夜勤専従看護師の給料、メリット・デメリット|週休4日で高年収リッチ生活が可能!

夜勤専従看護師で働くポイント4つ

看護師には「夜勤」が避けて通れませんよね。人が寝ている時間に働く「昼夜逆転生活」は大変なだけではなく、日中に好きなことができないイメージがあります。

しかし、やり方次第で日勤看護師よりも多くの休日をもらいつつ、同等あるいはそれ以上の収入を得ることができます。

夜勤が大変でも休みが多ければ、十分にペイできます。そこで今回は出勤は夜間の時間帯のみの「夜勤専従看護師」について紹介します。

生活リズムがつかめれば、年収が高い夜勤専従看護師になるのもひとつの手かもしれません。

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ポイント
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夜勤専従看護師(夜勤専従ナース)とは?どんな仕事?

夜勤専従看護師とは、夜勤専従看護師の仕事内容

夜だけ働くので高年収

「夜勤専従看護師」はその名前のとおり、夜勤業務を専門的に行う看護師です。看護師の夜勤は非常に激務ですが深夜手当がつくため、日勤の看護師よりも、多くの報酬を得られるでしょう。

看護師の24時間交代制勤務を取っている病院は多く、以下で紹介している3交代制と2交代制が一般的となっています。

3交代制の場合

日勤(8:00~16:30)、準夜勤(16:00~0:30)、深夜勤(0:00~8:30)

夜勤専従看護師3交代制の図解

2交代制:日勤(9:00~18:30)、夜勤(18:00~9:30)

夜勤専従看護師2交代制の図解

法律上では常勤看護師の毎月の夜勤回数は制限されています(規定以上の夜勤をさせているところは、ブラック病院です)。

法定の常勤看護師の夜勤は毎月8日以下という定めがあり、それ以上の夜勤はできません。

しかし、夜でもナースコールが減らない病院があるのは事実ですし、患者さんの命や健康が最優先なのも言うまでもありません。

法律と看護師の健康を守るために、夜勤の時間だけ非常勤でスポット勤務する夜勤専従看護師の需要が高まりを見せています。

夜勤専従看護師の職場は以下の2つに限られていて、町のクリニックではなかなか求人自体がありません。

  • 入院病棟のある病院(特に大病院)
  • ICUや緊急外来などの24時間体制での運営が必要な施設

そして夜勤専従看護師は基本的な給料に深夜手当が加算されます。そのため、日勤看護師と比較して基本的に給与が高額になります。

一夜勤当たりの単価が高いと以下のようなメリットを期待できるでしょう。

  • 高年収
  • 休日を多く取れる(週休4日も可)

看護師をしている方の中には、上記の高年収を目的に夜勤専門で働いている方もいるほどです。

雇用形態は基本的に非正規雇用

夜勤専従看護師の労働契約ですが

・常勤看護師(正社員または契約社員)
・非常勤看護師(パートやアルバイト)

の2パターンがありますが、夜勤専従看護師の正規雇用は稀です。

夜勤専従看護師の多くは、アルバイトとして時給制で働いています。

深夜手当がつくため、アルバイトでも高給になりがちですが、あくまで非正規雇用者。

社会保障面(年金、保険)やボーナス、退職金などは期待できません。

しかしながら、非正規雇用でも「夜勤のプロフェッショナル」と誇りを持って働く看護師が多いのです。

夜勤専従看護師(夜勤専従ナース)のメリット

夜勤専従看護師のメリット

1.高時給である

夜勤専従看護師には深夜手当がつくため、常勤でも非常勤でも、1時間当たりの時給は高いことが多いです。時給2,000円を超える求人も珍しくないです。

常勤の場合は週3日~4日の勤務でも看護師の平均年収(470万円前後)を期待できますし、職場環境やその人の能力によってはそれ以上稼ぐこともできます。

非常勤の場合、高いところであれば夜勤1回につき3万円~4万円前後の収入を得られます。週3日勤務でも、3万円×3日×4週=36万円!

これなら十分生活できますよね。一般的なブラックな職場に勤務するよりも、精神や肉体にも負担をかけずに稼げます。

2.勤務時間が少ない

夜勤千十看護師は、1回の勤務時間が8時間以下のこともあります。

週2日、月10日程度の勤務で日勤看護師の平均年収分程度稼げるので、少々休みを増やしても十分に生活していけるでしょう。

なお、上で「常勤看護師」の夜勤は月に8日まで、と書きましたが、非常勤看護師にこの法律は適用されません。稼ぎたいときには、月に15日程度夜勤に入ることも可能です。そうすれば月収45万円!ですね。

3.副業でも働くことができる

非常勤であれば、他の職があっても副業として夜勤専従看護師になれます。平日他の仕事をして、土曜日の夜だけお小遣い稼ぎに夜勤をすることも可能です。

特に休日は皆さん休みたいですから、人手不足を解消してくれる夜勤専従看護師は歓迎されるでしょう。

時給が高いので短時間・短期間勤務でも大きな収入になります。副業、ダブルワークに最適ですね。

夜勤専従看護師(夜勤専従ナース)のデメリット

夜勤専従看護師のデメリット

1.体力、体調面できつい

昼夜逆転で働くわけですから、健康面での影響が全くないとは言えません。日中働かないので休息は取れるでしょうが、体内時計に逆らって働くと、身体に影響が出てくる恐れがあります。

特に女性の身体はホルモンバランスが乱れやすくできているので、夜勤が続くときつく感じるのかもしれません。

そもそも「夜勤」は心身へのリスクが高いことはあらかじめ知っておいてくださいね。

2.求められる経験、スキルが高い

日中のように多くの医師や看護師、医療従事者がいない、最小限の人しかいない夜勤ですので、オールマイティーな働き方が求められます。

夜勤にプロ=看護師として非常に有能でなければあらゆる突発的な場面に対応できないでしょう。看護師としてのスキルや経験が求められますので、看護師資格を取ったばかりの人はそもそも採用されないでしょう。

夜の病棟を任せられる人ということは看護師の中でも相当なプロフェッショナルです。非常勤ならなおのこと、それ以外の勤務を求められないわけですから(ちょっと昼まで残っていて、とは言えない)、完全にお任せして大丈夫な人でないと厳しいです。

看護師としての「総合力」が必要になります。

3.常勤看護師の求人がとても少ない

夜勤専従看護師は元々、常勤看護師の負担を減らすため、夜間の穴埋めのための求人ですので、多くの病院では非常勤を前提にしています。

非常勤の求人は多いですが、常勤での求人は非常に少ないということは当然あります。まぁ、自由な生活を求めている人が多いので、常勤で雑務や日勤をお願いされるというのは本望ではないですよね。

デメリットをきついと感じた人は昼勤看護師を目指すべきかも

夜勤専従看護師(夜勤専従ナース)は稼ぎやすく休みも多いというメリットがありますが、体力面や技術面などから人によってはそれでも厳しいと思います。

一方で昼勤看護師や正規雇用は安定している分将来の心配をする必要がなく、体力的にも夜勤と比べるのも楽です。

そのためデメリットを読んで夜勤専従看護師をするのが難しいと感じた方は、昼勤看護師や正規雇用を目指した方が良いでしょう。

以下で紹介する看護師専用の転職サイト『レバウェル看護(旧看護のお仕事)』は、昼勤も正規雇用も多数の求人があります(夜勤専従看護師の求人もあります)ので、無料登録しておいて損はないです。

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  • 働く前にどんな職場か知ることができる
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  • 年収600万↑などの高収入案件多数

また、以下の記事では昼勤の看護師を目指す際におすすめの就職・転職サイトを紹介していますので、ぜひ合わせてご覧になって下さい。

夜勤専従看護師(夜勤専従ナース)の需要の決まり方

夜勤専従看護師のメリット、デメリットをもう一度簡潔にまとめると以下になります。

・看護師側
少ない労働時間で効果的に稼ぎたい

・病院側
常勤看護師の負担を減らし、健康管理も徹底させたい。保険や年金などの固定費も抑えたい

このように、夜勤専従看護師は双方のニーズを満たしているものだといえます。

まさに「WIN-WIN」の関係でもあるのですが、病院は夜勤専従看護師に医療業務だけをしっかりやってもらいたいと考えがちです。

病棟のマネジメントや将来的に病院の幹部へ・・ということはさらさら求めていません。とにかく時給分だけがんばって、ということです。

昇進などは望めませんが、逆にそれ以上のものは求められないともいえるでしょう。

夜勤専従看護師の募集へ応募する際の注意点

夜勤専従看護師の仕事概要は以上になりますが、デメリット以外にもこの仕事をする場合に注意していただきたいことがあります。

1.勤務日数を確実に確認する

特に非常勤の場合、実際に毎月どのくらい(何日)働くことになるのかを事前に確認してください。

勤務日が多いと、効率的に稼ぐはずだったのに何のために夜勤専従看護師として働くのかわからなくなってしまいそうです。例え稼げても、ハードワークで体調を崩したら意味がありません。

一方で、勤務日数があまりにも少ないと、収入が減って生活できなくなることも。

非常勤は常勤の勤務を調節する「バッファ」です。常勤看護師が「今月はどんどん夜勤します」と言った場合、真っ先にシフトを削られるのは非常勤看護師なのです。

勤務日が多すぎても、少なすぎても問題なので、入る前に必ず確認しましょう。

2.時給と夜勤手当の内訳を確認

夜勤先週看護師は割りがよく高収入と言ってもその内訳が問題です。

つまり、同じ1回の夜勤で4万円稼げる場合でも、以下にある通り残業の有無で収入が異なります。

  • 時給3000円×7時間+夜勤手当19000円
  • 時給2400円×7時間+夜勤手当23200円

このケースでは時給単価が高い①のほうが稼げます。固定費の夜勤手当と変動費の時給では、変動費の時給のほうが大切です。残業はあっても時短で帰れる日はまずありません。

雇用契約ではなく「業務請負」として、1日○万円提示する求人は、残業代がつかない「ブラック」である可能性大です。気を付けましょう。

3.常勤や日勤で働いてほしいと言われるかも

病院側があなたのスキルを高く評価して、「夜勤専従ではなくて常勤や日勤で働いていただけませんか?」と誘ってくる可能性があります。

この場合、好条件を提示される可能性が高いですが、夜勤専従看護師の「休日が多くて楽に稼げる」メリットが失われるのかもしれません。

日勤があれば普通の看護師と変わりがないでしょう。日勤が嫌で夜勤専従を選択した看護師は、誘いを受け入れるかどうかよく検討してください。

夜勤専従看護師を目指すなら専門の転職サイトやエージェントを活用!

夜勤専従看護師の求人はどうやって探すのでしょうか?

看護師としての高いスキルが求められるため、通常の転職サイトやハローワーク、新聞広告などには掲載されていない可能性もあります。

そんなときには、看護師求人を専門に扱う転職サイトや転職エージェントの利用がおすすめです。

看護師専門の転職サイトを利用すれば、時給や勤務時間、勤務日数などの希望条件を指定して検索できるので大変便利です。

自分個人のライフスタイルや余暇を重視したい人は、細かく条件を指定できる転職サイトを利用してみるといいですね。

絶対に夜勤専従看護師として働きたい!と考えている人は、プロの転職コンサルタントが相談にのってくれる、看護師専門の転職エージェントを活用してみましょう。

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夜勤専従看護師を目指す方は、看護師の転職・就職サイトを紹介している以下の記事も目を通しておきましょう。

夜勤専従看護師のメリット・デメリット・収入まとめ

・常勤看護師の健康維持や労働管理(夜勤の制限)のため、夜勤だけをスポットで埋める需要が発生する
・夜勤専従看護師の時給単価は高いので、高収入、高年収が期待できる
・週休4日などプライベートを重視する人にはおススメ
・週休2日などで働ければ超高年収も夢ではない
・非常勤がほとんどなのですぐに切られるなど仕事が安定しない可能性がある
・夜勤を任せるため誰でもできるわけではなく、看護師としての高いスキルと経験が必要になる(新人はできない)
・どのくらい働くことになるのか、時給と夜勤手当はいくらかなど条件面をよく確認する必要がある
・夜勤専従看護師の求人は一般の求人にはあまり出ないので、看護師専門の転職サイトや転職エージェントを活用することが求められる
・ともかく情報収集としても転職サイトに登録してみるといいかも

夜勤専従看護師は収入面を筆頭とした豊富なメリットがありますが、デメリットが存在するのも事実ですので、就職する方は事前にその辺りをしっかり把握しておきましょう。

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