准看護師と正看護師の違いって?給料や資格、業務学校など全ての違いとメリットを紹介!

准看護師_正看護師_違い_給料資格業務学校_メリットを紹介

看護師には准看護師と正看護師という2つの区分がありますが、業務内容がほぼ同じなため厳密な違いが分からないという方は多いです。

そこで今回は准看護師と正看護師の違いを給料(年収)、資格、教育、業務内容、メリットなど様々な点から比較紹介していきますので参考にして下さい。

准看護師と正看護師の違いって?表で徹底比較!

では早速まずは准看護師と正看護師の違いを一覧で比較してみましょう。

正看護師 准看護師
資格 厚生労働大臣による免許 都道府県知事による免許
業務に関する位置づけ 傷病者若しくはじょく婦に対する療養上の世話又は診療の補助を行う(保助看法第5条※) 医師、歯科医師又は看護師の指示を受けて、前条(保助看法第5条)に規定すること(傷病者若しくはじょく婦に対する療養上の世話又は診療の補助)を行う
専門看護師
認定看護師
取得できる 取得できない
保健師・助産師 取得できる 取得できない

(※:保助看法(ほじょかんぽう)とは保健師助産師看護師法のことで、保健師、助産師、正・准看護師の資格取得や業務内容などについて定めた法律)

資格を取得するまでのステップが違う

准看護師_正看護師_違い_資格

准看護師と正看護師は、資格を取得するまでのステップが違います。

最短のルートで言うと准看護師の場合は各都道府県知事指定の准看護師養成所に2年、または文部科学大臣指定の衛生看護科がある高等学校に3年通うことが必須となっていますが、中学校を卒業すれば養成所に入学できます。

つまり早ければ15歳で養成所には入れますから、准看護師資格試験に合格すれば17歳から准看護師として働けます。

しかし正看護師の場合は高校を卒業後、看護師専門学校もしくは看護短期大学に通わなくてはいけません。

つまり18歳で専門学校に入学をしたとしても、正看護師として働けるのは21歳からになります。

このように准看護師は中学校卒業後、正看護師は高校を卒業後というように資格を取得するまでのステップが異なります。

仕事内容が違う

准看護師も正看護師も、医師の指示にもとづいて病気や怪我の問診や治療のサポートを行うという仕事内容は同じです。

ただし、准看護師の場合は「正看護師の指示に従う」という業務があるのが正看護師との仕事内容の違いになります。

簡単に言うと正看護師は医師の指示に従って行動し、准看護師は医師もしくは看護師の指示に従って医療行為の補助を行うというのが、准看護師と正看護師の違いと言えるでしょう。

資格の種類が違う

正看護師も准看護師も同じように医療行為しますが、必要な資格の種類が異なります。

たとえば正看護師は厚生労働大臣が発行する正看護師免許の国家資格を取得する必要がありますが、准看護師は都道府県知事が発行する准看護師免許という資格にがあれば大丈夫です。

また准看護師免許は国家資格ではないので、資格の種類も正看護師とは違います。

看護師のスキルアップに繋がる資格、科目別26選|おすすめの検定や研修も紹介

給与が違う

准看護師は正看護師と同じ仕事をするものの、看護基準を満たしていないため病院側が得られる診療報酬は正看護師の採用より低くなります。

つまり雇用主となる病院の利益が低くなるので、どうしても准看護師は正看護師よりも給与が低い傾向にあります。

もちろん病院や地域によって給与額は異なりますが、全国の平均年収で比較すると正看護師は450万円なのに対し准看護師は400万円となっています。

この年収はあくまでも目安であり実務経験や病院の規模などでも准看護師の年収は違ってきますが、給与額はい同じ年数働いた正看護師とは違うという事を覚えておきましょう。

看護師の年収データを徹底調査!平均給与額から考える年収を上げる方法

受けられる教育も違う

正看護師は科学的な根拠に基づいた、計画的な看護を実践する能力を養うための教育を受けます。

一方で准看護師は医師、歯科医師、看護師の指示をもとに患者の世話や診療補助を安全に実施するための能力を養う教育を受けます。

簡単に言うと看護師は看護を計画する教育を受けますが、准看護師は看護計画を安全に補助できるようになる教育を受けます。

この教育内容の違いは取得できる資格の違いにも大きく影響するので、准看護師都と正看護師のある意味最大の違いと言えるでしょう。

准看護師の仕事について詳しくご紹介

准看護師の業務範囲は?

准看護師_正看護師_違い_業務内容

准看護師の業務範囲は、体温や脈拍、血圧など診察に必要な測定、注射や採血、点滴などの医療行為、カルテの記入からカンファレンスへの参加、手術の補助や患者の移送です。

つまり業務範囲は正看護師とまったく同じです。ただ前述した通りそれを自分の意思で行うか、医者や正看護師の命令の下で行うかが違います。

また、就業する施設によっては食事や排泄、入浴の介助、手術の補助なども行います。

准看護師が就職できるところ

正看護師との違いはいろいろありますが、就職できるところは准看護師も正看護師も同じです。

病院や診療所はもちろん、介護施設や社会福祉施設、デイケアサービスや訪問看護を行っている施設での就業も可能です。

医師がいるところであれば正看護師が働いていないとしても指示を受けて業務を遂行できるので、准看護師だから働けないというところはありません。

ただし専門的な資格が必要な医療機関では働けないこともあります。しかしこれは正看護師でも同じです。

准看護師がやってはいけない業務とは?

正看護師と業務範囲が同じであっても、実は准看護師にはやってはいけないことがあります。

実務経験の年数に関わらず、准看護師は正看護師に対して業務指示を出すことは出来ない

極端な例で言うと、新卒の正看護師に対してであっても、ベテランの准看護師が業務上で仕事の指示を出すことはできません。

また、現実ではあまりありませんが新卒の看護師から指示が合った場合は、例え自分の方が看護師歴が長いとしても従わなくてはいけません。

そのため、准看護師は単独で看護計画を立てることもできないとされています。

患者の療養の世話において、自分の判断で補助を行うことはできない

患者の世話や診療の補助をする上で准看護師が「こうした方がよい」と思うことがあっても、あるいは「医師や看護師に指示されていないことを患者から求められた」という場合でも、自分の判断で補助方法を変えたり行ったりすることは出来ません。

准看護師は医療行為を出来ますが、あくまでも医師もしくは看護師に指示されたことが出来るだけです。

こう聞くと、言うことを聞くだけの歯車のように感じてしまうかもしれませんが、看護師の業務指示を出せないのも、医師や看護師の指示がないと医療行為が出来ないのも、医療ミスや患者の容体が急変したときなどに責任の所在がどこにあるかを明確にするためです。

准看護師が不当な責任追及を受けないようにするために責任系統が決められているだけなので、准看護師の地位が低いということではありません。

看護師長など正看護師の管理職になることはできない

正看護師であれば、ある程度キャリアを積むことで管理職へのキャリアアップが可能です。

しかし准看護師には権限がないため、管理職の正看護師と同じぐらい実務経験を持っているとしてもキャリアアップは望めません。

そもそも准看護師は正看護師に指示を出せませんから、通常であれば管理職になることは出来ません。。

准看護師ならではのメリットとは?

正看護師よりも働き場所の幅が広い

准看護師_正看護師_違い_メリット

給与が正看護師よりも低いというデメリットはあるものの、准看護師はその分働ける場所の幅が広いと言うメリットがあります。

正看護師の給与額は高いので、診療所や中小のクリニック、介護施設や高齢者用事業所などは准看護師を募集することが多いです。

もちろん病院の方がお給料は良いものの、病院の仕事内容は多岐に渡りますし、医師や看護師からの指示も多く仕事はかなりハードです。

病院によっては夜勤や休日出勤も珍しくありませんよね。

しかし上記のクリニックや介護士施設の仕事先であれば夜勤や休日出勤もありませんし、複雑な人間関係もないので働きやすいです。

またデイケアサービスなど福祉施設であれば、全に昼間の勤務になりますし、シフト調整をしやすいので家庭と仕事の両立も難しくありません。

こういった仕事先での求人が多いというのは、准看護師にとってはメリットと言えます。

仕事をしながら資格を取得できる

准看護師養成所は全日制と半日制があるので、自分のライフスタイルや準備できる費用に合わせて養成所を学ぶことができます。

学校の費用を自分で払うという方であれば、半日制の養成所にすることで午前中を仕事の時間に充てられます。

全日制でも、基本的に週に3日か4日しか授業がないので、余裕があれば働くことも可能です。

さらに准看護師養成所の場合は2年通えばいいだけですから、仕事をしながら看護師に転職したい方には通う期間が短いのは大きなメリットと言えるでしょう。

やる気があれば正看護師へのキャリアアップも可能

准看護師として働く中でもっともキャリアアップしたい、給与や待遇のアップを目指したいと言う場合は正看護師になることも可能です。

正看護師になるには国家試験に受からなくてはいけませんが、准看護師の資格があれば正看護師への移行教育を受けることができます。

※中卒で准看護師になった場合は実務経験3年以上が条件となります。

すでに准看護師の資格を持っているため、一から正看護師を目指すよりもハードルはぐっと低くなります。

正看護師として転職する場合も准看護師として働いていたことを記載すれば仕事に関しては実務経験ありになるので、希望条件を満たした美味しい案件への応募が可能になります。

准看護師のお給料(年収)の平均はいくらぐらい?

准看護師の平均年収は約400万円

准看護師_正看護師_違い_年収

准看護師のお給料は実務経験の年数にもよりますが、22万円から29万円が相場となっていて、年収の平均は約400万円と言われています。

正看護師と同じ仕事内容なのに少ないと感じる方もいるかもしれませんが、この平均年収には夜勤手当や休日出勤手当などは含まれていないので、総合病院など大きい病院で働けば平均年収よりも高額な収入が期待できます。

夜勤などがないクリニックや介護施設などは平均年収ほどしか見込めませんが、その代わり総合病院よりかなり仕事が楽ですから、仕事内容に見合った額と言えるかもしれません。

准看護師の給料(手取り)平均は?地域年齢別の年収も解説!

実務経験があれば転職で給与アップも可能

基本的に准看護師のお給料は正看護師よりも低いですが、実務経験がある方なら転職で給与をアップすることも可能です。

ただし給与や待遇アップを目指して転職する際は、求人情報サイトや各医療機関のホームページなどで探さないようにしましょう。

と言うのも、ハローワークなどの求人情報サイトやホームページの採用情報などは、提示されている給与額や待遇に対して交渉する余地がなく、主導権が採用者側にあるので条件も低めに設定されているからです。

給与アップのために転職をするのであれば、応募する側が主導権を握れる転職サイトを利用するのが最適です。

転職サイトであれば希望条件に合った求人募集を紹介してもらえるのはもちろん、エージェントが代理で給与や待遇などの交渉もしてくれるので、今よりも確実に収入がアップする条件での転職が可能です。

准看護師を目指す場合に免許を取るまでの流れ

①:准看護師学校養成所を受験する

中学校を卒業後、准看護師学校養成所を受験します。

入試科目は各都道府県の学校によって異なりますが、基本的には国語・数学・社会・理科・英語・作文の中で2科目から3科目ほどピックアップされて出題されます。

試験のレベルは、一番若い受験者が15歳となっているので、試験内容も中学校卒業レベルに合せて作られています。

②:合格をしたら履修と実習を2年間受ける

試験に受かったら、准看護師学校養成所に入学し、1年目は履修を受けて2年目からは実習の教育も受けるようになります。

全日制の学校であれば週に3日ほど、半日制、週に5日ほど午後に授業を受けるのが一般的です。

③:受験資格を得たら准看護師試験を受ける

2年の履修を修了したら、准看護師の試験を受けます。

准看護師試験の合格率は約95%と非常に高いので、きちんと養成所で学んでいればほぼ不合格になることはないでしょう。

ただし、どうしても心配という場合は、複数県の試験を受けることも可能なので、近隣で滑り止めを受けると言う方法もあります。

④:准看護師試験に受かったら免許申請をする

准看護師試験に合格したら、自分の住所地がある都道府県知事に免許の申請を手続きしましょう。

試験と同じく、申請方法は都道府県によって違うので、事前にどういった準備をすればいいか確認してください。

⑤:准看護師として就職をする

免許が交付されたら、いよいよ准看護師としての勤務が始まります。

就職先を探す場合、未経験となるので給与額などが低い募集案件も多いかもしれませんし、人手が足りていない職場の場合は、まともに研修を受けられないまま現場の仕事を任されてしまうこともあります。

未経験でもOKって本当?看護師・准看護師の待遇とリアルな本音

そのためハローワークやマイナビのような求人情報サイトではなく、最初から看護師転職サイトを利用しましょう。

転職サイトであっても扱っている求人案件が豊富なので未経験可の案件も見つかりますし、コーディネーターは職場の働きやすさなどの情報も持っていますから、研修制度が整っている未経験の准看護師が働きやすい案件を紹介してくれます。

准看護師と正看護師の違いまとめ

今回は准看護師と正看護師の違いや、准看護師を目指す上で知っておきたい平均年収や免許のとり方などを紹介しました。

あまり知られていませんが、准看護師の求人募集は正看護師よりも少ないため競争率が高く、少しでも条件の良い募集案件はすぐに応募が締め切られてしまいます。

そのため、待遇改善を求めて転職する場合は常に求人情報をチェックするしかないのですが、毎日チェックするのは難しいでしょう。

しかし看護師の転職サイトに登録しておけば自分の希望に合った募集案件が出たらエージェントがすぐに電話やメールで教えてくれますし、中には高年収が期待できる非公開求人もあります。

そのため准看護師で希望を満たした転職をしたいという方は、一度看護師転職サイトを利用してみるのがオススメです。

下記で紹介しているのはどれも完全無料ですし、求人数やサポートも豊富なので看護師経験がなくても就職まで導いてくれるでしょう。

個人的には未経験の方は複数のサイトに無料登録して、その中で一番求人の質やエージェントとの相性が良いサイトに登録すのがオススメです。

准看護師に最適の看護師転職サイトランキング

1位:業界大手の看護のお仕事

職場のリアルが分かる転職 看護のお仕事

看護のお仕事LP
年代全年代 雇用形態正社員.契約社員.派遣社員,アルバイト,パート
対象エリア全国
業界医療専門職事務/アシスタントその他
ポイント
  • 転職先の内部事情が分かる
  • 12万件以上の事業者情報がある
  • 代わりに給与や夜勤回数などの待遇交渉をしてくれる
看護のお仕事の口コミ評判と使い方!転職に使うメリットやデメリットも紹介!

公式サイト:https://kango-oshigoto.jp/

2位:利用者の97%が満足しているナース人材バンク

看護師求人サービスなら【ナース人材バンク】に登録

ナース人材バンク_広告
年代全年代 雇用形態正社員.契約社員.派遣社員,アルバイト,パート
対象エリア全国
業界医療専門職事務/アシスタントその他
ポイント
  • 給与交渉の代理などサポートが充実
  • 求人数は業界トップレベルの20万以上
  • 全国に16の拠点があるので地方の看護師でも転職が容易
ナース人材バンクの評判と口コミを徹底紹介!しつこい電話があるって噂は本当?

公式サイト:https://www.nursejinzaibank.com/

3位:実求人数No.1のマイナビ看護師

マイナビ看護師

マイナビ看護師_広告
年代全年代 雇用形態正社員.契約社員.派遣社員,アルバイト,パート
対象エリア全国
業界医療専門職事務/アシスタントその他
マイナビ看護師の評判!利用者の口コミから分かる日本最大級の転職サイトの秘密

公式サイト:https://kango.mynavi.jp/

【2020最新】看護師におすすめの転職サイト比較ランキング!21社の口コミや選び方を徹底紹介
人気BEST 15看護師転職サイトランキング