看護師の初任給の平均はいくら?職場別初任給や年齢別の手取り、年収も紹介

看護師_初任給_平均_手取り

看護師はお給料が高いというイメージがありますが、実際に初任給をもらうと想像していた金額より少ないと感じる方が多いようです。

そこで当記事では看護師の2020年度の初任給の平均や手取り、年収について紹介しつつ今よりも高収入を目指す方法を解説していきます。

看護師の初任給の平均はいくら?

看護師の初任給の平均基本給は20万円

2019年の病院看護実態調査では、高校+3年課程の看護学校を卒業した新卒看護師の平均基本給は20万1263円、大学卒業の新卒看護師の平均基本給は20万7856円となっています。

大卒の新社会人の平均初任給が約20万円ですから、看護師の初任給が極端に低いわけではないものの、業務内容や国家資格を取得していることを考えると高いとは言えないかもしれません。

ですが、専門卒と大卒の過去の平均基本給を見ると、看護師のお給料は不況が長引く中でも上がり続けていることが分かります。

年度 専門学校卒の基本給 大卒看護師の基本給
2016年 198,777円 205,859円
2017年 198,668円 205,686円
2018年 200,114円 207,013円
2019年 199,894円 206,608円
2020年 201,263円 207,856円

 

社会経済の影響のせいか2019年度には若干下がっていますが、それでも2016年度を下回ってはおらず、年々上昇していることが分かります。

初任給としては高いとは言えませんが、給与水準は確実に上がっていることを考慮すれば、看護師の年収に関しても今後の上昇が期待できると言えるでしょう。

また、看護師には基本給に加え様々な手当が加算されます。新卒看護師や中途採用の場合は手当が少ないかもしれませんが、それでも業務内容によってしっかり加算されるので、手当を含めた初任給もチェックしておきましょう。

手当を含んだ初任給の相場は26万円

一般の職業でも通勤手当や家族手当、時間外勤務手当などいろいろな手当がありますが、看護師の場合は夜勤手当や当直手当などがつきます。

夜勤や当直の手当は非常にウエイトが大きいので、これらの勤務をしっかりこなせるようになれれば、手取りも大きく変わってきます。

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手当を含めた専門卒看護師の初任給の相場は約26万円、大卒看護師の初任給の相場は約27万円となっています。手当を含む初任給の具体的な推移を見てみましょう。

年度 専門学校卒の基本給 大卒看護師の基本給
2016年 262,013円 269,788円
2017年 263,131円 271,694円
2018年 266,041円 273,854円
2019年 263,551円 271,381円
2020年 264,307円 272,018円

医療報酬の改定や働き方改革などで2019年度には下がってしまっていますが、それでも基本給と同じく手当を含めた給与総額は上昇しています。

初任給としては満足いかない金額かもしれませんが、看護師不足はいまだに解消されておらず、また病院以外で働く看護師が増えている状況を考えると、今後も手当などで待遇面を充実させていくことが期待できます。

参考元:日本看護協会

大卒と専門卒看護師の初任給の違い

看護師に学歴は関係ない、と思っている方も多いかもしれませんが、基本給を見ての通り大学卒業の看護師と専門学校卒業の看護師では初任給に違いがあるのが実情です。

初任給の差は医療機関によって変わりますが、平均1万円から2万円ほど大卒の看護師の方が高い初任給をもらっています。単純計算をしても1万円の差であれば1年で12万円、2万円差であれば24万円もの違いが出てきます。

ただ、この違いはずっと続くわけではありません。初任給や新卒の年収には差が出ますが、看護師はスキルや経験が重視される職業ですから、一般企業のように学歴だけで出世や昇給が変わることはないです。

転職の際も大卒だから優遇されるということはありません。重要となるのは看護経験や技術力なので、初任給で差がついたとしても転職や専門的なスキルを身につけるなど自分の努力次第で給与や年収は簡単に挽回できます。

看護師の年代別の平均手取り

新卒看護師の手取りは23万円が相場

新卒看護師の手取りの平均は約23万円となっています。

しかし、看護師になってから数ヶ月のお給料の手取りは、基本給の約8割になるので16万円が相場です。16万円といえば高校生や大学生が居酒屋さんやカラオケボックスなどで働いて得られるお給料とほぼ同じですから、「これしかもらえないの」と驚いてしまうかもしれません。

その理由は、前述した業務に付く手当にあります。新卒看護師は、しばらくの間夜勤や当直などをしないので、何の手当も付きません。

つまり、夜勤などの業務を担当するまでは基本給のみの支給で、さらにそこから社会保険料や所得税などが差し引かれることで、基本給が20万円の場合はその約8割となる16万円ほどの手取りになってしまうのです。

もちろんこれは最初の数ヶ月の手取りであって、新人看護師の間はずっとこの手取りというわけではないので安心してください。

20代看護師の平均手取り

研修期間を終えれば、新卒看護師であっても一般の看護師と同じように業務をこなすようになります。

そのため、同じ20代であっても新卒看護師と一般の看護師の手取りは異なります。20代前半の看護師の手取りは約23万円、20代後半になると2万円アップの約25万円となっています。

同じ20代でも前半と後半で手取りに2万円の差が出るというのは、看護師ならではかもしれません。年収を見てみると20代前半は約390万円ですが、20代後半では約460万円と70万円もアップします。

一般職業の20代の昇給ではここまで大幅に手取りや年収がアップすることはないので、この昇給率の高さが看護師は高給というイメージになっている一つの理由と言えるでしょう。

30代看護師の平均手取り

経験を積んで、やっと一人前の仕事が出来るようになるのが30代ですが、30代前半の手取りは約25万円と20代後半とほとんど差はありません。

30代後半でも平均手取りも約26万円となっており、20代の前半と後半の手取りのような大幅な昇給率アップはないのが実情です。

また、年収も30代前半で約470万円、30代後半で約480万円となっています。このように昇給率が20代と比べて低くなるのは、看護師の業務内容が関係しています。

たとえば一般の病棟勤務の場合、30代看護師の業務内容は年齢に関わらず毎日同じで、新しい業務に就いたり特殊なスキルが必要になったりすることはありません。

20代であれば新しい仕事を覚えて成長していくのでその分昇給率も高くなりますが、30代看護師で普通の業務をこなしているだけでは昇給率が横ばいになってしまい、手取りにも大きな変化はないと考えられます。

ここから年収を大幅に増やすには、新たなスキルなどを身につける必要があるでしょう。

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40代看護師の平均手取り

同じ職場に長年勤めている場合、40代の看護師となればベテランの域に入ってきます。中には看護師長や副看護師長など役職に就く人もいるので、役職によって手取りは変わってきますが、平均手取りは前半も後半も約28万円となります。

年収も30代と大幅に変わることはなく、40代前半は約490万円、後半は約510万円です。

ただし手取りが大幅に増えることはないものの、年収510万円というのは男性サラリーマンの平均年収と同じですから、日本における女性の年収としては高い方だと言えるでしょう。

50代看護師の平均手取り

50代前半の手取り平均は約29万円と高くなるものの、定年が近くなる後半は約25万円となっています。

年収では50代前半は約540万円となりますが、後半は約530万円となっていることからも分かるように、緩やかですが定年に向けて手取りも年収も下がります。

ちなみに50代看護師の平均手取りが低くなる要因として、40代で病院以外の職場に転職する人が増えているのも関係しています。

看護師の仕事は不規則だったり、肉体的にハードだったりするため、病院で役職やスペシャリストの資格を目指したりする人以外は、規則正しい生活が出来る献血センターや一般企業、老人ホームなどの職場へ転職する人が増えると言われています。

60代以上の看護師の平均手取り

60代以上の看護師の平均手取りは60代前半で約30万円、60代後半で約29万円となっています。

50代看護師と比べて手取り額が多くなっているのは、この60代で看護師として働いている人の多くが看護部長や副看護部長などの役職付きになっているからです。

もちろん、一般の看護師として働いている人もいますが、嘱託や非常勤などは時給も高めですし、役職付きであれば役職手当で月収も高くなるので、手取りが上がっていると考えられます。

ただし、60代は定年を迎えている人も多く、正規職員ではなく嘱託や非常勤で働いている人は賞与が出ないので、手取りは高い傾向にあるとしても年収は60代前半で約440万円、60代後半は約400万円と、50代看護師より大幅に下がります。

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職場別:看護師の初任給

国立・公立の医療機関

国立病院や公立病院などの医療機関の初任給は、専門学校卒業の看護師で手当込み約26万円から約30万円、大学卒業の看護師は手当込み約27万円から約31万円です。

初任給でこれだけの差が出るのは、病床数に関係があります。一般的に病床数が多い規模の大きい病院ほど初任給が高く、病床数が少ない病院は低い傾向にあります。

そのため同じ条件の就職であっても初任給は専門卒で約4万円、大卒で約5万円もの差が出ると考えられます。

私立の医療機関

私立の医療機関の初任給は、専門学校卒業の看護師で手当込み約25万円から約29万円、大学卒業の看護師も手当込み約25万円から約29万円です。

初任給に関しては国立や公立の医療機関よりも若干低くなりますが、私立の医療機関は賞与が高いことが多いので、年収で見ると私立の医療機関の方が高い傾向にあります。

初任給の開きに関しては、国立や公立の医療機関と同じく病床数が関係しています。

医療機関によって異なりますが、たとえば病床数が99床以下と500床以上の病院では平均約12,000円もの差があるので、専門卒でも大卒でも職場によって初任給に4万円もの開きがあると考えられます。

個人経営の医療機関

個人経営の初任給は専門学校卒業の看護師で手当込みで約23万円から28万円、大学卒業の看護師は手当込み約24万円から29万円です。

他の医療機関と比べて若干少ないのは、個人経営の医療機関には病床があるところとないところがあるからです。

病床がある医療機関であれば夜勤や宿直などの手当が付きますが、皮膚科や眼科など専門的なクリニックの場合はこれらの手当が付きません。

また、残業もほとんどないため、働きやすいもののクリニックの初任給が個人経営の医療機関全体の初任給を引き下げていると言えるでしょう。

さらに個人経営の医療機関は、国立や私立の医療機関と比べるとかなり個々の給料の差が大きいです。

初任給の平均を見ると個人経営の医療機関と国立や私立の医療機関の差がほとんどないことから分かるように、医療機関によっては高額な初任給を設定しているところもあるので、職場の選び方次第では新卒でも他の医療機関より高い初任給が狙えます。

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将来的に高収入の看護師を目指す方法

専門資格を取得する

看護師も国家資格ですが、さらにスペシャリストとして専門資格を取得することで、資格手当がつきます。

資格手当が期待できるのは、認定看護師や専門看護師、認定看護師管理者などの資格です。

資格手当は職場によって違いますが、1万円から2万円ほど付くところが多いので、年収で換算すると12万円から24万円ほど変わってきます。
ただし、これらの資格はすぐに取得できるわけではありません。

たとえば認定看護師の場合は半年ほど、専門看護師となると2年ほどの取得期間が必要となります。もちろん、その間には一般看護師としての業務を続けてスキルや技術力を養わなくてはいけないので、資格取得で収入アップを目指すには根気と努力が必要です。

管理職を目指す

高収入を目指すスタンダードな方法と言えば、やはり管理職に就くことです。看護師の管理職は、看護主任や看護師長、副看護師長、看護部長、副看護部長などがあります。

そして看護主任の宿直手当は約8,000円、看護師長の管理職手当は約45,000円、副看護師長の管理職手当は約26,000円、看護部長の管理職手当は約80,000円、副看護部長の管理職手当は約60,000円となっていますので、看護部長になれれば年間で約90万円近く収入をアップさせることができます。

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ただし、病院の規模によりますが看護部長は一人しかなれない狭き門です。他の管理職に関しても目指せばなれるというものではありませんから、いくら長年勤めていても、一生懸命働いても管理職になれない可能性もあります。

もちろん目指さなくては管理職に就けませんが、どちらかというと看護師のスキルや技術力を磨き上げることでついてくる副産物のようなものです。

また、マネジメント能力やコミュニケーション能力なども必要となるので、管理職で収入アップを狙う場合はこれらの点も踏まえて目指しましょう。

キャリアチェンジをする

看護師としてではなく、看護師の資格を活かしてキャリアチェンジをするというのも高収入を目指す方法の一つです。

看護師からキャリアチェンジ出来る仕事は産業看護師やケアマネージャー、訪問看護ステーション、看護専任教員などが挙げられます。

年収に関しては職場によって異なるため一概に高いとは言い切れませんが、たとえば企業内医務室勤務の産業看護師の平均年収は約530万円、ケアマネージャーの平均年収は約450万円、訪問看護ステーションの平均年収は約430万円、看護専任教員の平均年収は約450万円となっています。

これらの年収は平均ですから、地域や職場、雇用形態によってはさらに高収入が見込めます。

中でもケアマネージャーは資格の取得が必要ですし、看護専任教員も講習を受けて修了しなくてはいけませんが、仕事は看護師と比べて体への負担が少なく、命に関わるプレッシャーもないので、長く働き続けられるというメリットもあります。

給与水準の高い職場に転職する

高収入の看護師を目指す、もっとも簡単な方法は給与水準の高い職場に転職することです。

看護師の資格を活かせる給与水準の高い職場と言えば、真っ先に思い浮かぶのは美容クリニックかでしょう。

求人を見ると基本給は一般の総合病院より高いですし、科目によってはインセンティブも付くので、看護師の経験年数が浅い人でも高収入を得ることが可能です。

ただし、美容クリニックで働いた場合、業務内容は病院勤務とはまったく違うため、いざ病院勤務に戻りたいとなったときに看護師としてのスキルや技術力が低くなっている可能性があります。

美容クリニックで働くことを検討する場合は、メリットだけでなくそのデメリットもしっかり理解しておきましょう。

病床数の多い病院や大学病院に転職

給与水準が高い職場は医療機関にもあります。具体的には病床数が多い病院や国公立病院、大学病院などです。

こういった規模の大きい病院はその分仕事がハードですし、覚えなくてはいけない業務も多岐に渡りますが、その代わり基本給も高めに設定されていますし、看護師として有用なスキルを学ぶことも可能です。

働きながらスキルアップができるので、転職をする際にも当然有利な条件で就職できます。

ただし、スキルアップをしながら手取りもアップ出来る職場なだけに就職の競争率も高くなるため、いざ転職しようと思っても書類審査で落ちてしまうことも多く、そもそも求人が見つからないことも少なくありません。

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看護師の初任給まとめ

看護師の初任給は、職場や地域によって差がありますし、平均で見ると高いとは言えません。
しかし、夜勤や当直など看護師ならではの手当が付くので、これらの手当が高額な職場を選ぶことで、平均初任給よりも高額な給与が狙える可能性があります。

手取りに関しても年齢別でみれば上昇率は高くないものの、資格を取得したり役職を目指したり、転職をすることによって高収入を目指すことができます。

初任給をみてがっかりした方はある程度の経験やスキルを身に着けたら、転職サイトを活用するなどしてより良い職場に転職することをオススメします。

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