リクルート社とマイナビ社は就職情報分野で熾烈な競争を繰り広げていますが、転職エージェント業界でも両社は激しい戦いの火花を散らしています。では両社を利用者の立場からみた場合、どのような違いがあるのでしょうか。

今回は転職エージェント業界の両雄リクルートエージェントとマイナビエージェントを徹底比較してみました。どちらを利用すべきかお悩みの方必見です!

リクルートエージェントとマイナビエージェントを求人数で比較!

転職エージェントの優劣を比較する上で欠かせないのが「求人数」です。求人数が多ければ多いほど希望条件にマッチする求人も増えることになるからです。

リクルートエージェント、マイナビエージェントの求人数

求人数
リクルートエージェント 約17万件(内訳:公開求人数が約3万件、非公開約14万件)
マイナビエージェント 約2万3千件(公開求人数が約 5,600 件、 非公開求人1万7千件)

(2017年6月現在)

ご覧頂いたとおり、求人数比較ではその差は歴然です。

リクルートエージェントは、マイナビエージェントの約7倍以上におよぶ求人数を誇っています。仮に分母となる全体の求人数では多くとも、特定職種に限って比較した場合にはあまり差がなかったり、逆転したりするケースもあります。

しかしながら7倍以上の差があれば、ほとんどの職種でリクルートエージェントがマイナビエージェントを上回っていると見て間違いないでしょう。できるだけ多数の求人企業を紹介してもらい、比較検討した上で転職先を決めたいという方はリクルートエージェントを選択した方が良いと言えます。

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リクルートエージェントとマイナビエージェントの求職者タイプを比較

次に両社が得意としている求職者、あるいは特に力を入れて支援を行っている求職者という点で違いがないか比較したところ、この点でも両社には次のような違いがありました。

リクルートエージェントの主な対象者

業務未経験で正社員を目指す20代を除いた幅広い求職者を対象としている


リクルートエージェントは20代で業務未経験の業種や職種への転職、もしくは就職を目指す方々については、リクルートグループが20代専門に就職・転職支援を行っている「就職Shop(※)」への登録を案内しています。

従ってリクルートエージェントが対象としているのはそれ以外、即ち業務経験を有する20代後半ぐらいから40代ぐらいまでの幅広い年代層の求職者と言えます。
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マイナビエージェントの主な対象者

年代は20代、30代が中心で、女性と第二新卒に力を入れている

マイナビエージェントはホームページ画面の右上という目立つ位置に「20代の転職」と「30代の転職」という二つのカテゴリーを並べて表示しています。

このことからマイナビエージェントが特に重視している求職者の年代は20代と30代であることがわかります。

また、マイナビエージェントでは求職者の属性に関わる専門ページとして

  • 女性の転職
  • 第二新卒の転職
  • 管理部門

という三つのページを用意しています。

このことから性別ではり「女性」を重視していること、また「第二新卒」も対象者として力を入れていることがわかります。

ではマイナビエージェントは20代、30代の女性や第二新卒だけをターゲットにしているかというとそうではありません。

「管理部門」という専門ページを設定していることからわかるとおり、管理職を任せることができる人材の転職支援にも力を入れています。

管理職は通常20代はあまり対象にはなりませんし、男性も対象となるのは明らかです。

以上のことから、20代、30代、女性、第二新卒といういずれの属性にも含まれない方は、管理職候補となり得る人材が主要対象になっていると判断できます。

リクルートエージェント ⇒ マルチな対応
マイナビエージェント  ⇒ 特化型

リクルートエージェントは業務未経験の20代を除いて幅広い層を対象としていますので、求職者の属性に対してはマルチに対応している転職エージェントと表現できます。

対してマイナビエージェントは20代、30代、女性、第二新卒、管理職と言った特化対応型の転職エージェントと言えます。

例えば40代で非管理職の仕事に転職したいという方ならリクルートエージェントという選択になるでしょうし、30代女性の方ならマイナビエージェントの方がより力を入れて転職サポートを行ってくれることを期待できます。

リクルートエージェントとマイナビエージェント・業種の強弱比較

リクルートエージェントもマイナビエージェントも特定業種に特化された転職エージェントではなく、幅広い業種へ対応する総合エージェントです。

ところが、業種の検索項目を比較してみるとかなり大きな違いがあることがわかります。

リクルートエージェント・マイナビエージェントの業種の検索項目

 リクルートエージェント  マイナビエージェント
 IT・通信業界
Web・インターネット業界
機械・電気・電子業界
化学業界(素材・化成品)
総合商社・専門商社
物流・運輸業界
流通・飲食・消費財・店舗サービス業界
旅行・スポーツ・エンターテイメント業界
マスコミ・広告業界
人材・教育・アウトソーシング業界
コンサルティング業界・監査法人・シンクタンク
金融・保険業界
建設・住宅・不動産業界
医療・医薬・バイオ・福祉業界
公共インフラ・官公庁・各種団体・その他
 IT/インターネット/通信
機械/電気・電子/素材
営業
医薬/医療機器/バイオ
金融/コンサルティング
不動産/建設
クリエイティブ系
経営企画/管理部門全般
流通/消費財/アパレル/フード
医療系/医師/看護師/薬剤師

⇒幅広い業種で強みを発揮しているのは「リクルートエージェント」

今回の業種比較では、どのようなものが含まれているかわからないため「その他」という検索項目は含めていません。そのため、検索項目にない業種てあっても「その他」に含まれている可能性はあります。

しかしながら検索項目にない業種というのは、仮に求人があってもそれほど多くないため検索項目が設けていないものと推察されます。こうした推察をふまえた上で両者の業種項目を比較した場合、次のようになります。

リクルートエージェントにあってマイナビエージェントにない業種

  • 旅行・スポーツ・エンターテイメント業界
  • マスコミ・広告業界
  • 人材・教育・アウトソーシング業界
  • 公共インフラ・官公庁・各種団体

マイナビエージェントにあってリクルートエージェントにない業種

  • アパレル

繰り返しとなりますが、リクルートエージェントにもマイナビエージェントにも業種検索項目として「その他」がありますので、「検索項目にない業種=求人情報がない業種」と断定することはできません。

しかしそうした業種は求人が少ないと見なせませすので、どちらが幅広い業種に対応できているかの比較ではリクルートエージェントの方に軍配があがります。例えば官公庁や広告業界、教育業界などへ転職を考えている方はリクルートエージェント選ぶべきであり、逆にアパレルではあればマイナビエージェントを選ぶべきとなります。

リクルートエージェント・マイナビエージェント海外勤務の求人数比較

リクルートエージェントはマイナビエージェントの7倍以上の求人数を誇りますので、海外勤務の求人数比較でも7倍程度の開きが生じていたとしても不思議ではありません。ところが海外勤務の求人数について比較したところ、次のような意外な結果となりました。

それぞれの海外勤務求人数

リクルートエージェント マイナビエージェント
  • 公開求人数:31件
  • 非公開求人数:406件
  • 計437件
  • 公開求人数:29件
  • 非公開求人数:212件
  • 計241件


これら求人数からわかるとおり、海外勤務の求人に限れば、リクルートエージェントの方が数では上回っているものの、約1.8倍に過ぎず7倍以上といった大きな開きが生じていないことがわかります。

次に全体に占める海外勤務の求人数割合で比較してみた場合、マイナビエージェントであっても約1%程度に過ぎず、リクルートエージェントはそれを更に下回るわずか0.3%未満という、大変少ない割合に留まっています。

海外勤務の求人を狙いたい方はリクルートエージェントやマイナビエージェント以外のエージェントも吟味してみるのが良いかも知れません。
ビズリーチなどは海外に強い転職エージェントといえますので、比較検討する価値はあるでしょう。

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リクルートエージェント・マイナビエージェント電話受付け対応比較

転職エージェントに問い合わせをしたい場合、メールなら24時間いつでも受付けてくれるのは当たり前です。問い合わせ対応で差がつくのは電話での対応サービスですので、この点についても両社をを比較してみました。

電話受け付け対応比較

リクルートエージェント マイナビエージェント
※東京(京橋第一)オフィスの場合
受付け対応時間 10:00~18:00 9:30~20:30(平日)
9:30~17:30(土曜日)
土日、祝日対応 なし 土曜日のみ対応。日、祝日はなし

ご覧のとおり、電話での受付け対応では平日、土日祝日の両方においてマイナビエージェントに軍配があがります。マイナビエージェントは平日午後8時まで電話で対応してくれること、更に土曜日も午後5時半まで電話対応してくれる点はかなり良心的な対応といえます。

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リクルートエージェント・マイナビエージェント キャリアアドバイザー比較

自分を専任で担当してくれるキャリアアドバイザーによる転職支援サービスは、転職エージェントを評価する祭の最も重要な指標になると言っても過言ではありません。この点でも比較を行ってみました。

リクルートエージェント・マイナビエージェント共通のサービス

キャリアアドバイザーによる転職支援サービスメニューを比較した場合、次のようなサービスについては一致がみられました。

  • 面談(キャリアカウンセリング)
  • 希望に合った求人の紹介
  • 求人票だけではわからない詳細な情報提供
  • 応募書類の添削や面接対策
  • 条件面や入社日の調整
  • 転職後のアフターフォロー

では一致していないサービスメニューはは何かと言いますと、マイナビエージェントにあって、リクルートエージェントで確認できなったサービスとして「推薦状の作成」が唯一あげられます。

仮に推薦状を作成しなかったとしても、推薦コメントを求人企業側へ伝えることは業務の一環として通常行われていることなので、推薦状の有無はそれほど決定的なサービスの違いとは言えません。このことからキャリアアドバイザーによるサービス内容では、両社間で大きな違いはないと評価できます。

そこで利用者がキャリアアドバイザーによるサービスに対してどう評価しているか、当サイトに寄せられていた口コミ評価を集計し、比較してみました。

リクルートエージェントで特に多かった口コミベスト3

・当たりハズレが激しい・・・・・・・・・・・・・34%

・事務的、機械的な対応・・・・・・・・・・・・・27%

・求人を多数紹介してくれる・・・・・・・・・・・18%

マイナビエージェントで特に多かった口コミベスト3

・親切な対応・・・・・・・・・・・・・・・・・・28%

・業界に精通していた・・・・・・・・・・・・・・22%

・自分の希望とは合ってない案件を紹介された・・・17%

⇒親切でプロフェショナルなサポートを期待したいならマイナビエージェント

当サイトに寄せられた両社への評価を内容によって分類・集計した結果では、ご覧のような明暗が分かれる結果となりました。

リクルートエージェントは担当者による対応に差が大きく、また事務的な対応だったという評価が多く、マイナビエージェントは親切で転職先の業界にも精通しているといった高く評価する口コミが多く見られました

その一方で、リクルートエージェントは求人数を多数紹介しくてれたという点で評価を得ており、マイナビエージェントは希望条件にマッチしていない求人の紹介を受けたといった評価がかなりありました。

キャリアアドバイザーによるサービス品質は、キャリアアドバイザーの個人的な資質や性格によって大きく左右されます。

そのため、この結果が全てのキャリアドバイザーに当てはまるとは言えませんが、キャリアアドバイザーによる転職支援サービスを重視したい場合には、少なくともマイナビエージェントを検討対象から外すべきではないと言えます。

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