「子育てと仕事を両立させてママ薬剤師を目指すなら派遣で働くのはあり?」と思い始めてはいませんか?
正職員やパートだと雇用は安定しているけれど、家事・子育て・仕事との両立は難しいものです。
そこで、この記事ではママ薬剤師が派遣で働く長所・短所・口コミまで、徹底的に解説します。
ママ薬剤師が派遣で働く前に抑えるべき6つの重要ポイント
ママ薬剤師が派遣で働くことはできるのか、そんな疑問と不安を抱く方も多いことでしょう。
ここではママ薬剤師が派遣として働く前に最低限知っておくべき重要ポイントをまとめて掲載します。
ワーキングスタイルを把握しておく
派遣薬剤師は正社員薬剤師と違い病院・薬局・企業などから直接的に雇用される働き方ではありません。
人材派遣会社からの紹介・薬剤師専門の転職支援サービスを行う企業を介しての応募・採用が前提となります。
また、派遣先によっては正規雇用の正職員やパート薬剤師よりも、派遣薬剤師や派遣ママ薬剤師の占める割合が多いケースも多いです。
一方で正職員の場合、雇用される職場の規定に基づいて休日が決まっています。
派遣薬剤師の場合は正職員よりも出勤日数・労働時間数が限られるため、休日が多くなります。
派遣薬剤師は時間の融通が効いて働きやすい上に時給も破格なので、近年は高い人気を集めています。 しかし未経験で派遣薬剤師を始める...
向き不向きがある
派遣ママ薬剤師というワーキングスタイルを望んでいても、その適性がある人もいればそうではない人もいます。
派遣ママ薬剤師への転職について前向きに検討している場合は、自分の適性について冷静に判断すべきです。
一般的に、派遣ママ薬剤師に向いている人は下記の通りです。
プライベートライフを重視する人
仕事は仕事、プライベートはプライベートとはっきり分けるタイプの人には、派遣ママ薬剤師に向いています。
子どもがいる以上は家事・子育てがメインであり、ライフワークの中心となります。
その上で、空いた時間に薬剤師の資格を活かして働きたい人に、派遣ママ薬剤師はピッタリのワーキングスタイルです。
近い将来に正職員を目指す人に
派遣先の職場によっては、派遣期間を経てから正職員に昇格が可能となるケースもあります。
あと少しで子育てが一段落するのでその間は派遣で働いて近い将来には正職員を希望する人には、そのニーズに見合う職場を探すという選択肢も良いでしょう。
通常、派遣で働く場合は同一の職場では最長で3年間までと定められています。
そのため、派遣ママ薬剤師が近い将来に正職員を希望する場合は、紹介予定派遣として働くのが理想的です。
短期間で集中的に仕事をしたい人に
通常、派遣ママ薬剤師の労働期間は3ヶ月~半年程度で短期間ですが、職場の都合により期間延長の可能性もあります。
常時雇用の正職員は残業や休日出勤が多い時期もありますが、派遣ママ薬剤師は家庭の都合に合わせて仕事に従事できます。
短期間で集中的に働きたい人には、派遣ママ薬剤師という働き方が最適です。
派遣ママ薬剤師は急速に増えている
近年は女性の社会進出が著しく、派遣ママ薬剤師として働くことを望む女性が増えてきました。
しかし、派遣ママ薬剤師が増えた理由はそれだけではありません。
2019年6月に老後の2000万円問題がニュースや新聞で話題となり、老後の資産形成が必須となりました。
そのためには動ける内にそれなりに稼いでおく必要があるのですが、派遣薬剤師という働き方は高給かつ柔軟なのでピッタリなのです。
子育て世代にとっては子どもの教育費を蓄える必要がありますが、それと同時に老後の資産形成を今のうちから始める必要がありますからね。
働き始めるのに最適な時期
子どもの年齢や生活環境などの違いから個人差はありますが、子どもが0歳のうちから転職活動を開始するケースも多いです。
もちろん子どもが0歳のうちから薬剤師の仕事に復帰する場合、実家で子どもの面倒を見てもらうか保育施設を探す必要が出てきます。
一方で赤ちゃんとのスキンシップが必要な時期であり、離乳期までに仕事を始めるのはまだ早いという見方を示す人も少なくありません。
そのため、トータルでみると子どもが保育園・幼稚園に入園したタイミングで派遣薬剤師の仕事探しを始める女性も多いです。
この時期には子育てが少し落ち着くので、週3日~4日程度の勤務など、柔軟に対応可能な働き先を探す人もいます。
また、子どもが小学校に入学した時期から卒業時期にかけて、薬剤師の仕事に復帰したいと希望する女性もいます。
この時期は子供の習い事や部活動・学校の行事などに追われるので、高給ながら勤務日数・就労時間の少ない派遣ママ薬剤師への転職はピッタリなのでしょう。
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派遣先は調剤室や調剤薬局、ドラッグストアが主
派遣先の職場は通常の派遣薬剤師とほぼ同じで、病院内の調剤室・調剤薬局・ドラッグストアなどです。
ただし、派遣ママ薬剤師の多くが子育て世代であるため、遠隔地の医療機関や薬局で働くのはまず無理でしょう。
派遣ママ薬剤師の時給
職場の規模・職員数・地域性・業務の専門性と難易度により、時給には格差がありますが、通常派遣薬剤師の時給の目安は2400円~3000円です。
参考までに1つの比較対象として、パート薬剤師の時給の相場についてお伝えしましょう。
パート薬剤師の時給の相場は1800円~2300円です。単純にパート薬剤師との時給の目安を比較すると、派遣のほうが高めです。
ただしこれはあくまでも時給の目安ですから、実際に派遣ママ薬剤師の仕事を探す時は、求人情報を細かくチェックしましょう。
パートや正職員の薬剤師よりも時給が高いと言われているのが派遣薬剤師ですが、実はいくつかのデメリットがあります。 そこで今回はそ...
派遣ママ薬剤師の5つの長所とは?
正職員・パートよりも働きやすい
子育て世代のママ薬剤師が新たに転職活動を行う場合、パートとして働くか、派遣として働くか迷うこともあります。
しかし、パートよりも派遣の方が時給は高いので効率良く働けるのが魅力です。
正職員はボーナスが支給されるのが魅力ですが、仕事の責任が重いです。正職員よりはパートの方が働きやすいですが、やはり正規雇用ですから、派遣社員と比較すると融通が利かないのが難点です。
しかし派遣ママ薬剤師の場合は正規雇用ではないため、1ヶ月あたりの就労日数・勤務時間もきちんと定められています。
それでいて時給も高いので、子育てしながら働くにはピッタリの働き方であると言えます。
産休が終わったり子育てが落ち着いたタイミングで正社員への転職を目指すママ薬剤師は多いです。 パートや派遣薬剤師は時給が高かった...
契約更新が可能
正職員・パートは長期雇用であり、自己都合で退職届を出さない限りは、期間の定めがない雇用となります。
派遣ママ薬剤師は定期的に契約更新を行うことにより、派遣期間の延長を行うことも可能です。
ただし、同一の派遣先での契約の継続期間は最長3年間と定められているので、その点を踏まえておく必要があります。
有給休暇を取りやすい
仕事と家庭を両立させるには、有給休暇が取りやすい職場環境が求められます。
正職員やパートだと、有給休暇日数が多くても職場の人に気を遣うこともあるため、取りづらいのが難点です。
その点、派遣ママ薬剤師は勤務日数・就労時間があらかじめ決められています。やむを得ない事情で急遽仕事を休む場合でも非正規雇用であるため、有休を取りやすいです。
職場の人間関係のしがらみが少ない
派遣先の職場の人間関係が悪い場合でも、派遣ママ薬剤師は派遣期間が短いため、職場の人間関係のしがらみは少なくて済みます。
自分に合わない職場だと判断する場合は、契約期間を更新せずに次の派遣先を探す手段もあります。
子どもと過ごす時間を持てる
母として子どもと過ごし時間を何よりも大切にしたいと思うのは当たり前です。
派遣ママ薬剤師は労働日数・就労時間が正職員やパートよりも短いため、比較的自由な働き方です。子育てに支障をきたすことなく、家庭・仕事の両立がしやすいです。
派遣ママ薬剤師の4つの短所とは?
派遣期間が変更になる可能性がある
派遣ママ薬剤師の最大の短所は、派遣期間の予期せぬ変更・打ち切りです。
派遣先の職場側の都合で、当初定められた契約期間よりも短期間になる可能性があります。
また、派遣先の職場から業務中の態度についてクレームが来た場合や、その事業所が倒産した場合は急遽打ち切りとなるケースも存在しています。
労働した分の金額しか支給されない
派遣ママ薬剤師の場合、正規雇用ではないため、ボーナスが支給されることはありません。
そのため、労働した分の金額しか支給されないのがデメリットになります。
正規雇用ではないため職場での発言権がない
派遣ママ薬剤師は正規雇用ではないため、職場で何か不満があっても発言権がほとんどありません。
万が一職場環境について何か困ったことがあれば、登録した派遣会社や薬剤師転職支援のエージェントに相談することです。
派遣ママ薬剤師は法定福利の適用対象外
派遣ママ薬剤師は正職員とは違い、法定福利の適用対象外となります。
法定福利とは法によって定められた福利厚生のことを指し、労災・厚生年金・健康保険などのことです。
正規雇用の場合は、社会保険料などの法定福利を事業主側である程度負担します。
派遣ママ薬剤師の場合は交通費の支給はありますが、家族手当・住宅手当などは付加されないのが一般的です。
夫の扶養家族として仕事をする場合は、法定福利にそれほどこだわる必要はありませんが、シングルマザーの場合は痛手になります。
派遣薬剤師として働く上で、福利厚生はチェックしたいポイントのひとつです。受けられるサービスや手厚さによって、働き心地が変わることもあ...
派遣ママ薬剤師の短所を回避する最善策は?
今のライフスタイルに見合う求人を探す
子育てと仕事を両立するには、今の自分のライフスタイルに見合う薬剤師求人に応募することです。正職員・パートよりも派遣の方が、拘束される時間も少なくて短期間で高収入が期待できます。
そのため、あえて派遣という働き方にこだわり、その上でワーキングエリア・給料・仕事内容など、細かい条件に絞り込んで求人を探すことをおすすめします。
薬剤師転職サイトに登録・活用する
好条件の派遣ママ薬剤師を探すのは、なかなか容易ではありません。
そこでぜひ活用したいのが薬剤師転職サイト、無料会員登録の手続きを行うことをおすすめします。
転職支援のアドバイザーとして、ベテランのエージェントが転職活動から入職後までサポートしてくれます。
派遣先の事業所に入職した後も、仕事内容や職場での人間関係のつまずきなど気軽にエージェントに相談できます。
ママが薬剤師になる場合、勤務時間や曜日、場所、給与など様々な条件を満たしている職場で働くのが理想ですよね。 そこでオススメなの...
派遣ママ薬剤師に関する口コミ
【口コミ1】子育てと仕事両立のために派遣ママ薬剤師の道を選びました
子育てでブランクがあり、転職活動になかなか腰が上がりませんでした。
そんなある日、薬剤師転職サイトに登録したのをきっかけに、エージェントの方に相談する機会を持てるようになりました。
子育てと仕事を両立させるには、派遣ママ薬剤師の道を選ぶのが最善策と決意しました。
方向性が決まってからは、転職活動がスムーズで入職まで早かったです。
(きよのさん 37歳 勤続5年 2019年6月7日)
【口コミ2】調剤薬局の派遣ママ薬剤師として楽しく働いています
子どもがひとり生まれてからは生活が一変、子ども中心の毎日でした。
子どもが3歳になり、実家で母が面倒を見てくれることになり、そのタイミングで仕事に復帰することにしました。
転職エージェントに相談して、自宅と実家から近い調剤薬局の求人を紹介してもらいました。派遣ママ薬剤師を積極的に採用している職場なので、毎日楽しく働けます。
(つぐみさん 32歳 勤続6年 2019年6月20日)
【口コミ3】派遣の方がパートよりも気が楽です
以前はパート薬剤師として調剤薬局に勤務していましたが、有休がとりづらいのが悩みでした。パートとはいえ仕事の責任が重いので、子育てとの両立が難しいと思い退職しました。
パートよりも派遣の方が今の私には向いているのかなと思い、薬剤師転職サイトのエージェントに相談しました。
以前のパートと同じ週3日で派遣ママ薬剤師として働きはじめました。同じ週3日でも派遣の方が時給も高いし、気を楽にして働けます。
(みっこさん 30歳 勤続3年 2019年7月2日)
薬剤師として働いている方の中には、派遣会社の利用を考えている方も多いでしょう。しかし薬剤師の派遣を行っている会社はとても多いので、ど...
【口コミ4】もっと早く派遣ママ薬剤師に転職すれば良かった
自宅から近い薬局のパート薬剤師として1年ほど勤務しましたが、職場の雰囲気が暗い感じでなじめませんでした。
しかし、通いやすい職場なのでこれを逃したらもう後がないと思い、我慢していたのですが、ストレスが溜まってしまいました。
子どもにも八つ当たりするようになり、これではいけないと思い、働きやすさについて考えた結果、派遣ママ薬剤師に転職しました。派遣先の職場は以前の職場よりは少し遠い距離ですが、日々充実しています。
我慢せずにもっと早く転職しておけば良かったとも思います。
(みちるさん 35歳 勤続7年 2019年7月15日)
【口コミ5】派遣先では同年代のママ薬剤師と楽しく交流
派遣ママ薬剤師を目指していたのですが、子育ての合間に単独で転職活動をするのは限界でした。正職員やパートよりも求人数が少ないと思い込み、かけこみ寺の如く薬剤師転職サイトに支援を求めることにしました。
薬剤師転職サイトでエージェントを通して、自宅から近いドラッグストアに派遣されることになりました。同年代のママ薬剤師も派遣で働いているので、お昼休みに一緒にランチを楽しめるようになりました。
(エミリーさん 38歳 勤続9年 2019年8月1日)
【口コミ6】サポート体制が充実していて楽しく仕事ができる
3人の子育てをしていて、末子が小学校に入学したのを機に転職活動を始めました。
数年間のブランクがあり、その不安を薬剤師転職サイトのエージェントに相談しました。幸いにもブランクがあるママ薬剤師へのサポート体制が充実した職場を紹介してくれたので、楽しく仕事しています。
(久美子さん 40歳 勤続7年 2019年8月20日)
薬剤師は女性が67%を占める職業なので必然的にブランクのあるママ薬剤師が多くなります。 そこでブランクからの復職を検討している...
【口コミ7】派遣ママ薬剤師は働きやすいので契約更新しました
調剤薬局の派遣ママ薬剤師として、当初は3ヶ月間の契約期間でした。
とても人間関係が良い職場なので、あっという間に3ヶ月が過ぎようとしている時に、契約を更新することに迷いはありませんでした。
6ヶ月まで契約期間を延長してもらいましたが、その後もできれば長く働きたいです。
(香里さん 30歳 勤続5年 2019年9月2日)
【口コミ8】残業がないのでストレスなく仕事ができる
派遣先の病院では正職員の薬剤師は残業が多いですが、私は派遣なのでこれまでに1度も残業をしたことはありません。
子どもが幼稚園なので、決まった時間に仕事を終えられるようにと思い、派遣ママ薬剤師の道を選びました。ストレスなく仕事ができるのが何よりの魅力です。
(美紀さん 32歳 勤続4年 2019年9月13日)
【口コミ9】子どもと過ごす時間が必要だから派遣を選びました
子どもが保育園に通う年になり、そろそろ薬剤師の仕事に復帰しようと決意しました。
薬剤師の仕事を通して社会との関わりを持ちたい、けれど子どもと過ごす時間は大切にしたいと考えました。
その結果、私に会う働き方は派遣ママ薬剤師だと確信しました。
ドラッグストアでの週3日の仕事ですから、子育てと仕事が両立できるし、子どもと過ごす時間も十分に持てます。
(広美さん 38歳 勤続6年 2019年10月3日)
【口コミ10】友人の一言がきっかけで調剤薬局に転職
結婚前までは正職員の薬剤師でしたが、子育てと両立するためには働く日数と時間をセーブしなくてはなりません。そのため、パートの薬剤師の求人を探していたのですが、思うようみつからず、焦っていました。
以前の職場の同僚に相談したところ、「薬剤師転職サイトで派遣の仕事を探してはどう?」とアドバイスされました。その後、調剤薬局の派遣ママ薬剤師に転職して、仕事と子育てとしっかり両立できるようになりました。
(聡美さん 33歳 勤続6年 2019年10月20日)
ママ薬剤師の派遣まとめ
今回は子育てを行っているママ薬剤師が、派遣という働き方を選ぶのが正解かどうか解説しました。
日々子育てと家事に奮闘する女性は、薬剤師の仕事に復帰したい気持ちが強い反面、不安や戸惑いも多いことでしょう。
先にお伝えした通り、派遣の場合は契約期間の定めがあります。
また、職場側の都合で突然打ち切り・期間が短縮される可能性はありますが、その分時給が高い上に休みや労働時間にも融通がきくのでママ薬剤師には最適と言えるでしょう。
薬剤師を派遣している転職サイトから応募・入職した場合、万が一派遣期間の変更やトラブルが生じてもエージェントが介入して派遣先の職場に交渉してくれます。
そのため安心もできるので、派遣に興味のあるママ薬剤師は以下のいくつかの薬剤師サイトに無料登録してみてはいかがでしょうか。
薬剤師が転職をするなら、転職サイトを使った方がよいとはよく聞きますよね。 しかしいざ転職をしようと思っても、転職サイトを探すとかな...
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