仕事辞めたいのに辞められない!その理由と辞める方法まとめ:元弁護士監修


会社を辞めたいのに辞める勇気がない。上司に辞めさせてもらえない。というお悩みを抱えている方がとてもたくさんいます。

この記事では、元弁護士ライターの福谷陽子さんに監修いただき、仕事・会社を辞めたい方々にぜひ知っていただきたい情報をお届けします。

元弁護士ライターの福谷陽子と申します。

仕事・会社を辞めるのはあなたの自由だということを知ってください。

みんなが仕事・会社を辞めたい理由は?


厚生労働省の調査によると、多くの人が今の職場に不満を感じるのは主に次の理由からです。

  1. 労働条件が悪い
  2. 給料が安い
  3. 職場の人間関係
  4. 会社の将来性が不安
  5. 仕事がつまらない
  6. 会社の風土になじめない
  7. 評価されない
  8. とにかく嫌になった

「労働条件」「給料」の他に、やはり重要なのは人間関係のようですね。

ストレスを感じながら仕事を続けていくと、身体も心も蝕まれていく危険性があります。すぐにでも辞めればいいのに、なぜ人はすぐにその場所を動けないのでしょう?

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仕事・会社を辞めたいのに辞められない理由


辞めたい理由だけでなく、「辞めたいのに辞められない理由」も人間関係がらみが多いようです。

実際にどんな理由があるか見ていきましょう。

上司が怖くて強引に引き止められそう

「話をそもそも聞いてくれない」
「話を聞いても罵倒されそう」

など、辞めたい思いを伝えることにかなりのハードルがあります。そして誰にも相談できず、結局自分が我慢してしまうことに…。

しかし、嫌な思いを抱えてずっと働くくらいなら、勇気を出して辞めてしまったほうが後々自分のためになります。

「上司が怖いから言えない」というのは、目の前の現実から逃げているに過ぎません。

優しい上司や同僚を裏切れない

「お世話になった上司を裏切れない」
「自分が辞めたら職場の同僚たちに迷惑がかかる」

上司や先輩から今まで目をかけてもらったり、指導してもらって感謝しているからこそ、このように逆に情が生まれてしまって辞められないというケースもあります。

自分が抜けた穴を埋めるために、同僚たちが今よりもっと激務になるかも知れない。そう考えると、どうしても一歩踏み出すのをためらってしまいます。

でも、考えてみてください。上司も同僚も何かが理由で急にやめてしまう可能性だってあるわけで、会社を辞めるのはお互い様なのです。

そして、会社は誰かが抜けてもちゃんと回るようにできています。自分で責任を抱えず、一度肩の荷をおろしてみてはいかがでしょうか?

辞めることを親に言えない

「親に心配かけられない」
「親から反対されるかもしれない」
「親にせっかく大学に行かせてもらったからこの道で頑張らないと」

辞められない理由の中には、「親に言えない」という理由もあります。

自立した大人になってでも親の目を気にするの?と思われる方もいるかもしれませんが、幾つになっても子離れできず、親が子供の仕事に口出ししてくる家庭も結構多いのです…。

ですが、果たしてそれが理由でそのままずっと会社を続けることが正解なのでしょうか?

答えはNOですよね。あなたの人生はあなたのもの。

数ヶ月・数年後、あなたがまた新しい会社でいきいきと働いている方が、親にとっても嬉しいはずです。

仕事を辞めたいのは自分の甘えだと思ってしまう

yahoo知恵袋などで検索してみると、「会社を辞めたいのですがこれはわたしの甘えでしょうか?」などという質問が大量に見つかります。
こういう悩みをもつ方は、意識が高い人・もしくは人の目を気にし過ぎる人の2パターン。

「自分はもっと頑張れるはず」
「自分は甘えた人間になりたくない」

と考えている人は、自分が頑張るべき会社が本当にそこで正解なのかを一度考えてみましょう。

「入社数ヶ月で辞めるなんて恥ずかしい」
「そんな理由で辞めたいなんて甘えてるって思われる」

このように考えている人は、他人基準ではなく自分基準で物事を判断できているか、もう一度よく考えてみましょう。

他人がどう思おうと、あなたの人生はあなたが決めていいのです。

仕事・会社を辞めたいなら辞めていい


日本では民法627条1項によって労働者が会社を辞める権利が保障されています。辞めたければ自由意志で辞めることができるのです。

【民法627条1項】

当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。

民法第627条. (2018年7月2日11:19). Wikibooks, フリー教科書. 2019年4月8日00:44にて閲覧.

契約期間のある社員の場合には中途退職できませんが、それでもやむを得ない事由があれば期間途中で契約の解除ができます。

そういった法律を知らずに会社に振り回され、辞められず、最悪のケースではうつ病などの精神疾患を陥る場合もあります。

もう一度言います。あなたは、会社を辞めることができるのです。辞めることはあなたの権利なのです。

一刻も早く会社を辞めたい。でも引き止められそうで怖い。そんな方は、退職代行というサービスを使用することも念頭においてみてはいかがでしょうか?

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一刻も早く仕事・会社を辞める決断をすべき場合


では、一刻も早く仕事を辞めるべき場合はどのようなものでしょうか?深刻度順に見ていきましょう。

1.今の仕事に向いていないから仕事を辞めたい

この理由で辞めたい場合は、まだ深刻度は浅い状態です。労働条件も人間関係も問題ないのなら、その会社で働きながらじっくりと自分の今後を考えれば良いでしょう。

会社の社風が自分に合っていないのか、その仕事が向いていないのか、また本当に自分に合った仕事は何なのか、仕事を続けながらじっくりと見極めましょう。

そして、いつ辞めてもいいようにその間に転職サイトなどで転職市場の動向を常にチェックしておくことをおすすめします。

まずチェックしておくべき転職サイトはリクナビネクスト

幅広い業界の求人を扱っているので、自分に合った仕事は何かじっくり検討することができます。

自分に合った仕事を見極めよう↓

2.パワハラ・モラハラからくる精神的ストレスで会社を辞めたい

パワハラもモラハラも、上司や同僚から日々浴びせられる身体的・精神的な暴力や嫌がらせ。職場で優位な立場の者が弱者に苦痛を与える行為です。

言葉の暴力だけでなく、孤立させたり自尊心を傷つけたり、外部からはあまり見えにくい状況下でジワジワ追い詰めていくのが特徴。

このようなことが毎日繰り返し行われているような職場からは一刻も早く逃げ出したほうが良いでしょう。

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3.長時間労働や休日出勤の過労で仕事を辞めたい

「長時間労働や休日出勤などを強いられる」「有給休暇が取得できない」というのはブラック企業によくありがちな事例ですね。

残業時間が100時間を超えても、時間外手当ももらえずサービス残業を強いられるところも。

みなし労働時間制を採用している企業も要注意です。

このような会社で身体をボロボロにしながら働き続けるくらいなら、すぐに辞めるべきです。

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4.うつの危険も!過労とストレスで心身を壊す前に仕事辞めたい

人間関係によるストレスや長時間労働による過労は、心身共に蝕んでゆきます。

  • やる気が出ない
  • 自分は価値のない人間のように思う
  • 食欲が無い
  • 会社に行こうとすると吐き気がする
  • 集中力が低下した
  • 疲れているのに眠れない

これらのサインを放っておくと、うつを始め深刻な病気を引き起こしかねません。
⇒会社・仕事に行きたくない朝は休むべき!吐き気や涙は病気のサイン

寝不足や慢性的な疲労が続いても、やはり心身ともに壊れてしまい、転職すら難しくなります。

「このままではうつになってしまうかも…」

そう考えているなら一刻も早くその場所から逃げましょう。

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会社を辞める方法は?手順を図解でわかりやすく

会社を辞めたいときにまずするべきこと。それは勇気を出して会社に退職願・退職届を出すことです。
※「退職願」は却下される可能性がありますが、円満退職を望むならまずは退職願から出してみましょう。

退職:自分の退職を願い出る書類のこと。退職:会社に許可をもらう必要なく、自分の退職を通知する届け出。

退職届についてもっと詳しく
⇒退職届・退職願の作り方!テンプレートと例※書き方から郵送まで


そして有給などを消費しながら2週間在籍したら、そのまま退職することができます。

有給を確実に消化したいならコチラの記事も
⇒退職する前に有給消化できない?有給休暇を確実に取得するための手順

未払いの給料は精算してもらえますし、会社に退職金規程があったら規程に従った退職金も支給されます。退職後10日程度で離職票が届きますが、これは失業保険の手続きにも必要なので、大切に保管しましょう。

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辞めたいけど辞めにくい時の対処法


会社・仕事を辞める方法をご説明しましたが、

「いやいや…それが簡単にできたらこんなに悩んでないよ…」

という声がたくさん聞こえてきそうな気がします。そうですよね、何かしらの理由があって、それが簡単にできないシチュエーションを抱えている方がこの記事を見ているのではないでしょうか?

次に、シチュエーション別で対策できることを書かせていただきます。

パワハラ・セクハラを受けている場合

パワハラやセクハラを受けている場合には、まずは会社に相談をして、やめさせるための対応をしてもらいましょう。

対応してもらえない場合には、その証拠を残します。具体的にはメールや書面、録音データなど、会社とやり取りをしていた証拠を保存しましょう。

セクハラやパワハラを受けている場面そのものの録音データも残しておきます。このように証拠を残しておくと、後から加害者や会社の責任追及をしやすくなります。

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会社に借金をしている場合

借金していると、会社から「借金を返すまで退職を認めない」と言われることがあります。

しかし借金を理由に、退職させずに無理矢理従業員を拘束するのは違法です。借金があるなら退職後に返済すればよいのであって、退職を認めない理由にはなりません。

会社の言い分を聞いて退職を諦める必要はありません。会社の態度が強硬で脅迫してくるようなケースでは、弁護士や労基署に相談してみましょう。

とにかく仕事を辞めたい。会社に行かずに退職する方法

会社に行きたくない場合、退職届を郵送することにより、退職の意思を明らかにすることもできます。

普通郵便でもかまいませんが、相手に配達されたことを知るために特定記録郵便にするか、場合によっては証拠を残すため内容証明郵便を利用するのがよいでしょう。

メールでも退職届を出せますし有効ですが、不着になったり「届いていない」と言われたりする可能性があるので、できる限り確実な方法を取りましょう。

またメールの場合、会社から「書面で出し直してほしい」と言われる可能性もあります。

当サイト・ジョブシフトがおすすめするのは、退職代行というサービス。

あなたの代わりになって、退職手続きをすべて行ってくれるサービスです。
会社に行くことなく、上司にも会わずに退職することができるので、精神的な負担は軽く済みます。

退職代行サービスいろいろ↓

 

様々なシチュエーション別・会社辞めたい時の対処法

試用期間中だけど辞めたい
⇒試用期間中の退職方法!辞める前に知っておくべきメリットとデメリット

新卒だけど辞めたい
⇒新入社員だけどもう辞めたい!1年目の新卒で退職・転職を決断するメリット

引き止められて仕事を辞められないけどどうしても辞めたい
⇒退職を慰留された場合の断り方!しつこい引き止め行為をかわす方法

会社を辞めた後の手続き・書類関係

失業保険の受け取り方

【退職後の生活費はどうなる???】

失業保険を受けとりたいときには、離職票、マイナンバーを確認できる書類、身分証明書、通帳等など必要書類を持って、ハローワークに行きましょう。

離職票は、退職後10日くらいで会社から送られてきます。ハローワークでは「求職申込書」を作成して上記と一緒に提出します。
その後の雇用保険受給説明会で「雇用保険受給資格者証」と、「失業認定申告書」を受けとります。
自己都合退職の場合には、さらに3か月間が経過してようやく失業保険の受給を開始できます。(会社都合退職の場合には退職後7日間で受給開始可能です)

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保険証の手続き方法

【退職後に保険証は使えなくなるの?】

退職すると、会社の社会保険は利用できなくなります。そこで保険証を会社に返さねばなりません。また会社から「資格喪失証明書」という書類をもらって市町村役場に行き、国民健康保険への加入申請を行う必要があります。

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会社を辞める前に!リスクも考えてみる

会社を辞めたいと思っても、行動を起こす前にまず一旦立ち止まって冷静に考える時間も必要です。一時の感情に身を任せて勢いで仕事を辞めてしまうと、後で取り返しの付かないことになるかも知れません。

下記は「会社を辞めることによって起こる可能性のあるリスク」の一例です。

  • なかなか転職先が見つからないかも知れない
  • 転職できても収入が減るかも知れない
  • 今より社会的地位が下がるかも知れない
  • 次の職場でも何かトラブルがあるかも知れない
  • 保険・年金などの手続きが面倒
  • 人間関係をまた一から築き上げる必要がある

さまざまなリスクについても熟慮した上で、今置かれている環境と比較検討し、それでもやはりどうしても仕事を辞めたいと思ったら…

あなたの思ったとおりに行動すべきです。一度の人生、後悔しないよう思った通りに生きましょう。

「仕事・会社辞めたいけど辞めれない」のまとめ

様々な理由で退職ができずにいる方がたくさんいらっしゃいます。

ですが、会社を辞めたいなら自由に辞められます。もしあなたが会社を辞められないなら、あなた辞めさせてくれない会社が悪いのです。

仕事・会社辞めたい人へのまとめ

  • 誰でも自分の意志で仕事・会社を辞めることが法律で認められている
  • パワハラの多い会社とサービス残業が多い会社はブラック企業の可能性が高い
  • 会社を辞める前にやめた後のリスクも考えてみる
  • 仕事・会社を辞めたいなら心身共に壊れてしまう前に辞めたほうがいい
  • 退職届を出しさえすれば仕事は辞められる
  • どうしても辞められないなら退職代行に相談するのも一つの方法

「退職願・退職届を出す」

この行為だけであなたは会社を辞めることができます。
勇気を出して、一歩踏み出してください。

この記事の監修者 福谷陽子
元弁護士ライター元弁護士のライター。
京都大学在学中に司法試験に合格、10年間の弁護士実務経験を経て、ライター業に転身。現在は、多くの法律メディアや法律事務所などからの依頼を受けて精力的に法律関係記事を執筆、監修、編集等行っている。
労働問題にも関心が高く、残業代不払いや不当解雇、雇用保険関係、最近では「退職させてもらえない」問題なども積極的に取り扱っている。

 

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