょう。

薬剤師専門の派遣会社か

3つ目のポイントは、薬剤師専門の派遣会社かどうかを確認する事です。薬剤師は他の仕事と違って、専門資格と知識を持った特殊な職業です。

そのため職場も病院や薬局などが中心になるので、民間の企業とは業界や慣習も大きく違います。

いかに大手で実績豊富な派遣会社であっても、医療業界にはあまり強くない派遣会社もあります。

薬剤師の派遣は通常の派遣と比べると収入面でもかなり良いですが、医療業界に弱い派遣会社だとどうしても条件が悪くなってしまう可能性があります。

そのため派遣会社を選ぶ際には、必ず薬剤師専門の派遣会社を選ぶようにしましょう。

薬剤師専門の派遣会社であれば独自のルートで医療機関とのパイプもあるので、能力に見合った好条件での派遣先を紹介してもらえる可能性が高いです。

福利厚生は充実しているか

4つ目のポイントは、福利厚生の充実度合いです。

正社員として就職先を選ぶ際には福利厚生を気にする方は多いと思いますが、派遣になると福利厚生を確認する方はあまり多くありません。

しかし派遣として働く場合は派遣先に雇われる訳ではなく、派遣会社と雇用契約を結ぶ事になります。

そのため派遣会社の福利厚生はとても重要で、休暇制度や研修制度などは必ず確認しておく必要があります。

特に研修制度は派遣会社によって大きく違いがあるので、自分のスキルアップも派遣会社によって違いが出ると言えるほどです。

派遣というとどのような派遣先を紹介されるかを気にしてしまいがちですが、あくまで雇用主は派遣会社となる事は認識しておきましょう。

そのうえで福利厚生が充実している先を選ぶ事は、派遣会社選びでは重要ばポイントの一つです。

就業開始後もフォローがあるか

5つ目のポイントは、就業開始後のフォロー体制です。ここまで色々なポイントを紹介してきましたが、この点は一番重要なポイントとも言えます。

派遣会社で働いた事のある方であればお分かりかと思いますが、派遣社員は派遣先での立場が弱い事が少なくありません。

そのためようやく職場が決まったとしても、人間関係や労働環境によるストレスに悩んでしまう方は多いです。

しかし派遣だからと言って我慢をしてしまうケースもありますが、このような時に助けになるのが派遣会社の担当の方のフォローです。

嫌な上司や職場で悩んでいる時に、話を聞いてくれて要望事項を伝えてくれる担当のフォローがあるかないかで働きやすさは大きく違います。

派遣会社を選ぶ際には、就業開始後にどれだけフォローをしてくれるかをチェックするようにしましょう。

薬剤師が派遣で働くメリット

薬剤師 派遣会社 メリット 

薬剤師と言えば高い知識と専門スキルを持った特殊な職業なので、職場に困るイメージはあまり無いでしょう。

しかし薬剤師であっても派遣として働く方は多く、必ずしも全員が社員という道を選ぶ訳ではありません。

ではなぜ薬剤師の方が派遣を選ぶのか、そのメリットについて紹介をしていきます。

正社員よりも高時給で働ける

派遣と正社員の違い

派遣で働く場合、給与は時間単位の時給で計算されます。

時給と聞くとアルバイトやパートのイメージがあるので給料も安いイメージがありますが、薬剤師の派遣の場合はそうではありません。

むしろ正社員として採用されるよりも派遣の方が、時給としては高くなる場合が多いです。

正社員の場合は固定給で、更にその中から社会保険料や組合費用などが引かれるので、時給に換算すると実はあまり待遇が良くない場合もあるでしょう。

その点派遣の場合は時給でしっかりと報酬が貰えますし、薬剤師の時給は3,000円を超える場合もあるなど高額です。

派遣と聞くと正社員に比べるとどうしても収入面で劣るイメージが強いですが、薬剤師の場合は違います。

むしろ高い時給で働けるのが、薬剤師が派遣で働くメリットと言えるでしょう。

短時間勤務など勤務の融通が利く

正社員と違って派遣の場合は、短時間勤務など勤務形態の都合が効きやすい事もメリットです。

正社員であればどうしても決められた労働時間がありますが、派遣の場合は柔軟に対応してもらいやすいですし、週2~3日勤務という働き方も可能です。

そのため子育て中のママ薬剤師などであっても、家庭の都合に合わせて働くことが出来るでしょう。

以前は正社員の薬剤師として勤務していましたが、結婚や出産などをきっかけに派遣へと切り替える方も多いです。

このように勤務時間の融通が利くのも派遣のメリットの一つです。

サービス残業がない

派遣の場合は先ほども説明したように、時給で給料が払われます。そのため長い時間働けば、その分きちんと給料が支払われます。

正社員の場合でも残業手当がありますが、会社などによってはサービス残業が常態化している所も少なくありません。

特にドラッグストアのように接客が多く忙しい店舗だと、いつもきっかりと定時に帰れる訳ではないでしょう。

忙しい時は例え予定があったとしても残業をしなくてはならない場合もありますが、派遣であれば労働時間の管理はしっかりと行わている場合が多いです。

このように正社員と違って残業が多くなく、またあったとしてもしっかりと給料が払われるのも派遣の良い点の一つです。

労働時間をしっかりと決めて働きたい方にとっては、派遣は魅力的な働き方と言えるでしょう。

人間関係で悩む必要がない

仕事の悩みで尽きないのが、職場の人間関係です。これは薬剤師に限らず、どこの職場であっても多かれ少なかれ人間関係の問題は発生します。

ひどい場合には人間関係が原因となって、精神的に疲れてしまったり会社に行けなくなってしまう場合もあるでしょう。

しかし派遣であれば職場の人たちとは距離をおいて付き合えるので、人間関係で悩む事は少ないでしょう。

嫌な飲み会などに無理やり付き合わされる必要もないですし、仕事に集中する事が出来ます。

またどうしても人間関係が嫌なのであれば、派遣先を変えてもらうという方法もあります。

このように煩わしい職場の付き合いや、人間関係に悩まされなくてすむのも派遣として働くメリットの一つと言えます。

派遣会社の手厚いサポートが受けられる

薬剤師 派遣会社 ランキング デメリット

派遣として働く場合は、雇用契約は派遣先の企業ではなく派遣会社と結びます。

そのため派遣先へと働きに行っている期間でも、派遣会社の担当の人がしっかりとサポートをしてくれるでしょう。

派遣先で理不尽な扱いを受けていたり、人間関係が良くなかったり、何か悩みがあれば何でも相談出来ます。

また派遣会社によっては研修制度も充実しているので、ビジネスマナーなど多くのスキルを効率良く取得する事も出来ます。

研修も仕事の一つなので、研修期間もしっかりと給料をもらうことが可能です。

このように派遣の場合は職場が決まったら終わりという訳ではなく、快適に働けるようにサポートをしてくれます。

正社員で働き始めた場合は、このようなサポートはありません。サポートの内容や研修制度などは派遣会社によって違いがありますが、しっかりとサポートをしてもらいながら働けるのも派遣のメリットでしょう。

ブランクからの復帰も容易

出産や結婚、他の職種への転職など様々な事情で薬剤師を離れていても、派遣であれば復帰しやすいです。

派遣であれば正社員ほど採用のハードルが高くない場合が多いので、ブランクがあっても経験者であれば採用されやすいのが理由です。

また先ほども説明したように派遣会社によっては研修制度が充実しているので、ブランクがあっても復帰しやすい環境を整えてくれるでしょう。

研修の内容も様々で薬剤師の業務に関わるものもあれば、ビジネスマナーのような基本的な内容もあるので、自分の能力に応じて選べます。

派遣であれば勤務時間などの労働条件も柔軟に対応出来るので、ライフスタイルの変化に応じた働き方が出来ます。

このようにフレキシブルに労働出来るのも、派遣のメリットと言えるでしょう。

薬剤師が派遣で働くデメリット

薬剤師派遣のデメリット

薬剤師が派遣として働く事は多くのメリットがある一方で、デメリットもあります。

後で後悔しないためにも派遣として働く際には、ここで紹介するようなデメリットもしっかりと認識しておきましょう。

雇用が安定しない

派遣のデメリットの一つに、やはり雇用が安定していないという点があるでしょう。

派遣として働く場合は正社員と違って、6ヶ月や1年毎の契約になっており、必ずしも契約が更新される訳ではありません。

派遣先の業況や人員状況によっては更新されない場合もあり、その際には改めて新しい派遣先を紹介してもらう必要があります。

すぐに次の派遣先が決まれば良いですが、期間が空いてしまうとその間は収入が無くなってしまう事になります。

またせっかく慣れた職場であったとしても、派遣先が変わればまた新しい環境や仕事に馴染んでいくのも大変でしょう。

このように正社員と比べると雇用が安定しておらず、環境の変化が激しいのが派遣のデメリットの一つです。

ただし薬剤師の場合は一般の派遣社員とは違って専門性の高い仕事なので、仕事は見つかりやすく雇用の安定という面では比較的良いと言えるでしょう。

時給相応の即戦力を求められる

先程も説明したように派遣の場合は時給で給料をもらい、また時給換算の金額では正社員よりも高い場合も多いです。

しかしその一方で周囲からは、時給相応の働きぶりを求めらる事もあるでしょう。

部下や若手の育成などのマネジメント業務や、売上管理といった様々な業務を行わなければならない正社員と違って、派遣の薬剤師は本業に集中する場合が多いです。

正社員はこのような雑多な業務を含めて給料を貰っているのが派遣との違いで、その分派遣は本業でのパフォーマンスを求められる場合が多いです。

このように派遣は時給が高い事に加えて本業のみに集中する事になるので、即戦力での働きを求められるというプレッシャーがあるのは、デメリットと言えるでしょう。

賞与や昇給はない

賞与や昇給がない事も、派遣のデメリットの一つです。正社員であれば会社の業績によって年2回の賞与が出たり、勤続年数が上がれば昇給などで年収も上がって行くでしょう。

しかし派遣の場合は時給なので、給与は一定で変わる事はありません。

派遣先が変われば時給が変わる事もありますが、上がる事もあれば下がる事もあるでしょう。

またどんなに会社の業績が良かったとしても、基本的には派遣の場合は賞与も払われません。

その分時給が高いとも言えますが、やはり賞与や昇給は仕事もモチベーションアップにもつながります。

このように派遣の場合は正社員と違って賞与や昇給が無いので、給与という面ではモチベーションを上げにくい事もデメリットの一つです。

正社員より福利厚生が乏しいことがある

正社員に比べると福利厚生が弱い場合がある事も、派遣のデメリットと言えるでしょう。

派遣の場合福利厚生が全く受けられないというイメージがあるかもしれませんが、実はそうではありません。

派遣の場合は基本的には派遣先ではなく、派遣会社の福利厚生を受ける事になります。

つまり全く複利厚生が無い訳ではなく、雇用されている派遣会社の福利厚生を受ける事が出来ます。

そのため福利厚生が充実しているかどうかは派遣会社によりますが、派遣先の福利厚生が充実していると見劣りしてしまう場合もあるでしょう。

ただし派遣会社の福利厚生も基本的な社会保険などは備えている会社が殆どなので、全く受けられない訳ではない点は理解しておきましょう。

派遣先が限られる

正社員の薬剤師であれば、製薬会社の研究部門や食品会社など「企業薬剤師」として働くこともできます。

しかし、派遣薬剤師は「調剤薬局」「ドラッグストア」が多いです。

もちろん病院や企業の派遣先もありますが、正社員薬剤師と比べると選択肢が少ないのはデメリットと言えるでしょう。

派遣薬剤師の働き方が向いている人

薬剤師 派遣会社 ランキング 向いている人

派遣薬剤師で働くメリット・デメリットについてはここまで説明してきた通りですが、自分のライフスタイルに合わせて働けるのが特徴と言えるでしょう。

ではいったいどのような方が、派遣の薬剤師に向いているでしょうか。派遣薬剤師の働き方が向いている人を、見ていきましょう。

短時間で稼ぎたい人

派遣の給料は時給で払われ、時給の単価だけを見れば正社員よりも高い事は先ほども説明しました。

また働き方も、様々な業務や時にはサービス残業などもしなければならない正社員と比較すると、本業のみを行っていれば良いのも派遣の特徴です。

また働く期間も数日~数か月という短期での派遣もあります。

そのため薬剤師の資格を活かして短期間で集中的に働いて稼ぎたい方には、派遣は向いていると言えるでしょう。

特に薬剤師の派遣は他の派遣と比べても時給が高いので、期間を決めて集中的に稼ぎたい方にはぴったりです。

家庭やプライベートを大事にする人

仕事も大事ですが、大切な家庭やプライベートを犠牲にしてまで働く事はないでしょう。このように考える方も、派遣は向いていると言えます。

派遣のメリットの一つに労働時間や休暇の融通が利きやすいという点があるので、仕事に追われる事なくプライベートの時間をしっかりと作れるのも特徴です。

例えば時短勤務であったり、週のうち2~3日だけ働くといった働き方も派遣であれば可能でしょう。

また子育て中のママ薬剤師の場合は、子供の都合で急に休まなければならない事もあります。

このようなケースでも派遣であれば対応がしやすいなど、仕事以外の時間を充実させたい方にも派遣は向いています。

薬剤師資格を活かせる副業で稼ぎたい人

薬剤師の資格を活かして、副業で稼ぎたい方も派遣薬剤師はおすすめです。

薬剤師の資格を持っていれば、派遣と言えども高い時給で働く事が出来るので短期間でも稼げる事は先ほども説明しました。

そのため他に仕事を持っている方であっても、副業として派遣薬剤師を行う事も出来ます。

例えば平日は他の仕事を行っていても、土日だけドラッグストアの調剤を行うといった働き方も派遣であれば可能です。

薬剤師という専門的な資格を持っているのはとても強みなので、副業として行うだけでも効率良く稼ぐ事が出来るでしょう。

ブランクから復帰する人

結婚や出産、転職などで一度薬剤師の仕事を離れていた方が復帰する際にも、派遣薬剤師はおすすめの働き方と言えます。

特に薬剤師は専門的な仕事なので、しばらくブランクがあると復帰する際には不安も大きいです。

そのような場合でも派遣であれば、少しづつ仕事に慣れていく事が出来るでしょう。

本業以外の雑多な業務をこなさなければならない正社員だと、やるべき業務も多くブランク空けには負担が大きいです。

そのため調剤業務のような本来の仕事のカンを取り戻すには時間がかかってしまうので、ブランク空けの不安のある薬剤師の方にも、派遣はおすすめの働き方と言えます。

正社員の安定さより自由を求める人

今回の記事で説明してきたように、派遣の特徴は自由な働き方が出来る点です。

一方で正社員に比べると雇用や収入の安定性には欠けるのも、派遣の特徴と言えるでしょう。

このように家庭やプライベートを大事にしながら自由に働ける代わりに、安定性が劣るのが派遣薬剤師の働き方です。

そのため安定性よりも、自由な働き方を求める人であれば派遣薬剤師は向いていると言えるでしょう。

プライベートを大事にしたい方や、短期的に稼ぎたい方など理由は様々ですが、ライフスタイルに合わせた働き方を求める方には、派遣をおすすめします。

派遣薬剤師として働くのが向いてない人

薬剤師 派遣会社 ランキング 向いていない人

派遣に向いている方は先ほど説明した通りですが、逆に派遣の働き方が合わない方もいます。

どのような考えの方が派遣に向いていないのか、ここでは紹介していきます。

キャリアアップしたい人

薬剤師として働き、将来的にキャリアアップを目指している方には派遣はあまり向いていないでしょう。

デメリットで説明したように、派遣には昇給がありません。そのため長く勤めていても正社員のように管理職に昇進する事もあまりありません。

また仕事内容も基本的には調剤業務のような本業に限定されるので、後輩の育成や指導、店舗の運営のようなマネジメントスキルはあまり身に付かないでしょう。

そのため将来的に経営や独立開業といったキャリアを目指している方であれば、派遣よりも正社員の方が良いでしょう。

安定感を求める人

また仕事に安定感を求める方も、派遣よりも正社員の方が向いているでしょう。

先程も説明したように、派遣は期間毎の契約になり更に必ずしも契約が更新される訳ではありません。

派遣先の状況によっては契約更改してもらえない場合もあるので、急に仕事が無くなってしまう可能性もあります。

自由に働ける代わりにこのように安定感が無いのが派遣の特徴なので、安定して働き続けることを求めている方であれば正社員の方が良いです。

ただし正社員の場合であっても店舗の閉鎖や会社の倒産・リストラなどの理由で仕事を失ってしまう可能性はあります。

正社員だからと言って安心するのではなく、長く働ける会社かどうかを入社する前に確認する事が重要です。

派遣薬剤師の時給相場や平均

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ここまで派遣薬剤師の働き方について、詳しく紹介してきました。

派遣薬剤師には様々な特徴がありますが、派遣薬剤師を考えている方にとっては、一番気になるのは時給ではないでしょうか。

時給によっては派遣にするかどうかを決める方もいると思いますので、ここでは派遣薬剤師の時給について見ていきましょう。

都市部の時給相場や平均

まずは都市部の派遣薬剤師の時給から見ていきましょう。

都市部の派遣薬剤師の時給相場は、2,200円~3,300円程度が平均的な相場となっています。

1,300円~1,500円が相場の事務職などの派遣と比較すると、薬剤師の時給の高さが分かる相場と言えるでしょう。

実際に都市部で募集されている求人の事例を紹介します。

■事例①

【勤務地】 東京都内
【勤務先】 調剤薬局
【時給】 3,000円

■事例②

【勤務地】 大阪市内
【勤務先】 調剤薬局
【時給】 2,800円

■事例③

【勤務地】 東京都内
【勤務先】 大学病院
【時給】 2,800円

上記はほんの一例ですが、都市部では求人数が多くどれも高時給なのが特徴です。

そのため都市部であれば比較的希望するエリアでの求人を見つけやすいと言えるでしょう。

地方の時給相場や平均

続いて、地方の派遣薬剤師の時給を見ていきましょう。

地方と言ってもエリアは様々なので、場所によっても違いがありますが派遣薬剤師の平均的な時給は3,000円~4,500円となっています。

意外に感じる方も多いかもしれませんが、薬剤師の時給は都市部よりも地方部の方が高くなっています。

これには様々な要因がありますが、都市部に比べると地方部は高齢化が進んでいるので医療ニーズが強い一方、過疎化によって医療機関が不足しているケースが多いためです。

数少ない医療機関も運営を続けるための人材確保に難航しているので、その結果時給も高くなっていると言えるでしょう。

一般的な仕事では時給は地方よりも都市部の方が高い傾向にありますが、薬剤師の場合は逆になっているのが特徴と言えます。

地方部における、実際の求人事例を紹介します。

■事例①

【勤務地】 青森県
【勤務先】 調剤薬局
【時給】 3,500円

■事例②

【勤務地】 島根県
【勤務先】 調剤薬局
【時給】 3,800円

■事例③

【勤務地】 鹿児島県
【勤務先】 調剤薬局
【時給】 3,700円

薬剤師が派遣会社に登録してから働くまでの流れ

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今回の記事では薬剤師が派遣で働く場合の特徴について、詳しく解説してきました。

そのため派遣薬剤師については大分理解が深まったのではないでしょうか。

最後に実際に派遣薬剤師をやってみようと思われた方のために、派遣薬剤師として働くまでの流れを紹介しますので、ぜひ参考にして下さい。

まずは会員登録

派遣として働くための第一歩は、まずは派遣会社に登録する事です。派遣の仕事は登録をしておかなければ紹介してもらえないので、登録をしておかなればいつまで経っても仕事が決まりません。

また派遣を考えている方の中には、派遣会社に登録するとすぐに働かないといけないと思っている方もいるかもしれませんが、そうではありません。

まずは登録をしておいて、働けるようになったタイミングで仕事を始める事も可能です。

そのため派遣の薬剤師に少しでも興味があれば、まずは登録だけでもして見ると良いでしょう。

登録の仕方は会社によって様々ですが、大きく次の3つがあります。

  • 来社登録
  • WEB登録
  • 電話登録

来社登録は直接派遣会社へと訪問して、面談しながら登録を行う最もオーソドックスな方法です。

電話やWEBで予約を取ったうえで訪問するのが一般的ですので、長く待たされるという事もないでしょう。

わざわざ派遣会社まで出向く必要があるので手間はかかりますが、直接話が聞けるので雰囲気が分かりやすいのがメリットです。

WEB登録は派遣会社のホームページなどから登録する方法で、最近とても増えている登録方法です。

いつでも簡単に登録出来るのがメリットで、とりあえず登録だけしておくという方でもやりやすい登録方法です。

ただし担当から直接話は聞けないので、雰囲気などが伝わりにくいというデメリットもあります。

三つ目は電話登録で、名前の通り電話で登録する方法です。WEB登録と同様に派遣会社まで訪問する必要がないですし、更に顔は見えませんが担当者に直接話を聞く事も出来るでしょう。

しかしWEBほどいつでも気軽に出来る訳ではないので、来社登録とWEB登録の中間とも言える登録方法です。

エージェントと面談orリモートでやり取り

派遣会社への登録が終わったら、次はエージェントと呼ばれる派遣会社の担当者と面談を行います。

この面談の過程は派遣会社によって違いがあり、単に面談というケースもあれば「登録会」という名称で行うケースもあります。

どちらのケースであってもここの面談での趣旨は、本人の希望や適性を見極めて、今後の仕事紹介へと繋げるための大切なステップです。

ここでの面談では、主に下記のような事が行われます。

  • 働き方やルールの説明
  • 希望職種などの登録
  • 経験や知識、視覚などのスキルチェック
  • 求める条件や、今後のキャリアなどのヒアリング

面談を通じて、どのような職場や働き方を希望しているか、またこれまでの経験や知識などのスキルをヒアリングして、今後の派遣紹介へと活かしてくれます。

そのためここでしっかりと自分の希望を伝える事が重要で、変に遠慮して言いたい事を我慢したりしないようにしましょう。

面談や登録会の方法は以前は面談が主流でしたが、最近ではリモートでも対応してくれる派遣会社が多いです。

どちらの方法であっても、しっかりと自分の希望を伝える事で良い職場で働ける事に繋がるので、思っていることをきちんと伝えるようにしましょう。

求人の紹介を受ける

登録・面談が終われば、派遣会社への登録と自分の希望・スキルが伝わった事になります。

その後は派遣会社の方で本人の希望や適正などを踏まえたうえで、希望に合いそうな求人を探してくれて紹介してくれます。

また紹介された求人は必ず受けなければならない訳ではなく、もし希望に合わなければ断っても構いません。

派遣を考えている方は、働き方の希望は人それぞれ違います。早く働き始めたい方や、短期で働きたい方など、しっかりと希望を伝えておく事で、より条件に合った求人を紹介してもらえるでしょう。

また派遣会社によっては、求人サイトなどを使って自分で求人情報を検索してエントリー出来る場合もあります。

早く仕事を見つけたい方や、自分で好みに合った求人情報を探したい方であればこのような派遣会社を選ぶと良いでしょう。

派遣会社で社内選考

希望に合った求人があった場合は、応募したい旨を派遣会社へと伝えます。

その際に応募者が多かった場合などでは、派遣会社の中で社内選考が行われます。

派遣会社での社内選考とは、要するに派遣先に誰を派遣するかを選ぶ事なので、ここで漏れてしまうとせっかく希望を出しても派遣されない事になります。

派遣選考で落ちる事もあるので、求人に応募したからと言って必ずしも派遣先で働ける訳ではない事は認識しておきましょう。

では社内選考がどのように行われるかと言うと、下記のような点を見て選考が行われます。

  • 派遣先が希望している条件に合っている人材か
  • 派遣先が求めるスキルや資格をもっているか
  • 過去の派遣履歴に問題がないか
  • 人柄や印象などに問題がないか

このように派遣先の求める人材にマッチしているかどうかが一番の基準なので、万が一社内選考で落ちてしまっても気にする必要がありません。

過去の派遣履歴に問題が合った場合は別ですが、派遣先の求める人物像に合わなかっただけなので、気持ちを切り替えて次の求人を探しましょう。

職場を見学(顔合わせ)

派遣会社の社内選考を通過したら、次は派遣先の職場見学を行います。

しかし職場見学は必ずしも行われる訳ではなく、派遣会社が進める場合に行われます。

職場見学とは名前の通り派遣先の職場を見学する事ですが、おおむね次のような流れで行われる事が多いです。

  1. 派遣会社の担当者と、当日の流れなどの打合せ
  2. 派遣先に行き、自己紹介をする
  3. 実際に働く際の業務内容の説明を聞く
  4. 職場を見学する
  5. 派遣先の社員と質疑応答をする

このように実際の職場を見て、不明点などを質問出来るので働く前の不安を解消出来る事がメリットです。

また良く勘違いをしている方が多いのが、職場見学が実は選考を兼ねているのではないかという点です。

派遣を利用する企業は派遣前に労働者を特定する事は禁止されているので、職場見学には選考の要素はいっさいありません。

そのため万が一職場見学での印象が悪くても、派遣先が派遣社員の受け入れを拒否するような事は出来ません。

職場見学は純粋に職場に馴染みやすくするための見学と、お互いの疑問点を解消するための場と考えておきましょう。

問題なければ就業開始

職場見学が無事に終われば、いよいよ派遣先での就業開始となります。

いざ仕事が始まってしまうと派遣先の先輩などに教えてもらいながら、業務を習得していく事になります。

派遣に限らず仕事に慣れるまでは大変かもしれませんが、悩みがあれば派遣会社のコンサルタントに相談出来るのが派遣のメリットでもあります。

職場で悩みがある場合には、一人で抱えないでコンサルタントに相談しましょう。

就業後にスムーズに働くポイント

また派遣の場合は正社員と違って、4月や10月といった新年度に入社する訳ではありません。

そのため一緒に入社する同期がいる訳ではないので、初日の出社はとにかく緊張するでしょう。

「どんな服装で出社する?」や「初日のランチはどうする」など悩みは尽きないですが、このような事でも何でも相談すると良いです。

基本的に服装は固めが無難ですし、初日はランチに誘われる可能性が高いのでお弁当などは避けると良いでしょう。

薬剤師におすすめの派遣会社ランキングまとめ

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働き方改革などの影響もあり世の中には様々な働き方がありますが、薬剤師も例外ではなく派遣という道もあります。

派遣で働くにはまずは派遣会社への登録が必要ですが、利用する派遣会社に迷った際には、今回の記事で紹介している派遣会社の中から複数社を選んで利用しておけば良いでしょう。

ただ派遣として働く事は、自分のライフスタイルに合わせて自由に働ける特徴がある一方で、安定性や昇給などはありません。

そのため仕事に没頭するよりも様々な事情で家庭やプライベートに時間を割きたい方にとって、派遣はおすすめの働き方と言えるでしょう。

派遣での薬剤師に興味のある方は、ぜひ今回の記事を参考にして下さい。

ファルマスタッフ

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